Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

ヘルシンキは初夏の香り

2011-05-22 08:35:40 | フィンランド

成田から10時間の空の旅。大震災の影響か、年配者の団体ツアーがいない。いつも満杯のフィンランド航空は空席が目立ち、私たちは贅沢に座席を使用。飛行機=寝るの私は、静かな環境で足を伸ばして、「ほんとによく寝るね」と感心されるほど爆睡した。

機内食。1回目はペンネかチキンカレーを選択。

サラダがない! トレイがさみしい・・・。

2回目は焼きうどん。昨夏は2回目が「えっ~、うそっ~」のロールパンにチーズとハムを挟んだだけの冷え冷えサンドイッチと飲み物だけだったので、これよりはまだいい? 機内食に期待できないから飲み物でとり返そうと赤ワインを何杯もおかわり。

空港には33年来の友人Hさんが迎えにきたくれた。外へでると晴天、ぬけるような青空に「あったかい~」。今日は17度、早春の寒さを覚悟して来た私たちはびっくり。「昨日までは寒くて、朝は0度、昼間も5~10度」の説明、でも気はぬけない。まるで初夏のような空気と木々の色合い。宿泊先に友人宅まで、住宅街をドライブ。今日は土曜日なので車も少ない。自転車やウオーキングを楽しむヘルシンキの人々の服装もダウンの人、タンクトップの人・・・とそれぞれの季節の感じ方。

荷物をおろして、バスで繁華街へ。マルが隣合わせた紳士に「パイヴァー(こんにちは)」。「カウニス イルマ・・・」「?」 フィンランド語を教えてもらいながら、楽しそうに会話している。気持ちと笑顔でじゅうぶん通じているみたい。私たちは明日からの食料調達、スーパーは6時までなので急いで必要なものをかごに入れる。スーパーは楽しい、「いろいろあるのね~」のマルとマリちゃんに「明日ゆっくり見ましょ!」

本や日本食をわたす約束をしていたMさんと会う。「そのへんを案内しようと思って」と車で来てくれた。お天気がいいので港のほうへドライブ。

映画『かもめ食堂』にも登場する<カフェ ウルスラ>で夕食。

私はカレリアパイ。フィンランドの味、大きなパイにはたっぷりのミルク粥が入っている。卵バターをのせて、すっかりフィンランド人。

マリちゃんは白身魚グリルのオープンサンドといちごタルト。

暗くなるのは11時近く。こちらは白夜の季節、時差がプラス6時間で今日は30時間の長い一日だった。