昨夜のワイン、<ファウド・アランチョ・ダリラ>。
すてきなラベルは、「シチリアのロミオとジュリエット」と紹介されている。シチリア島に伝わる愛を歌っている。ボトル片手に歌いながら、いただく。
楽譜に魅かれて買ったのだが、赤フルボディを好む私も満足な美味しさ。白は、今週会う後輩のプレゼントに。ピアノ科出身の彼女もきっと喜ぶ、「味より楽譜」のワイン。
昨夜のワイン、<ファウド・アランチョ・ダリラ>。
すてきなラベルは、「シチリアのロミオとジュリエット」と紹介されている。シチリア島に伝わる愛を歌っている。ボトル片手に歌いながら、いただく。
楽譜に魅かれて買ったのだが、赤フルボディを好む私も満足な美味しさ。白は、今週会う後輩のプレゼントに。ピアノ科出身の彼女もきっと喜ぶ、「味より楽譜」のワイン。
久しぶりに本屋さんをぶらぶら。最近は「もうモノはふやさない、シンプルな暮らしを目指す」と決めているが、我が家のモノで大多数は本。だから本屋さんめぐりは極力避けていたが、やはり時間を見つけて本と向き合っている私がいる。
そして見つけた1冊。『フィンランドのマリメッコ手帖』
今朝はこの冬いちばんの冷え込みで、明け方にマイナスを記録。毎朝4時起きの私も、お布団の中でぬくぬく10分。「エイ!」と起きて、お風呂で温まる。
ベランダから見える山が、きりりとしている。凛として美しい。
今年になって始めたfacebook で「友達検索」。まだまだ初心者なので上手に使いこなせていないが、ちょっとはまっている。私も検索するが、あちらも検索してくれる、そんな関係から懐かしい人と再会している。
最初の出会いはTさん。40年のおつきあい、手紙(最近は年賀状のみ)やメールのやりとりはしていたが、最後に会ったのはいつ? 開業している皮膚科クリニックが、私の仕事(発達障がいの子どもの音楽療法・調布)の近くとわかり訪ねた。「・・・ちゃ~ん」とあの頃に戻る。次々と友人の消息がわかり、「今度は “同窓会” ね!」
セーラー服がなつかしい
それからフィンランドの友人たち。フィンランドはITの先進国だから、facebook は高齢者にも人気とか。留学から30年以上、まずずっと気になっていた友人Pさんが検索できた。ヘルシンキ大学で社会福祉を教えているという。そこから広がって、あの人もこの人も、「今、どうしてるの?」。「毎年フィンランドに行っている、今年は・・・」で再会を約束。今年はフィンランドでも走り回ることになりそう。
Pさんとは「シベリウス公園で会おう」と約束。
友達リクエストがきたフィンランド人のおじさん、「誰?」。一晩悩んで「あぁ~、学校で机を並べたあの子! フィンランド語を教えてあげるから日本の切手ちょうだいと言ったあの子! へぇ~」。この友人を介して、学校時代の友人にいっきに広がった。プロフィール写真にカンテレ弾いている画像を使ったら、「フィンランドでも珍しいのに、カンテレ弾いてるの?」と驚かれ、「カンテレ製作してるから今度送るよ」という友人には「ありがとう、待ってま~す」。職業に音楽療法士と書いたら、「私も」とJさん。そう、私はJさんと出会わなかったこの仕事はしていない。話が進み、「秋にはカンテレと日本の歌でセラピーコンサートしてね」「わぁ~い」。
海外の友人たちと再会できたのが本当に嬉しい。特に留学を一緒に過ごした人たちとは、通じるものが多い。日本から全世界に発信して、「ICYE帰国生の会」を4月に東京で予定していることを知り、私ももちろん発信した。
