Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

思考する場所

2008-01-30 21:43:12 | つれづれ・・・
思考していることが多い。音楽でなければ哲学を専門にしたいと思ったほど、思考することが好き。いちおう理論的に思考するが計算はしないので、行動すると感性派。思考なのか理論なのか感性なのか、私の根本はどこにあるのか自分でもよくわからない。静と動の両面があり、他人から見たら両極端な二面を持ち合わせているらしい。私自身はそんなに大袈裟に思っていないのに・・・。
とりあえず考える場所、いろいろ。

①お風呂
身体を芯から温めるのには、まず体温くらいのぬるめに10分以上つかるのがいいらしい。疲れた身体に優しい時間は考える時間もたっぷり、のんびり30分はお風呂にいる、時間制限がなければいくらでもつかっていたい気分。お湯の中で考えるのは仕事以外のことあれこれ。もの思いにふけるのもここ。

②移動の交通機関
人任せの移動はお気楽。私は車を運転しないから、交通機関は絶好の思考場所。ほとんど毎日電車に乗るので、友人たちと<移動脳>とよんでいる。読書していることもあるが、考えていることの方が多い。CDウオークマンのBGMも思考にひと役。ただし稀にポカポカ昼間の電車で爆睡していることもあり。
それに比べ歩いているときはダメ。歩きながらほかの事に集中して痛い目にあった経験2回。1回目は忘れもしない小学生の頃、バスの中で読んでいた本が面白くてやめられず歩きながらも読んでいたら、電信柱に思い切りぶつかった。2回目は最近、明日の仕事の段取りを考えていて躓き、転ぶ寸前。恥ずかしい、でも人通りがなくてよかった!

③目覚めのお布団の中
寝起きは抜群にいい。いちばん頭が冴えている目覚めのとき、具体的に時間や内容まで今日の段取りを考える。またアイデアや新しい展開が浮かぶのもこの時間だし、時にはシビアな作戦タイムでもある。では夜はどうかというと、寝起きと同様寝つきもよく「お布団に入れば3秒で寝られる」特技あり。夜は思考能力はほとんどゼロ。

さて今日は? 
①お風呂 
仕事抜きでいたいお風呂なのに、新しいプログラムで頭がいっぱい。でも明日木曜日は特別な日、いろいろ楽しく思い巡らす。お風呂上りは、ホンワカいい気分。
②電車
朝の電車は寝起きに考えた「本日の予定」をしっかり復習。帰りの電車は何も考えず友人からプレゼントされたBGMに集中、<28 Unforgettable Love Songs>というCD。最近いいなと思っている曲が何曲か入っている。少々お疲れを実感。
③寝起き
今朝もよかった。おかげで仕事も順調で、今日も走り回る。

うれしいひと声

2008-01-29 23:11:12 | 音楽療法
仕事している医療法人は、老健(介護老人保健施設:入所+デイケア・通所リハビリテーション)、認知症グループホーム3つ、療養型通所施設、クリニック、クリニック+デイケアからなる高齢者施設。音楽療法士は一人だから、これを全部飛び回っている毎日。超多忙だけれど、充実していてなんといっても楽しい! とはいえ、忙しくて仕事をこなすのに精一杯で感動を後回しにしていた。でも今日は飛び上がるほど嬉しい日、こんな感動、久しぶり。

午後はグループホームで<音楽療法・歌の会>。昨夏にオープンした3番目のこのグループホームは、療養型通所施設と隣接している。療養型施設は、介護というより医療型施設。要介護度4~5と重い利用者様が多く看護師がケアにあたるが、食事、レクレーションなどできることは一緒に行なうという理念で、介護スタッフも入浴やお世話を積極的に手伝っている。

