認知症グループホームSUNで、音楽療法コンサートを開催。
カンテレユニット、<アンサンブル・ピーラッカ>のお二人。フィンランドの夏を聴く。
認知症グループホームSUNで、音楽療法コンサートを開催。
カンテレユニット、<アンサンブル・ピーラッカ>のお二人。フィンランドの夏を聴く。
都会に住むフィンランド人たちは、夏になると湖のほとりの別荘へでかける。別荘といっても大きな家ではなく、小さなかわいらしい小屋のような家。多くは何年もかけて自分で作る、そんな愛着のある「夏の家」。
湖で泳ぎ、サウナに入り、何をするわけでもなく過ぎる時間・・・。いいなぁ~。若い頃経験したときは、「することがなくて暇、ひま、ヒマすぎる。つまらない」だったが、今なら「この何もしないことが快感」に違いない。
そんなふうに過ごしている友人の食事。湖で獲れた魚を薄味でグリル、新じゃが、サラダ。ビール、あっさり白ワインで乾杯しているかな。
美味しそう。気分はフィンランドの夏!
カンテレをもって、急遽沖縄へ飛ぶことになった。
エヴァ・アルクラとフィンランドから来日する音楽家たちが、伊是名島(沖縄の離島)で「フィンランド音楽イベント」を開催することになっている。エヴァは今月中旬から来日中で、はじめての沖縄をとても楽しみにしていた。
http://music.ap.teacup.com/kantelejapan/70.html
ところがアクシデントが! 3歳の娘フリーダが歯を数本おる怪我を! 幸いフリーダは東京で治療し、経過は良好だが、暑い沖縄では炎症や感染症が心配され、またなにかあったときの対策ができない小さな島への旅は、ドクターストップがかかってしまった。
「ミホさん、行ける?」 との電話。沖縄通(?)の私にかわってほしいという。一日考えさせてと電話をきったが、その時には私の気持ちは沖縄へ行くことを決めていた。仕事の調整、飛行機の手配を確認して、1時間後に「行ける!」とお返事。
伊是名島は、那覇から港まで車で2時間半、そこから船で1時間の旅。船は1日2便しかないので、乗り遅れたらたいへん。7月2日那覇でフィンランドから飛んでくる音楽家たちと合流、翌日伊是名島へ。コンサートとカンテレワークショップは4日。皆はその後数日滞在するが、私は7日に七夕コンサートがあるので、5日朝の船に乗り、最終便で帰京する。
現地では、中学生たちと5弦カンテレでワークショップ。5弦カンテレ4本と演奏する大きなカンテレを抱えての旅。伊是名島は沖縄本島とは違い、素朴な人口1500人の常夏の島。イベント準備と、突然いなくなるための仕事整理に追われているが、わくわくしている私。
こんな案内板に誘われて・・・
子どもの頃から大好きなSNOOPY。ピアノレッスンのおけいこバッグ、中高時代のサブバッグはどれもSNOOPY。キャラクターは全部愛らしく大好きだが、その中で特に好きなのは、ウッドストックとペパーミントパティ(サンダルはいてるそばかすチャン)。
ここは横浜。野球の応援もSNOOPY?
3年前にいただいた1本の枝を挿し木して根付かせ、その後マンションのお庭へ。今年はこんなに大きく咲いている。
紫陽花は土の成分で色が決まるといわれているが、ここの土はどうなっているのかしら。色とりどりが綺麗!
立派なノルウェーサーモンが手に入ったので、早速燻製にする。遠火&煙で燻す、伝統的なフィンランドの作り方を思い出しながらの作業。でも実際は、マンションのキッチンで、いつもの燻製と同じ作り方だけど・・・。
お味も食感も、フィンランドを想いおこすできあがりに満足。これはフィンランド族エヌコちゃんにもおすそわけしよ~。
フィンランドは 夏至祭 Juhannus。街から人々が田舎へ移動し、それぞれの場所でお祭りを楽しむ。湖のほとりでは かがり火 Kokkoが焚かれ、大きな炎と煙は空高くのぼっていく。
日本のお盆のような感じで、故郷や夏の別荘で親しい人と過ごすことが多い。寒くて長く暗い冬の分、ここで太陽と青空を充分に満喫しようと、白夜の日々を楽しんでいる。フィンランドの夏休みは長い。少なくても3週間、長い人は6週間も!