国内でも、「久しぶり~、元気にしてる?」「ひょっとして、・・・ちゃん?」。ミュージシャンの友人とは一緒に活動することになったし、新しい仕事の展開や趣味の広がりにも繋がっている。情報発信と受信、情報提供や交換、事務的なメールより顔が見えるお付き合いが、やはりコミュニケーションには大きい。そんな出会いが嬉しくて、ちょっとはまっている。
昨夜から雪。道を歩くのもままならないほどの降り方に、朝が心配になる。
そしてその朝。周りは真っ白、(雪国の方には申し訳ないが)雪景色をしばらく楽しむ。
自宅付近はコンクリート、アスファルトで全く土がないので、外にでてみると「なぁんだ」。ところが、仕事場に向かうバスから見える景色は、まるで雪国。
ここは横浜市港北区、まだ畑が残る地域。朝は雪かきされていない道や凍結した路面で立ち往生する車やバス、人で大変だった。東京は4センチの積雪、これでも大雪。大騒ぎ。
雪が降ったら雪の歌と決めている音楽療法。<雪 ♪ゆ~きやこんこ><雪の降る街を ♪ゆ~きのふるまちを~>を、声高々に歌う朝。
フィンランドの家族からの写真。
お庭に建てた子どもの家(遊び場)も雪の中。ホストファミリーは中部フィンランドに住んでいるが、今ごろはマイナスの気温。頭が痛くなるような寒さだが、この雪に癒される。
facebookに紹介され、シェアした動画。カンテレを堪能できます。
昨夜の帰り道、「芯から冷える寒さ」と思ったら、今朝は雪。東京、神奈川は初雪。クリスマス頃、ちらちら白く舞うものがあったのでそれが初雪と思っていたら、地面におちて初めてカウントされるらしい。
(昨年はこんなに積もったが・・・)
雪というより霙。自宅はマンション、近辺にはまったく土がないので雪の実感が薄い。「なぁんだ」と、本日の仕事場・高齢者施設にでかける。駅からバスで15分乗ると、そこはまだ畑も残っている地域。うっすら白く積もっている。都心とは雪の降り方も違うのか、大きな雪が降っている。窓から飽きずに景色を眺めていると、「先生、今日は雪の歌だね」とAさん。
デイケアのレクレーションは、急遽、音楽療法に変更になった。「雪を見ながら雪の歌を歌えるなんて、1年に1回あるかどうか。今日は本当にラッキー」というスタッフの提案もあり、まず <雪 ♪ゆ~きやこんこ><雪の降る街を ♪ゆ~きのふるまちを~> の2曲。そして「思いっきり寒い曲がいい」とのリクエストで <津軽海峡冬景色 ♪・・・こごえそうなかもめみつめ・・・> と続く。暖も必要かと、同じ海でも常夏のハワイへと <憧れのハワイ航路>。そして最後はやっぱり火と心で温まりましょうと <たきび ♪あ~たろうかあたろうよ~>
皆さんの今冬の雪予想は3回。雪が降ったら雪の歌と決めているが、何回歌えるかしら。<♪ふってはふってはず~んずん積もる> まではいかなかったが、雪をたっぷり感じた、初雪の日。
ペルナリンプ PERNALINPU
ペルナはじゃがいものこと。主食はじゃがいもかと思うほど、お料理のつけあわせには必ず大量のじゃがいもがお皿にのっているが、パンにもじゃがいもを練りこむ。フィンランド人は本当にじゃがいも好き。
ハパンルイスレイパ HAPANRUISLEIPA
フィンランドでパンといえばこの種類。ライ麦100パーセントのパンは、きめが荒くずっしり重い。ちょっと酸味があり、チーズやスモークサーモンをのせて食べると最高。息子が小学生の頃フィンランドへ連れて行ったが、「これじゃなくて、ただの普通の白いパンでいいんだけど・・・」と大騒ぎしていたのが懐かしい(お米と納豆と食パンとラーメンが好きな息子は、その後フィンランドへは行っていない。最近は白いパンもあるけど・・・)。
どちらも伝統的なフィンランドパン。フィンランドから専用粉を入手しないと作れない貴重品。