火曜日の利用者様はAさんとBさん。Aさんは初対面では表情もなく、アイコンタクトもできなかった。家では会話することも笑うこともなかったらしい。一緒に歌うようになり2か月たった頃、遠くを見るような目で微笑み始めた。それから顔つきが変わってきた。「家で笑うようになりました」と、嫁いで何十年にもなるお嫁さんは、初めてAさんの笑顔を見て驚いたそう。最近はいい笑顔で、楽しそうに皆の歌を聴いている。いつも私の隣にいるので、首をのばして歌いかけているが、Aさんはニコニコしてそれにこたえてくれる。歌ってはいないが、確実に皆の中に入っていることを感じていた。

ところが今日、『炭坑節』を歌っていたら「♪サノヨイヨイ」と聴こえてきた。歌集を支えていた介護スタッフが「歌ってる!」 それから何曲も、一部ではあるが声が聴こえてきた。「Aさん歌って」というともっと大きく口を動かしている。ナースたちも介護スタッフたちも入所者様たちも、「やったーッ!」とVサイン。

そして嬉しいことはもうひとつ。ナースから「先生、来月から食事もできるの」と報告を受ける。今まではチューブを通しての経管栄養摂取だったが、私たちと同じように口から食べることになった。それは素晴らしいこと。「声は出していなくてもきっと歌っていたと思う。それが経口摂取移行につながったひとつの大きな要素」とナース。歌うことは顔や喉の筋肉にいい効果を生み出し、嚥下にもよいといわれている。それは学会の症例研究でも発表されているが、私自身ははじめてのケース。精神面だけではなく、実生活につながるリハビリ要素の音楽療法が評価され、音楽療法士冥利につきる。「Aさん、よかったわね。お食事するんでしょう」と声かけしたら、満面の笑みをたたえ頷く。

Aさんだけではなく、傾眠のBさんも反応がよく、めずらしく声をだして笑ったり手を動かしていた。また入所のCさんも今日は集中力がありしっかり歌った、「あの女の人(私のこと)歌うまいね」と言っているのも聴こえた。今日は皆がいい気分、音楽が大きなつながりのひと時だった。これがあるから忙しくても、多少身体に故障を感じてもやめられない音楽療法士の私。
ウーン、幸せ。明日も仕事がんばっちゃう!



とにかく、寒いッ!

2008-01-28 21:00:37 | 季節
本格的な寒さの毎日。東京の最高気温が10℃以下の日がもう2週間以上続いているとのこと。「今冬の寒さは平年並み」との気象庁の予想だったが、平年より寒い気がする。だいたいこの数年暖冬気味だったから、平年がこんなに寒いのかと思うほど。でも気象庁の寒さ予報はことごとくはずれ、雪予報はそのいい例。今夜からまた雪らしいが、「都会の雪予報はむずかしい」と言い訳のような前置きをしていた。


今朝の富士山は真っ白、その下の山々もまだら模様の雪。



ずーっと向こうも真っ白。


「寒い、寒い」といいながら過ごす冬。昨年の 胃炎事件 で6キロおちた体重はまだ2キロしか戻っていない。その4キロ分が寒い。先週からはじめて<貼るカイロ>のお世話になっているが、これが快適。身体がポカポカして気持ちいい。それからぬるめのお風呂。今朝は身体の冷えで3時前に目が覚めたので、2時間ほど出たり入ったりでお風呂につかった。ゆっくりヌクヌク温まる贅沢な気分。

身にしみる寒さ。
今がいちばん寒い季節。
帰り道、カシミヤの大判ストールを買った。
ずっと何年も捜していた、大好きな真っ赤、
身も心も温まる、落ち着いた大人色!

でかけるはずが・・・

2008-01-27 17:52:35 | つれづれ・・・
今日は休日。出かけないと決めた日は、朝シャンもお化粧もマニキュアもすべて省略の手抜きだが、今日は目覚めからしっかり身支度を整え、あれこれ段取りを考える。まず美容室に行き、10時半には電車に乗っている、そして・・・。

