11月もあと1日を残すのみとなった。何だかとても忙しかった11月、休む暇なく多方面で仕事をしまくった感があり満足。<芸術の秋>だからコンサートや展覧会にも足しげくでかけたし、私もいくつかのコンサートに出演。<読書の秋>で寝不足を思いながら、本もたくさん読んだ。もちろんプライベートもとても楽しかった。忙しすぎて珍しく寝込むほどの体調不良もあったが、振り返ってみれば充実した毎日だった。
2007年もひと月を残すのみとなった。1年中でいちばん忙しい12月、大好きなクリスマスの季節でもある。ひと足早い自分へのご褒美は、明日からの香港行き。美味しい本場の中華を満喫しにでかける。
2007年もひと月を残すのみとなった。1年中でいちばん忙しい12月、大好きなクリスマスの季節でもある。ひと足早い自分へのご褒美は、明日からの香港行き。美味しい本場の中華を満喫しにでかける。
久しぶりに女性誌を買った。私たちは様々な女性誌とともに育った世代、振り返れば中高時代は『セブンティーン』、大学時代は『JJ』、ちょっと背伸びして『anan』、そのうち『クロワッサン』『LEE』・・・ ずいぶん長いことそういう雑誌から遠ざかっていたが、昨日フラッと寄った本屋さんで手にした1冊は『クロワッサンプレミアム』。特集は「50代の顔、元気と上品」、最近こんなテーマが多い。一歩先を歩く世代のすてきな女性たちが登場している。自分を確立しキラキラ輝く女性たち、無理せず自分の足で歩いている世代は、若い頃からずっと憧れだった。
<アンチエイジング>がいつの間にか日常語になっているが、私は好きな表現ではない。何がアンチ? 何にアンチ? それより<年相応に生きる>。年相応といってもひと昔前の否定語ではなく、肯定的に生きている先輩方が私の周りには多いから嬉しくなる。身も心も頭も、いつも新鮮でピチピチしていたい。人生折り返し点、いいものを選択して、元気で豊かに人生を楽しみたいと思う。
<アンチエイジング>がいつの間にか日常語になっているが、私は好きな表現ではない。何がアンチ? 何にアンチ? それより<年相応に生きる>。年相応といってもひと昔前の否定語ではなく、肯定的に生きている先輩方が私の周りには多いから嬉しくなる。身も心も頭も、いつも新鮮でピチピチしていたい。人生折り返し点、いいものを選択して、元気で豊かに人生を楽しみたいと思う。
今日は軽度発達障がい児のためのサッカークリニックの日。雲ひとつない青空のもと、第2回目が開催され私も参加。《音楽療法 とサッカークリニック》として開講している 東京YWCA国領センター の療育プログラムは、両方に出席している親子もいる。
2回目の参加者はすっかりリラックス、「ここは楽しいところ」と誰もが認識。今日を待ち遠しく思っていたA君は前回パパと参加だったが、楽しかった話を聞いてママも参加。前回ママと参加だったB君はパパと参加し、豪快なパパの動きに生き生きしている。C君はコミュニケーションがあまり上手ではなかったがコーチと手をつなぎ、走っている。ママから離れることもできたようだ。今日から参加のD君は「勝ち負け、競争」と聞くとたちまちパニックを起したが、コーチの上手な言い換えや言葉かけにやる気回復。終わってみればいちばんたくさんボールを抱えていた。初参加の子どもたちもたちまちサッカーの虜になり、時間が終わる頃には皆いい笑顔をしている。
最後は試合。いつの間にかボールが2個になり、それぞれが達成感を満喫。コーチのさりげない配慮がこのクラスにはうれしい。「体育が苦手」「走れない」「ゆっくり時間をかければできるけど、幼稚園では周りが待ってくれないからひいちゃう」・・・そんな悩みを抱える親たちも、ここでは我が子の姿に目を見張るほど。初参加のE君パパは「とにかく楽しそう! 音楽療法 にも行きます」
シュート! やったァと踊りだす
昨日は《クリスマスの微笑み》コンサートだった。昨年に続き第2回目、今年のテーマは「あたたかいクリスマス」。北欧の冬の景色と光、朗読、音楽をお楽しみいただいた。
第1部、写真家・長谷川朝美さん のスライドショー、<冬景色>にはギタリスト・坂野直人さん の演奏で、<オーロラ>には私の5弦カンテレでそれぞれ演奏。長谷川さんの写真はすばらしい。寒い寒い北欧の真冬はマイナス40度になることもあるが、寒さの中にも温かさを感じる写真。私は途中から用意していた譜面をやめて、スライドを見ながら即興で音楽を構成していった。女優・松永り香さん の朗読<クリスマス・プレゼント><クリスマスのまえのばん>は、ギター&15弦カンテレで演奏。