ユーロが気になる昨今、とにかくユーロが100円に満たないところでウロウロしている。ヨーロッパ帰りの友人たちは、口をそろえて「今回はお得感、大あり」と自慢する。フィンランドもユーロの国、真っ先に手をあげてMarkka(マルッカ)からユーロにかわった。その頃もやはり100円換算でお釣りがくるレートだった。
ユーロの最悪も経験している。数年前の秋、ほとんど170円だった。現地でAさんのカンテレの支払いをしたが、その数年前に購入したBさんと比べると、約1.5倍のお値段。食べ物が高いフィンランド、「マクドナルドのセットが1000円? ハァ~?」
我らフィンランド族の専らの話題は「ユーロ、替えよかな~」。多分今が底値、「どうしようかな~」と、ニュースを見るたびに何となく気になる毎日。
フィンランドマルッカ、100マルッカは、作曲家のシベリウス。私の大事な宝物。
志の輔らくご in PARCO を聴く。
私の新年の恒例行事となってもう4回目。今回も激戦のチケットを無事入手して、ずっと楽しみに待っていた公演。会場は満員、もちろんチケットは今年も前売り完売とか。
新しさを取り入れた噺から古典落語まで、志の輔にききほれる。人としての幅と深さが、その芸にあらわれる。その世界にグイグイ魅きこまれ、感動の涙。帰り道、「この人の還暦が楽しみ!」と友人が言う。たしかに・・・。
カンテレクラスのkukkaさんのカンテレが、壊れてしまった。
接着が「パリ~ン」とはがれている。何が原因かわからない。フィンランドに修理を出すか迷ったが、繊細な楽器を何度もやり取りするのはちょっと心配。そこで、以前カンテレメンバーだったMさんに相談。設計・建築家のMさんは、カンテレに詳しく、弦のメンテナンスもお願いしている。「これは重症、時間をかけてゆっくり治しましょう」
似た症状のもう1台、こちらは軽症だが・・・。
M家の書斎に入院中。「接着がまだ弱いので、今月いっぱい養生しましょう」との連絡に、退院が待ち遠しい。
10(11)弦カンテレクラスの新年初回。課題曲は<ほんのり明るい静けさ>。フィンランドの友人カンテレ奏者が作曲した、森と湖の国・フィンランドを彷彿させる曲。 日本人の感覚からしたら、「どうしてこうなの?」「ここはミにさがりたいのに、どうしてファ?」という不思議な音の組み合わせで展開する曲の不安定さが、まさにほんのりを表現している。
Pekka Lovikka 作のカンテレ、北極圏の北の果てで作られている。
今年は、 「フィンランドのくらしとデザイン-ムーミンが住む森の生活~“The Essence of Finnish Design and Culture”」 が開催される。 我らフィンランド族には嬉しい北欧ブームの昨今、素晴らしい内容が企画されている。美術、建築、デザインなど、ガレン=カレラに代表されるフィンランド・デザインの黎明時代から、アアルトやカイ・フランク、マリメッコ、トーヴェ・ヤンソンなどの黄金時代、そして今。まるごとフィンランドがやってくる。
展覧会は、2012年4月~1年かけて全国5か所を巡回する。日程は以下のとおり。4月7日~6月3日青森県立美術館、6月10日~8月26日宇都宮美術館、9月1日~10月8日静岡市美術館、10月14日~12月24日長崎県美術館、2013年1月10日~3月10日兵庫県立美術館。
私のカンテレも、この展覧会に協力。昨年11月に主催者にお貸ししたので、1年以上手元を離れるが、元気に全国を回ってきてね! とエールを送る。
フィンランドの民族叙事詩『カレワラ』に登場するカンテレの起源、馬の尻尾で作られた5弦カンテレ。35年来の友人、カンテレビルダーの JUSSI LAASANEN 作。