カンテレクラスで集めている義援金 <プオルッカ・カンテレ募金>。生徒さんの思いは大きく、クラス日の関係でまだ数人のお申し出だが、それぞれがどのくらいたくさん出してくださったのだろうと驚くほどの金額が集まっている。感謝!
ボランティアや物資の支援は受け付けていないというが、現地の被災者の声は具体的に「食料が足りない。水が足りない。毛布が、下着が、洋服が、おむつが、薬が・・・」と物資救援を訴える声が多い。また倒壊した家屋や町の片づけに人手が、心のケアに話し相手が、避難所のお掃除や声かけに人が・・・とボランティア要請の声も聞こえてくる。
今、私たちに何ができるのか。「時間はある」という友人は、東京から車に積める限りのものを積んで被災地に行きたいという。「時間はないけど気持ちはたっぷり」という友人は私たちの募金に協力してくれた。音楽療法士の私は、音楽をもって心のケアに行きたい。コンサートではなく、町の片隅で、避難所の端っこで静かに音楽を奏でたい。一緒に歌いたいと思う。
海外では、日本人魂を絶賛していると聞く。このような状況は、海外では略奪や暴動、襲撃が起こっていて当然とか。でも我が日本は、助け合うという<和の精神>がある。自分のことより助けを必要としている人や困っている人を第一に考えるステキな心の持ち主の日本人。そして地震直後に買い占めと、反対に自粛ムードがあった関東や西日本では、過剰自粛に待ったの声が上がっている。
新聞記事から。「東日本大震災を受けて自粛ムードが広がる中、被災地の被害が拡大、長期化するにつれ、西日本の首長や識者、阪神大震災の被害者らからは『むしろ今こそ、西日本がこれまで以上に元気を出していくべきだ』という声が出始めた。過度の萎縮を排除し、西から東を、そして日本全体を元気づけることはできないか。そんな模索が始まった」
そんな日本だからきっと元気になる! 私はできることを探したい。ひとりひとりの思いの小さなことが、その積み重ねが、元気の素の日本。