ところが・・・、
美容室から帰宅し、PCをのぞいたら返信が必要なメールがいくつかあり、それに長々と時間がかかって1時間。そこへ息子が起きてきて「ご飯たべたい」、遅い朝食を作る。気がついたらお昼前。「お昼を食べたら絶対出かける」とかたく決心したわりには、昼食と同時に夕食の下ごしらえを始めたら忙しい今週のために《まとめ作り》がしたくなり、冷蔵庫の野菜の下ごしらえや冷凍庫にある牛ひき肉1kgで<ミートソース><ハンバーグ><ミートローフ>を作る。教えてもらったばかりの<チーズバスケット>というお料理に挑戦したり、ケーキやパンまで焼いて、結局午後中キッチンに。その頃には出かけることはすっかり頭からとんでいる。オーブンからいい匂いがするまでお料理は休憩、明日レッスンのサックスを練習をする。



ま、たまにはいいさ、こんな一日も!

けやきの風コンサート

2008-01-26 23:40:31 | 音楽
スペインのクラシック+ジプシージャズの多彩な二人に、フラメンコを迎えたコンサートが開かれる。

けやきの風コンサート
Piano:岩崎良子、Vocal:石井三榮子、Flamenco Guitar:高木潤一
2008年2月8日(金)19時開演
中目黒GTプラザホール
3500円(飲み物付)
問い合わせ:けやき工房(☎03-3421-8701)

コンサートは、「けやき工房」と「あらかるとカンパニー」(社会福祉法人が運営する精神障害者社会復帰施設)の活動を応援する。


梅の開花-ピアノ編

2008-01-25 16:34:49 | 音楽療法
老健(介護老人保健施設)デイケアの利用者様・Yさんの趣味は園芸。新年早々、梅の盆栽を持ってきてくださった。かたい蕾はエアコンの温かさで色づき始め、ついに今日開花。すてきな香りと可憐な花。



ピアノの上に鉢を飾り、早速皆で<♪ゆ~しまとおれ~ば~> と《湯島の白梅》を歌う。

Eva AlkulaのCD

2008-01-24 17:28:02 | カンテレ
フィンランドのカンテレ奏者Eva Alkula(エヴァ・アルクラ)から新しいCD <helios> が届いた。この1週間CDウオークマンを持ち歩いてずっと聴いている。エヴァからCDのことは聞いていたし、『kANTELE』(フィンランドカンテレ協会が発行する冊子)最新号で読んだので、いつかいつかと首を長くして待っていた。



エヴァの演奏は、いつも純度の高いすばらしい音楽性を感じる。それがますます磨かれ、研ぎ澄まされた音・透明な音・鋭い音・まろやかな音・言葉で表現できないもの・・すべてが感じられる。カンテレはフィンランドの代表的な民族楽器のひとつだが、エヴァの醸し出す音楽は、もはや民俗音楽とは言えない世界。昨5月のコンサート を聴いて「低い音の広大な広がりと高い音の緩やかな飛翔感。宇宙がある」と表現した友人もいる。

黄葉の美しいタンペレの街を歩きながら、音楽について、人生について語り合った  を思い出す。

♪ゆ~きやこんこ

2008-01-23 20:17:09 | 季節


やっと雪が降った。
先週から「明日は雪でしょう」の予報がことごとくはずれ、早起きして外を見てがっかりの日々。今朝はほとんど期待していなかった。朝4時に目覚めて、いちおうベランダに出てみる、やっぱり「降ってない!」。降り始めは朝7時頃、とにかくヤッター!

雪景色を待っていたわけではなく、昨秋フィンランドで新しい雪の日ブーツを買ったので、それをはきたかっただけ。-30℃仕様、中はモコモコで温かい。フィンランドにしてはお洒落ブーツで気に入っている。



もっと降るかと思ったら、あっさりおしまい。午後は冷たい雨にかわり、雪はすっかりとけてしまった。リハビリ訓練室から見た雪景色、午前中に写真撮っておいてよかった。そして今日の音楽療法は《雪》特集! 《雪》がでてくる歌を皆で絶唱、<雪が降ったら雪の歌>は気分がいい。


ところで、ブーツはあと何回出番があるかしら?