第2部は<クリスマス>のスライドショーにギターと15弦カンテレで讃美歌をあわせる。朗読は<手袋を買いに>。もうすぐママになる松永さんの母キツネがやさしい。最後は会場の皆さんと一緒にクリスマスソングを歌って、ひと足速いクリスマス気分をたっぷり味わった。そして手作りケーキやクッキー、この日のためにフィンランドから買ってきたチョコレート、ボージョレ・ヌーヴォでお茶の会。
出演者:長谷川朝美(スライドショー)、松永り香(朗読)、坂野直人(ギター)、桑島実穂(カンテレ)
第1部、写真家・長谷川朝美さん のスライドショー、<冬景色>にはギタリスト・坂野直人さん の演奏で、<オーロラ>には私の5弦カンテレでそれぞれ演奏。長谷川さんの写真はすばらしい。寒い寒い北欧の真冬はマイナス40度になることもあるが、寒さの中にも温かさを感じる写真。私は途中から用意していた譜面をやめて、スライドを見ながら即興で音楽を構成していった。女優・松永り香さん の朗読<クリスマス・プレゼント><クリスマスのまえのばん>は、ギター&15弦カンテレで演奏。
第2部は<クリスマス>のスライドショーにギターと15弦カンテレで讃美歌をあわせる。朗読は<手袋を買いに>。もうすぐママになる松永さんの母キツネがやさしい。最後は会場の皆さんと一緒にクリスマスソングを歌って、ひと足速いクリスマス気分をたっぷり味わった。そして手作りケーキやクッキー、この日のためにフィンランドから買ってきたチョコレート、ボージョレ・ヌーヴォでお茶の会。
出演者:長谷川朝美(スライドショー)、松永り香(朗読)、坂野直人(ギター)、桑島実穂(カンテレ)
11月のカンテレクラスはクリスマス色。
<5弦>
フィンランドの曲と讃美歌アレンジを合奏用にアレンジ、たった5本の弦だが、大きなバスカンテレから出る低音の響きと2オクターブ高いピッコリーノカンテレのデスカントが彩りを添える。
<10弦>
そのまま弾ける讃美歌が多く、シンプルな静かな音色にうっとり。「クリスマスはドイツで」「私はフランス」「フィンランド」に負けずに、残りのメンバーは家でカンテレクリスマスの予定。Aさんは養護学校の先生でご自身も視覚障害者、カンテレを始めて半年のこのクリスマスには、生徒たちにクリスマスソングを聴かせたいと練習に励む。
<15弦>
メロデイーにバスを入れて、
<26弦> と<36弦>
さらにアレンジして華やかなクリスマス。
まだ11月半ばというのに街はクリスマス。夜のカンテレ帰りはウインドショッピングを楽しむ。
<5弦>
フィンランドの曲と讃美歌アレンジを合奏用にアレンジ、たった5本の弦だが、大きなバスカンテレから出る低音の響きと2オクターブ高いピッコリーノカンテレのデスカントが彩りを添える。
<10弦>
そのまま弾ける讃美歌が多く、シンプルな静かな音色にうっとり。「クリスマスはドイツで」「私はフランス」「フィンランド」に負けずに、残りのメンバーは家でカンテレクリスマスの予定。Aさんは養護学校の先生でご自身も視覚障害者、カンテレを始めて半年のこのクリスマスには、生徒たちにクリスマスソングを聴かせたいと練習に励む。
<15弦>
メロデイーにバスを入れて、
<26弦> と<36弦>
さらにアレンジして華やかなクリスマス。
まだ11月半ばというのに街はクリスマス。夜のカンテレ帰りはウインドショッピングを楽しむ。
ボージョレ・ヌーヴォーは解禁日(11月第3木曜日)に味わった。そして翌日、ワイン好きの友人から「ヌーヴォーはフランスに限らず」と宅急便が届いた。中身は大好きなシチリア(イタリア)の赤と勝沼(甲州)の白。ウーン美味しい! フランスよりコクがあり、いける。昨日デパ地下のワインセラーを覗いたら、やはりフランス以外の新酒の紹介をしていた。試飲したのは、トスカーナ(イタリア)。これもまろやかで重みがあり、好みだったので早速購入。「いわゆるヌーヴォーはフランスだけではありません。フランス以外のほうがワイン好きにはいけたりするんです」と店員さん。たしかに・・・。そして今夜の食事はイタリアン、ワインはビエモンテの新酒。これもとても美味しかった!
