Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

イダ・エリナのカンテレワークショップ

2013-09-30 08:06:38 | カンテレ

Ida Elina(Paivi Ollikainen)がカンテレクラスに来ました。

4年前フィンランドから交換留学で、札幌で<音楽教育>を勉強していたイダ。そのとき私が初めて聴いた曲は、カンテレでマイケル・ジャクソン。イダのオリジナル奏法でステキな歌声を聴かせてくれた。

今回の5弦カンテレクラスでワークショップ。フィンランドでは、子どもたちの音楽教室で5弦も教えているという。音感教育の導入に弾く和音の呼び名に一同微笑む。マンシッカ(いちご)、ムスティッカ(ブルーベリー)、ラッカ(ラップランドしか自生していない黄金のベリー)、そして私たちのグループはプオルッカ(フィンランド人が大好きな森の赤いベリー)。

後半は演奏を聴かせてくれた。Pekka Lovikka製作の、パーカッションつきコンサートカンテレ。

クラスの後のライブ公演の曲を披露してくれた。友人のミュージシャンや音楽評論家もかけつけて、7人のための贅沢なコンサート開催。マイケル・ジャクソン、フィンランド民謡、イダのオリジナル曲、ゴスペル、日本の歌。

(私も!)


幼稚園で音楽療法~楽しいね!

2013-09-25 07:56:38 | 音楽療法

定例の、幼稚園での音楽療法。4月に開園した「保育部」の子どもたちも、音楽遊びを楽しみにしている。

おんぶされているのは、この日初登園のAちゃん。ずっと大泣きしていたが、音楽が始まるとすっかり泣き止んだ。先生の背中で体操したり、歌ったりしていた。夏休み中に、みんな大きくなった! 「じゅんばんだよ」「どうぞ」と相手を思いやる心が見え始める。言葉が少なかったBちゃんはよくお話するようになった。自閉傾向のCちゃんはいい表情をみせる・・・

3歳までの年少前のこどもたち。障がい児も受け入れる園なので、地域をこえて集まってくる。園全体ではグレーゾーンをふくめると、3割が何らかの発達障がいをもつという。この後、年少組、年中組、年長組と音楽遊びは続いた。


シニッカ・ランゲラン公演

2013-09-09 07:45:14 | カンテレ

4年前の来日以来、親しくお付き合いしているノルウェーのミュージシャン・Sinikka Langeland。今年もご自分のバンドを引き連れて来日。札幌公演の後、東京へ。

ノルウェー人だが、フィンランドをルーツにもつシニッカ。フィンランドの伝統民族楽器カンテレと歌を音楽活動のメインにすえて、ジャズを中心に活躍している。世界的なミュージシャンで、その音楽性は無限に広がっている。会うたびにすばらしく進化(表現がむずかしい)しているシニッカの音楽である。

公演前日は生徒さん方で歓迎会。食事は新宿の居酒屋へ。果敢にも何でも挑戦するシニッカにはぴったりの「大人の居酒屋」。日本食はまだまだ未体験が多いようで、「美味しい! 素材は? 作り方は?」との質問攻めだった。

そして翌日のコンサート。私はオープニングでカンテレ演奏。シニッカがコンサートカンテレを弾くので、私は5弦、11弦をたっぷりお聴かせした。シニッカの「ミホの音楽は美しい。心にしみ込む」の感想に、本当に嬉しかった。初来日でお世話した高齢の生徒さん方も大勢来場、旧交を温めた。