本の山

2008-01-22 21:23:02 | お勧めの・・・
また本がたまった。読み終えた本は、①手元に置いておく本、②人に回す本、③処分する本、に分ける。①は3列に突っ込んでいる本棚がいっぱいになり、息子の本棚に無理やり押し込んでいたがそれも限界。他に行き場がないのでピアノの上にだらしなく山積み状態(同じくCDも)。②今度Y子ちゃんに会ったらわたそうと、何冊かよりわける。③捨てるのには忍びない。家族に「ブックオフに行けよ」と言われるがその時間もままならない。とにかくたまるから、大きな紙袋に入って廊下に放置。

最近読んだ本。お正月休みは本も読まずにグータラ過ごしたので、この2週間はとにかく読んだ!
『伊勢物語』
『ことばで感じる女たち』 (黒川伊保子 ワニ文庫) 
 
(それぞれ過日紹介)

『魔女の1ダース』(米原万理 新潮文庫)
とにかく1冊読みたいと思っていた著者。書名に添えられた「正義と常識に冷や水を浴びせる13章」のタイトル、ロシア語通訳だけに言葉に対する感覚がとぎすまされ、鋭い。書名とタイトルからは想像できない、笑える面白さの本。

『生かしておきたい江戸ことば450語』(澤田一矢 幻冬舎文庫)
懐かしくて、どこか優しい江戸言葉の紹介。

『I LOVE YOU』(祥伝社文庫) 
男性作家6人による恋愛アンソロジー。ヘェ、男性ってかなりのロマンチストなんだ・・・

『白蛇教異端審問』(桐野夏生 文春文庫)
面白いよとすすめられたが、書名が憶えられなくて翌日「昨日の書名は何だっけ?」と本屋さんに向かう道でメールしたほど。返信を見て、「これはなんて読む? 漢字の区切りはどこ?」と思いながら買う。「はくじゃきょういたんしんもん」と読む。この作家はほとんど読んだ、読めば読むほど魅かれる。きれのいい文章で、偏った女っぽさがない(女の私が言いたくないが、女々しくない)ところが気に入っている。この本は初のエッセイ集だが、よけいな飾りをしないストレートな語り口に、ますますファンになった。私もこういう文章が書きたい。

『音律と音階の科学』(小方厚 講談社ブルーバックス)
<ドレミ・・・はどのようにして生まれたか>という内容の物理学者による本。数学と物理学と心理学など多方面からドレミの起源を説明している。同僚の理学療法士からすすめられたが、数学と物理が嫌いだから音楽に進んだ私は、グッと構えて読んだ。いきなり周波数の話、音の上がりは螺旋階段、聴覚は差ではなく比、数列、整数倍波、ピタゴラスの音律・・・ 一応最後まで読んだがやっぱりあまり理解できていない。こういう理論は得意な方におまかせして、私はひたすら音楽を奏でよう。

『すべては音楽から生まれる』(茂木健一郎 PHP新書)
最先端にいる脳科学者が書く音楽。脳と音楽の関係は音楽療法士の私には永遠の課題でもあるが、脳はあまりでてこなかった。どちらかというと趣味の音楽エッセイで、はりきって読み始めたわりには期待はずれだった。

『発達障害の子どもたち』 (杉山登志郎 講談社現代新書) 
仕事に必要で読んだ本。以前に比べて障害が広範囲の子どもたち、特に軽度発達障害では症状が様々になってきた。障害や程度の分類がわかりやすく私の参考書として身近におきたい1冊。



簡単お料理レシピ-鶏肉の和風煮

2008-01-21 23:06:36 | グルメ
友人から教えてもらい、すっかり我が家に定着したおかず。
さらに友人にも広めた<忙しいときの簡単おかず>は20分でできる。

<材 料>
鶏手羽中(スペアリブ) 20本  
しょうゆ        大さじ1/2
大豆(水煮)     150g
ゆで筍         150g
生姜          1かけ
ごま油         少々
A水          カップ3
 酒          カップ1/2
 みりん        大さじ2(甘めがお好みなら砂糖小さじ2も)
 しょうゆ       大さじ2