ボージョレ・ヌーヴォーばかりが話題になるが、イタリアが美味しいと実感した今年の<新酒ワイン>。
ボージョレ・ヌーヴォーばかりが話題になるが、イタリアが美味しいと実感した今年の<新酒ワイン>。
<その1 「もう少し生きてみようと思う」>
脳梗塞を発症し、病院から施設に直行。重度の麻痺が残り、車椅子生活で他人の手を借りるくらいなら死んだ方がマシと思っていたAさんはまだ60代前半、世界を飛び回るビジネスマンだった方。心も頑なになっていて、周りにも誰かれかまわず暴言をはいていた。ある日リハビリの帰りに音楽療法室から聴こえた《マイウェイ》に、「先生、もう1回弾いてください」と丁寧にリクエストしたAさんは、それまでのAさんとは思えない言い方だった。「もちろん、喜んで」と弾き始めたら頭を垂れてじっと聴いている。こんなAさんを見たのは初めて、若い頃音楽に夢中になった日を思い出したそう。「この歌、いちばん好きなんだ。今の自分でもう一度頑張ってみようと思う。もう少し生きてみようと思う。先生、めげたらまた弾いてよ」
それから半年、いい顔になってきたAさん。「マイウェイはいいの?」と聴くと、「まだ大丈夫だよ」と答える。
<その2 仲間入り>
認知症グループホームのBさんはプライドの高い女性。まだ女性が高等教育を受ける機会が少なかった時代に女子師範を卒業した方、「私はこの方々とは違います」が口癖。グループホームは生活の場、大きな家族のようなものだが、その中でもテーブルや時間帯を別にして、スタッフたちは大変な思いをしていた。ところが、最近始まった《音楽療法・歌の会》に出席し言葉を交わすようになったら私をすっかり信用してくださったようで、私が行く日はニコニコ顔。そしていつの間にか他の入所者と同じテーブルに座り、時間も共有するようになってきた。
「音楽がきっかけでいいものを見せてもらった」は主任の一言、その気持ちがよくわかる。いつも険しかった顔に温かさが見え、今や周りに気配りするようになっている。「先生、恋人は特攻で死んだの。私は別れの手紙を宝物にしているの」と少女のような顔で話すBさんはあどけない。「歌は大好き、休まないで来てネ」と言われた私は、風邪ひけない?
<その3 歌ってる!>
要介護度5(いちばん重い)のCさん。全介助で嚥下もむずかしく、声を出すこともままならない。そのCさんがチェロの演奏を聴いて、大粒の涙、声をあげて泣いている。何事かと慌ててとんでいったスタッフが私を手招きしている。私もダッシュ、「エッ、歌ってる!」 そして私もスタッフを次々呼んだ。「先生、音楽ってすごい」
演奏は富山辰彦氏(港北区民交響楽団首席奏者)
<音楽は未知の世界>
音楽は人が最後まで感じ、残ると言われている。高齢者の音楽療法に携わっていつも思うのは、音楽の力のすごさ。いわゆる常識や想像を超えたところにも音楽が存在し、何らかの働きかけをしているらしい。「私が認知症になったら実験材料にして、しっかり解明してネ」と後輩の音楽療法士に常々言っている。音楽は完璧な治療ではないが薬であることは間違いない。それも苦くまずい薬ではなく、楽しい美味しい薬かしら。その一瞬に関わっている私、そしてスタッフ全員が、音楽は何があるかわからない を実感している。
だからやめられない音楽療法の仕事!
