お鍋が恋しい季節。今シーズン初のお鍋料理は、中華海鮮鍋。
牡蠣、あさり、蛤、白身魚、大きな海老、蟹、お野菜たくさん・・・、そして出汁が美味しい。瓶だし紹興酒をあわせて、今夜はほっこりあたたかい。
まだ11月前半というのに、街中はクリスマスデコレーションや音楽がいっぱい。カンテレクラスも11月はクリスマス曲に取り組む。
クラスにあわせて、今年もクリスマス曲を作った。<pikkujoulu>の題名はフィンランド語で、pikku=小さな、joulu=クリスマス。クリスマス前に友人たちと集まり、ひと足はやいクリスマスをお祝いする。留学時代は近所の小学校に招かれ、子どもたちとクッキーを作り、劇や音楽を楽しんだこともある。
(Pekka Lovikkaのカンテレ)
①5弦メロディー、②メロディーと5弦2声アンサンブル、③5弦4声アンサンブル、そして④はダイナミックな大編成(5弦+11弦+15弦+19弦+26弦)。シンプルなメロディーだが、鐘の音や雪のイメージを織り込んだ。PCソフトで演奏してみたが、「なかなかのでき!」と密かに自画自賛。
早速今週のクラスの課題に。最近は曲に歌詞をつけてくださる生徒さんがいるので、この曲もステキな歌になるかしら。
療育・音楽療法クラス(東京YWCA国領センター) では、音楽を中心に、動作(体操)や言葉も積極的にとりいれている。言葉は今年度からの新しい取り組み。昨年度までは行事ごとの紙芝居上演を、この4月からは毎回クールダウン時に行なっている。
クラスに集まってくる子どもたちは様々。いわゆる「障がい」と括られているが、特別支援学校、支援学級、普通学級とその程度はいろいろだし、個性ある内容もそれぞれ。音楽療法プログラムに言葉や表現(表出)も取り入れたくて、舞台活動をしていた友人の女優・松永り香さんに相談した。 紙芝居を上演してくれることになり、オリジナルの手作り作品や聴衆参加型などと可能性を広げている。
クラスにアシスタントとして関わっているので、子どもたちの成長に合わせてくれる。クラスは2つあり、①幼児~小1(10時~)、②小2~高校生(卒業生も可)(11時~)、同じ紙芝居でも反応が違い面白い。①クラスでは、湯たんぽにさわったAちゃんが「あっかたい!」。「ン? あったかいのこと?」、笑顔で「あっかたい!」を連発。②クラスでは不安な毎日を過ごしているBちゃんが「ホワホワ」と。
来月はクリスマス。クラス内でクリスマス会も計画している。
認知症グループホームで音楽療法。オリジナル歌集を使って<歌の会>。
この方々は「歌大好き~」と大きな声で歌う。若い頃はコーラス、民謡、謡曲・・・と楽しまれたそう。
E子さんは「私は歌うときはオペラ歌手よ」と笑顔で歌う。Yさんは「歌うことは口腔や嚥下リハビリにいいね」と。
スタッフの協力も大事。老健でも私の音楽療法を経験しているベテランスタッフに支えられて、充実したプログラム。両手で歌詞を追い、歌いかける。
スタッフのさりげない寄り添いが、音楽療法士と参加者、そしてスタッフとの信頼関係を強くする。直前まで、暴言&暴力だったTさんも「私とデュエットしましょ~」とのスタッフの声かけに「そうだね、いいね」と着席し、美声を聴かせてくれる。私はお隣をサポートしている。
フィンランドの<マリメッコ>のテキスタイルデザイナーとして、世界的に知られている石本藤雄さんの個展が開催される。石本さんは、フィンランドを代表する陶器メーカー<アラビア>でも、陶芸作品の制作を続けている方で、その紹介には「ファブリックと土、まったく性質が異なる素材を扱いながら、石本の作品には自然へのまなざしや鋭い色彩感覚など一貫した美意識が感じられる」とある。
石本さんのセンス、本当にすばらしい! テーマは「冬」、心がほっこりくる石本さんの作品をお楽しみに。詳細はこちらから
今月から移動の都合で、<脇田整形外科デイケアルーム> (あざみ野)の音楽療法は、昼食から行くことになった。
早速本日のランチ。
キッチンスタッフがソースの味にこだわったハンバーグ。自由が丘の某レストランの味を研究したというデミグラソースは、まろやかでリッチな深みがある。
サラダは野菜がたくさん。
清し汁、お漬物、デザートはとろ~り甘い柿。
そして音楽療法はまず秋の歌数曲。カラスの発声で大きな声、いい声を整える。メインテーマは<全国温泉巡り>。寒くなってくると温泉が恋しい。「箱根、伊豆、熱海、草津・・・。行きたいね~」。でもここデイケアルームのお風呂は、桧風呂。「先生、ここのお風呂はいいわよ~。入っていきなさいよ」「ありがとうございます」と活発なやり取りが続く。
たくさん歌い、喋り、音楽を通してのコミュニケーションは気持ちがはずむ。背筋もピーンとのびて、顔も上がっている。皆さんすてきな笑顔!