<作り方>
①鶏肉にしょうゆをもみこむ。
②生姜は薄切り、筍は1cmの厚さに切る。
③鍋に油を温め鶏肉の表面に軽く焼き色をつけ、しょうがとAを加える。
④沸騰したらアクをとり、5分煮る。
⑤筍と大豆を加えて中火で10分。さらに汁気がなくなりつやがでるまで煮ると、味がしみて美味しい。

日持ちは冷蔵庫で3日と言われたが、あっという間になくなる。お弁当用には食卓に出す前におとりわけが必要。

新しい歌集

2008-01-20 18:40:32 | 音楽療法
勤務する高齢者施設には3冊の『音楽療法歌集 歌の本』がある。『Ⅰ』は高齢者施設で好まれる、いわゆる昔の流行歌・民謡・唱歌が120曲。その3年後に作った『Ⅱ』はそれより少し時代が新しくなり、同様の歌のほかに演歌も数曲入っている100曲。高齢者対象の音楽療法士の基本は『Ⅰ』、これはなんとかなったが、『Ⅱ』は7割が知らない曲で、自信を持って全曲弾けるようになったのは半年後。今でも歌詞だけではおぼつかない曲が何曲かある。『Ⅱ』も歌いつくしたのでと昨秋から準備していた『Ⅲ』が完成し、先週からデイケア(通所)で歌い始めている。

新歌集『Ⅲ』の内容は多岐にわたる。利用者様の年代幅が広がってきた(若年化)ので、音楽に古さを感じないよう戦後の歌も多い。『Ⅰ』『Ⅱ』でとりこぼした曲のほかに、利用者様のリクエストも聞いた。団塊の世代が好む70年代フォークやその頃の流行歌、「もはや戦後ではない」(1956年)世代の歌、教科書系の歌、シャンソン、ビートルズ、エルビス・プレスリー、英語の歌、カンツォーネ、キャンプソング、最近の大人の歌、アニメソング、演歌・・・の100曲。私の趣味で入れた好きな歌や歌いなれたものも多い分、そうでない歌とのギャップがいちばんある歌集。知らない歌でもとりあえず楽譜があれば初見で弾けるし歌えるが、聞き覚えについていくのがいちばん恐ろしい。その多くは最近の歌謡番組らしいが、聞くほうはかなりの自己流だから、楽譜かじりつきの私は「ハ? 4つのばすはず」「音が違う」「絶叫してのばしすぎないで」・・・。挙句の果てに「先生、違うよ」と言われると、これは負けられぬと伴奏するピアノの音は激しく大きくなっていく。



歌集はアイウエオ順、ア行~サ行まで歌い進んでいる。いきなり躓いたア行、《哀愁の高山》《熱海の夜》《天城越え》、私が不得意で好まない分野の曲はカラオケ名人のAさんのリクエスト。演歌はその人の思い入れが歌い方にでるので、大勢で歌ったり歌集には不向きだが、聞いたからには選別するわけにもいかず泣く泣く入れることになってしまった。この間にある《愛の賛歌》《アニーローリー》《アルプス一万尺》は私もスタッフたちも活き活き楽しく歌えるのに、どうもこの3曲はトーンがさがる。トーンが下がりすぎて、這い上がるためにオペラ調になることもあるほど。

先週のデート、美味しいイタリアンの後はカラオケに。「仕事がらみでごめんなさい」とお願いして、喉が痛くなるほど10曲くらい歌ってもらった。『Ⅲ』を思いついてから、2軒目はカラオケの出番が多い。秋は楽譜片手の私も、一応楽譜が頭に入っている先週は、「♪あまぎ~ご~え~」だけははまるようになった。でも先は長い、やっとタ行。「ピアノに合わせて!!」と心の中で切れる寸前の音楽療法士は、今週も笑顔で闘う!