脳梗塞を発症し、病院から施設に直行。重度の麻痺が残り、車椅子生活で他人の手を借りるくらいなら死んだ方がマシと思っていたAさんはまだ60代前半、世界を飛び回るビジネスマンだった方。心も頑なになっていて、周りにも誰かれかまわず暴言をはいていた。ある日リハビリの帰りに音楽療法室から聴こえた《マイウェイ》に、「先生、もう1回弾いてください」と丁寧にリクエストしたAさんは、それまでのAさんとは思えない言い方だった。「もちろん、喜んで」と弾き始めたら頭を垂れてじっと聴いている。こんなAさんを見たのは初めて、若い頃音楽に夢中になった日を思い出したそう。「この歌、いちばん好きなんだ。今の自分でもう一度頑張ってみようと思う。もう少し生きてみようと思う。先生、めげたらまた弾いてよ」
それから半年、いい顔になってきたAさん。「マイウェイはいいの?」と聴くと、「まだ大丈夫だよ」と答える。
<その2 仲間入り>
認知症グループホームのBさんはプライドの高い女性。まだ女性が高等教育を受ける機会が少なかった時代に女子師範を卒業した方、「私はこの方々とは違います」が口癖。グループホームは生活の場、大きな家族のようなものだが、その中でもテーブルや時間帯を別にして、スタッフたちは大変な思いをしていた。ところが、最近始まった《音楽療法・歌の会》に出席し言葉を交わすようになったら私をすっかり信用してくださったようで、私が行く日はニコニコ顔。そしていつの間にか他の入所者と同じテーブルに座り、時間も共有するようになってきた。
「音楽がきっかけでいいものを見せてもらった」は主任の一言、その気持ちがよくわかる。いつも険しかった顔に温かさが見え、今や周りに気配りするようになっている。「先生、恋人は特攻で死んだの。私は別れの手紙を宝物にしているの」と少女のような顔で話すBさんはあどけない。「歌は大好き、休まないで来てネ」と言われた私は、風邪ひけない?
<その3 歌ってる!>
要介護度5(いちばん重い)のCさん。全介助で嚥下もむずかしく、声を出すこともままならない。そのCさんがチェロの演奏を聴いて、大粒の涙、声をあげて泣いている。何事かと慌ててとんでいったスタッフが私を手招きしている。私もダッシュ、「エッ、歌ってる!」 そして私もスタッフを次々呼んだ。「先生、音楽ってすごい」
演奏は富山辰彦氏(港北区民交響楽団首席奏者)
<音楽は未知の世界>
音楽は人が最後まで感じ、残ると言われている。高齢者の音楽療法に携わっていつも思うのは、音楽の力のすごさ。いわゆる常識や想像を超えたところにも音楽が存在し、何らかの働きかけをしているらしい。「私が認知症になったら実験材料にして、しっかり解明してネ」と後輩の音楽療法士に常々言っている。音楽は完璧な治療ではないが薬であることは間違いない。それも苦くまずい薬ではなく、楽しい美味しい薬かしら。その一瞬に関わっている私、そしてスタッフ全員が、音楽は何があるかわからない を実感している。
だからやめられない音楽療法の仕事!
東京YWCA国領センターの <音楽療法・軽度発達障がい児クラス> の2回目。雨にもかかわらずたくさんの親子が集まってくる。
10時~ 幼児クラス。
「おはよう」前回ずっとママの腕で泣いていたA君はニコニコ顔。「今日は前回お留守番の下の子とパパも連れてきちゃいました」とB君は家族で出席。一番乗りのC君とパパは一緒にピアノを弾いている。Dちゃんは「きましたァ」・・・
前回はどんな親子が集まってくるのかと私も色々なプログラムを試していたし、全員音楽療法ははじめてだったので、お互い手探り状態でもあった。「とにかく楽しむ」が目標、「うちの子がこんなに音楽が好きだとは思いませんでした」との感想が多く、私の方がびっくりしたくらいだった。2回目の今回は「音楽を通して・・・」が目標。音楽療法ではソーシャルスキルトレーニングもひとつの目的。楽器を使っての動きでは、お友達と交換する、順番を待つ、ありがとうをする、片付けるという動作も入れる。皆すごい、周りの大人たちは思わず拍手! フラフープや布などの小道具も使った今日は、2回目とは思えないノリノリクラスだった。終了後は一組ずつとフィードバックの時間、「僕もストレス解消。家でもやりますよ」というパパ、どの親子も前回とは明らかに関わりが変化してきている。