東京も梅雨の晴れ間、夏至の夜はカンテレをポロロ~ン。「夏の夕べ」「白夜の鐘の音」「美しい夏」・・・フィンランドの曲はたくさんある。明日は5弦カンテレクラス、「Hyvaa Juhannusuta」
カンテレ市ヶ谷クラブ のレッスン日。かれこれ10年以上になるクラスで、「急がず、じっくり」でカンテレ人生を送っているメンバーの方々。
2パートを基本調弦を違えての曲が課題。「薄明るい静けさ」の曲、Aパートは「♪ソラシドレ」のト長調、Bパートは「♪ミ♯ファソラシ」のホ短調。調弦が違うといっても並行調の関係だから、それほどの違和感はない。この曲のアンサンブルは、2パートの静と動が微妙に絡み合う繊細さ、また同時に展開するダイナミックな響きの面白さがある。
曲の細かなアナリーゼ(分析)やもっと中身を知りたいと、次月も継続することにした。曲のテーマの「薄明るい静けさ」は、日暮れを知らない白夜の夜明けを彷彿させる。夜通し遊ぶフィンランド人が眠りにつく時間は、ひとときの静かな時間。まさに旬の曲、夏のフィンランドに想いを馳せる。
フィンランドは夏至祭Juhannus、美しい季節。
ひと目みて、音楽友人たちが口々に「ほしい~」。もちろん私だって・・・!
古いグランドピアノのリサイクル品。「ワインクーラーにいいね」という意見に大賛成!
仕事場の管理栄養士さんは大の薔薇好き。盛りをすぎたお花は、薔薇風呂にしているという。「なんてリッチなの」と思っていたら、朝摘み薔薇をたくさん持ってきてくれた。
茎から丁寧にはずす。翌朝、私も早速、薔薇風呂。マリー・アントワネットの気分。朝のとても優雅なひととき。
妹に教えてもらったベーコンを作る。
豚ばら肉に自家製塩麹大さじ3をすり込み、冷蔵庫で2日ねかせる。
お肉の下は、桜チップ2つかみ、ざらめ1つかみ、ウーロン茶葉少々。その上に足つき蒸し皿を置き、お肉をのせる。燻製用にしたお鍋だが、後処理をラクにするためにアルミホイルをしっかりしく。(お肉は横長で大きすぎて入らなかったので、半分にカット)
しっかり蓋をして、弱火で20分。焦げたような燻したような匂いがキッチン中に立ち込める。外から帰ってきた家人が、「エレベータおりたら匂ってきたのはウチだったの?」と怪訝そう。
できあがり。
塩加減も調整できるし、薄くスライスすればベーコン、厚めだと蒸し豚。食べるときにフライパンで軽くグリルする。
簡単でした! スモークチーズやかまぼこ、お魚は作ったことがあるが、ベーコンは初めて。美味しくて嬉しさのあまり、半分はベーコン好きの友人にプレゼント。「また作って~」「は~い」。
フィンランドのカンテレ奏者エヴァ・アルクラが東京滞在中。雨予報がみごとにはずれ、東京は暑い一日。フィンランドを出る前は20℃以下、数日間滞在していた札幌も「フィンランドみたい」な涼しさ、そしていきなり梅雨の晴れ間の東京。私たちも「暑~い」の連発だった。
浅草へ。エヴァを最初に案内したのも浅草、ここから始まった。今回はセイヤママも一緒。初来日のセイヤは、東京の人の多さと賑やかさに目をまるくしていた。フリーダちゃん、カンテレ生徒さんのクッカちゃんの総勢5名、フィンランド語、英語、日本語がまじりあった観光スタート。
浅草寺→お鮨→街歩きとお買い物。お扇子、団扇、おわん、絵葉書を買う・・・どのお店も立ち寄りたくなる。
隅田川沿いをぶらぶらお散歩。スカイツリーを間近に見る。公園では、昔スタイルのバンドが懐かしの歌を演奏していた。思わず口ずさむ曲の数々、毎日のように高齢者と歌っている歌ばかり! レトロな音楽は軽快なノリで、セイヤもエヴァも「フィンランドの昔の音楽と似ている」、3歳のフリーダは踊りだす。周りでは高齢者たちが身体をゆすり、手をたたいて歌っている。いいなぁ、この風景と雰囲気。
その後銀座へ。ここからフィンランド族エヌコちゃんも合流。伊東屋で日本の絵葉書やカードを買い、甘味喫茶で和菓子初体験のセイヤ。冷たい抹茶ドリンクとあんこに「美味しい~」と感激していた。私はかき氷、いちご味。今日にぴったりのおやつ。
ひと休みしたら、またお買い物、鳩居堂へ。和紙、団扇・・・ほしいものばかりと悩む。そしてデパ地下へ。和菓子やお惣菜売り場は面白いし、生活もよくわかる。和菓子の美しさと繊細さにうっとりみとれる私たち。どら焼き大好きなエヴァには人気のどら焼きを買う。
「かんぱ~い、キッピス(KIPPIS)」 今日は楽しかったね! と夕食は、四ツ谷で中華料理。パクパクもぐもぐ、お喋りもはずむ。フィンランドの中華料理とは全然違うと、お料理上手のセイヤは食材や味を研究しながら食べていた。フィンランドにはないお野菜もたくさんあるので、説明しながら食はすすむ。東京の食は世界一!
本当に楽しい一日だった!
旬をいただいた。アメリカンチェリー、濃赤に大人っぽさを感じる。完熟で、とろ~り甘い。「もうひとつ、もうひとつ」と手がのびる美味しさ。
涼しげに、フィンランドのガラスの器に盛っていただきました。