ことばに感じる女たち

2008-01-19 20:43:26 | お勧めの・・・
今日のタイトルは書名。書棚を通りがかり、書名に魅かれて内容も見ずに衝動買いした本。水曜日に買い、夜中にズンズンはまってかなりのスピードで読み、翌日もう一度読み直したくらいだった。ただ本のオビに<なぜ、考えるより先に「好き」になるのか。なぜ女性は、男女の関係で満たされないのか>と内容紹介があったのには気づかなかった。「女は言葉でイク」-まさか男と女を紐解く本だったの?

著者は、長く人工知能の開発に携わった女性研究者。脳科学から言葉の音まで、わかりやすく分析しながら書いている。女性脳は感性領域が言語領域に直結しているので、言語脳が活性化しやすく、《現実=言葉》だそう。そして考え方は常に《私》、私が世界の中心にいるらしい。悲しみも喜びも言葉で確認し、それをさらに拡張しているのは女の特性。それはよくわかる。男の方がロマンチストとはよく言われるけれど、私自身も含めて周りを考えると、女は夢(ロマン)を追いつつやはり現実的で具体的なんだと思う。 ウーンたしかに、そうなるほど・・・と読み進む。音楽脳で直感的に感性で生きている私はあてはまることが多い。

紹介文にあった<男と女がうまくいく>のには、まず《ことば》らしい。でも男女関係に限らず、《脳と言葉》をキーワードにすれば、人とのコミュニケーションも確実に拡大すると納得した本だった。言葉やそのもつ音・リズムにことのほか関心がある私は、とにかく面白かった。そして女性の視点というのが、この本のポイントかもしれない。

フィンランド語で日記Ⅲ-5・7・5編

2008-01-18 23:10:54 | フィンランド
2006年12月7日から始めた フィンランド語日記。日記といっても毎日ではなく、私の気持ちを書きとめておきたくて始めたメモ的文章。まる1年たったその日記は、<フィンランド語俳句> にかわった。

フィンランド語俳句? もちろんそんなものはあるわけがない。フィンランド語仲間で勝手につくった遊びで、日本の俳句の5・7・5を基本に、どこかにフィンランド語をいれる。俳句はよくわからないけれど、5・7・5の音とリズムは音楽的で面白い。そこに意味と音からフィンランド語をあてはめるのだが、これがかなりむずかしい。いわゆる《俳句》は季語があるので、範囲を広げて川柳も含めることにした。とにかく5・7・5。

まず日本語で考えて言葉を並べフィンランド語におきかえてみることもあるし、閃きのようにキーワードのフィンランド語が思い浮かぶこともある。いちばん大切にしたい言葉はフィンランド語でと思うから、5・7と指を折りながらブツブツ・・・。音の数さえあえばいいので、7は単語2つになることもある。

そしてさりげなく、
RAKASTAN 送信メールは ハートぜめ 
着メロに 心が躍る LAUANTAI


今冬のフィンランド、雪が少ない。

カンテレお弾き初め・2008

2008-01-17 17:27:24 | カンテレ
2008年が始まって半月すぎた。
1月のカンテレクラスは <お弾き初め>

<きらきら星変奏曲><モーツアルトのメヌエット><フランスワルツ> (26弦)、 <冬のイメージによる自作曲><千の風になって> (15弦)、 <カレリアの丘><日本の歌メドレー> (10弦)、 <カレワラ><嘆きの少女> (5弦)など。5弦クラス、10弦クラスはそれぞれ <フィンランディア> の合奏、2008年版の新しいアレンジに挑戦した。

大型組はさらなるレベルアップを目指し、テクニックと音楽性を磨こうとはりきっている。「フィンランドのことははよく知らないけれど、楽器に興味を持って始めた」という方が多い多弦クラス、弾いているうちにフィンランドが好きになり、民俗音楽も積極的に弾きたいという希望がある。何より嬉しいこと! 5弦・10弦組は10年以上の人が多いので、フィンランド音楽の原点を感じながら曲を楽しみたいと目標をたてた。今年は、少弦もアレンジを工夫してダイナミックな演奏をつくりあげたいと考えている。




この1年でカンテレ人口がふえている。どのクラスもいっぱいで、新設のお声かかりもある。今年も楽しみなカンテレ仲間たち!