11時~ 小学生クラス。
母子分離を持ちかけたクラス。ママがいるとふてくされてしまうAちゃん、我が子を心配するあまり先に手と口がでてしまうB君のママ、どんなふうになるのか不安もあったが、大成功。Aちゃんは積極的に動きピアノを弾いたり歌を歌ってくれる。B君はゆっくりだが自分で探したり工夫している。かわいい笑顔が見られる。そして今までまったく言葉を発しなかったが楽器を返す場面と、終わりの挨拶で「ありがとう」と2回発言。
終了後は親子でお茶タイム。B君ママは「エッ、ありがとうと言ったんですか? 本当ですか?」 Aちゃんも「うん、たしかに言ったよ」 私はさりげなく「ゆっくり待ってあげると、自分で工夫して楽しんでいます。いい笑顔でした」 B君は車で1時間かけてやって来る。音楽療法のほかに「とにかく楽しい事を何でも経験させたい」と サッカークラス にも参加している。
1時~ 中学生クラス
歌って音楽体操した後は、フラフープを使って音楽ゲームを考えることにした。罰ゲームまで考えたA君、その内容がハードすぎて(ホールをケンケンで3周)、真剣勝負の私はヘトヘト。その姿にBちゃんはずっと声を出して笑っている、「楽しい?」「ウン」。次回クリスマス会で披露する歌の練習、そして最後は皆で片足立ちで<ドレミの歌>を歌っておしまい。
12月はクリスマス特別プログラム、サンタさんからのプレゼントもあるかしら?
1月~は第2(土)、3月最終土曜日は音楽療法とサッカーでオープンプログラムが、また4月~は月2回のレギュラークラスを予定している。
10時~ 幼児クラス。
「おはよう」前回ずっとママの腕で泣いていたA君はニコニコ顔。「今日は前回お留守番の下の子とパパも連れてきちゃいました」とB君は家族で出席。一番乗りのC君とパパは一緒にピアノを弾いている。Dちゃんは「きましたァ」・・・
前回はどんな親子が集まってくるのかと私も色々なプログラムを試していたし、全員音楽療法ははじめてだったので、お互い手探り状態でもあった。「とにかく楽しむ」が目標、「うちの子がこんなに音楽が好きだとは思いませんでした」との感想が多く、私の方がびっくりしたくらいだった。2回目の今回は「音楽を通して・・・」が目標。音楽療法ではソーシャルスキルトレーニングもひとつの目的。楽器を使っての動きでは、お友達と交換する、順番を待つ、ありがとうをする、片付けるという動作も入れる。皆すごい、周りの大人たちは思わず拍手! フラフープや布などの小道具も使った今日は、2回目とは思えないノリノリクラスだった。終了後は一組ずつとフィードバックの時間、「僕もストレス解消。家でもやりますよ」というパパ、どの親子も前回とは明らかに関わりが変化してきている。
11時~ 小学生クラス。
母子分離を持ちかけたクラス。ママがいるとふてくされてしまうAちゃん、我が子を心配するあまり先に手と口がでてしまうB君のママ、どんなふうになるのか不安もあったが、大成功。Aちゃんは積極的に動きピアノを弾いたり歌を歌ってくれる。B君はゆっくりだが自分で探したり工夫している。かわいい笑顔が見られる。そして今までまったく言葉を発しなかったが楽器を返す場面と、終わりの挨拶で「ありがとう」と2回発言。
終了後は親子でお茶タイム。B君ママは「エッ、ありがとうと言ったんですか? 本当ですか?」 Aちゃんも「うん、たしかに言ったよ」 私はさりげなく「ゆっくり待ってあげると、自分で工夫して楽しんでいます。いい笑顔でした」 B君は車で1時間かけてやって来る。音楽療法のほかに「とにかく楽しい事を何でも経験させたい」と サッカークラス にも参加している。
1時~ 中学生クラス
歌って音楽体操した後は、フラフープを使って音楽ゲームを考えることにした。罰ゲームまで考えたA君、その内容がハードすぎて(ホールをケンケンで3周)、真剣勝負の私はヘトヘト。その姿にBちゃんはずっと声を出して笑っている、「楽しい?」「ウン」。次回クリスマス会で披露する歌の練習、そして最後は皆で片足立ちで<ドレミの歌>を歌っておしまい。
12月はクリスマス特別プログラム、サンタさんからのプレゼントもあるかしら?
1月~は第2(土)、3月最終土曜日は音楽療法とサッカーでオープンプログラムが、また4月~は月2回のレギュラークラスを予定している。