音楽療法後はおやつタイム。
オレンジムース、ふわふわ。
キッチンスタッフの心こもったお食事は、利用者様にも大人気で、地域でも評判と聞く。丁寧で心身にしみわたる優しさを感じるお食事に感謝。
昨夕仕事帰りの6時頃、駅前でバランスを崩して転倒。手ぶらな右肩から左に旋回するように倒れこみ、左手の平と左膝で止まる。かなり痛くて「大丈夫ですか?」の数人のお声かけに答えられずだったけど、恥ずかしい想いも同様でした。通行人に助けられ「ありがとうございます」と立ち上がり、シャッキ! 歩き始めたら「フフ・・・おばか」と中年男性が通り過ぎる、振り返る気力もありませんでした。
左側は打撲痛、でも右側が肩から手首までの強烈な痛みがあり、整形外科を受診しました。折れてはいないようですが、筋や腱を痛めてしまったようで、しばらくこの痛みとお付き合いです。
冷え性の私。11月の声を待ち遠しく、外出には手袋&カシミヤストール、寝るときにはソックスが欠かせない。そして身体を温める様々な食材たち、お料理好きには楽しい季節。
昨冬は「根菜スープ」にはまった。今冬は「酵素スープ」。すすめられると、とにかく作りしばらく味わう。自分の身体に合うと確認したら、冬中作り続ける。
材料は、セロリ、たまねぎ、キャベツ、にんじん、トマト、ピーマンを、昆布とかつお節で煮込む。食べる直前に生姜のすりおろしを加える。いつも冷蔵庫にある材料でできるから簡単。3日分くらい大鍋で作って食べたが、いい感じ。野菜大好きの私は、今冬このスープにはまりそう・・・。
「待ってたぜ~」の子どもたち。「先生、おどちゃうよ~」
「いい音するよ~」
日常では取り合いやいさかいも起こるという楽器配り。でも音楽療法では静かに待てる。「私にはなにがくるのかドキドキしちゃう」。先生方もこの静けさにびっくり。
ジェンカは二人組みから徐々に増やしていく。先頭は鈴を持ってリード。
「皆でひとつになろ!」
音楽療法を取り入れて数年。音楽による子どもたちの成長は素晴らしい。組み合わせや楽器でのトラブルもなく、「楽しい!」の感想に私も嬉しい。先生方も日常で取り入れてくださっているので、月に1回でも大きな進展を感じる。
今日は音大卒の幼稚園ママが見学。「こんな音楽の使い方があるなんて・・・。感動しました」。勉強したいとの希望を、次回からアシスタントとして加わっていただくことにした。ピアニストは音大で音楽教育を学んだツーカーの後輩、そして新たなアシスタントさんは「幼稚園ママには音大卒が大勢いるので声かけします」。頼もしい~。
副園長先生の目論見は大当たり。新たに開園する保育部のこども園での音楽療法、そして外にに向けて療育音楽の発信もしたいと、先生方と音楽療法士の私、支えてくださる皆さんの想いは大きく広がる! ブラボーです。