Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

清里にて

2006-07-31 17:41:23 | おでかけ


小鳥の鳴き声で目が覚める。
八ケ岳の麓・清里の朝。


昨夜は萌木の村特設ステージで野外バレエ(第17回清里フィールドバレエ)を楽しむ。演目は有名な『くるみ割り人形』、周りの木々が幻想的な世界を効果的に醸しだしていた。




今日は妹たちと車で出かけた。まず清泉寮でソフトクリーム、濃いジャージー牛乳のアイスは格別。霧も晴れてきたので景色のいい所をあちこちドライブし、お昼は津金の〈おいしい学校〉へ。廃校になった小学校、明治~大正~昭和の校舎がそのまま残されている。木の机と椅子、オルガンなどなつかしいものもたくさんあった。

清春白樺美術館で八ケ岳をこよなく愛した東山魁夷展、北澤美術館でゆっくりガラスの芸術をみて満足。

宿泊しているノスタルジックホテル・チャールストンのビーフシチューと甲州ワインが美味しい。
おなかいっぱい食べすぎて、苦しい!


フィンランドのデザイン展

2006-07-30 14:49:09 | フィンランド
東京駅から長野新幹線佐久平、小海線に乗りかえて、小海町高原美術館へ。
〈フィスカルス・デザイン・ビレッジ展〉が開催されている。



フィスカルスといえばフィンランドのオレンジ色のはさみメーカー。その使われなくなった工場跡地や家屋にアーチストたちがアトリエや住まいを移し、今では芸術村。今回は34人の120点が展示されている。ガラスごしに見える白樺をバックにフィンランドな世界!
開催は8月20日まで。
週末限定レストランの「朝採り高原野菜サラダ」は絶品。

これから清里へ、今夜は友人のノスタルジックホテル・チャールストン泊。



年末年始をフィンランドで過ごした私と直子さんの夏休み。

JAZZふうバッハ

2006-07-29 13:58:18 | 音楽療法
最近<JAZZ>に興味がある。

いわゆるJAZZの曲はよくわからないので、クラシックをJAZZアレンジした楽譜を購入したことは 数日前 (7月25日) に書いたばかり。そのとき聴いたバッハが衝撃的だったので、翌日早速ピアノで弾いてみる。《プレリュード第1番》 (この曲はハ長調で弾きやすいので、音大時代の和声の授業で全調で弾けるように訓練された曲。おかげで♯や♭が7つついても暗譜で弾ける、これは特技?)、リズム・テンポ・ハーモニーを変えてみると、アレンジとはまだほど遠いけれどそれなりに形になる。感動 

なぜJAZZ? 
それは認知症棟に毎月1週間ショートステイするAさんとの会話がきっかけ。Aさんは大学時代ジャズ研究会に所属、卒業後はジャズをテーマにラジオのディスクジョッキーとしても活躍したステキなジェントルマン。あるとき認知症フロアの個別セッションで、音楽好きなBさんにピアノを聴かせていたらAさんが現れた。日頃の問題行動からは考えられないほど顔つきもよく、落ち着いてピアノを聴いている。覚醒状態が悪く言語を持たないBさんにかわり、Aさんが「JAZZ弾いてよ」とリクエスト。

まさに「ジャ、ジャ、ジャズゥ?」の私。結局「正統派クラシックだったらまずバッハを弾いてみてよ」ということになり、とりあえずバッハならたくさん弾けるから・・・と弾き始める。そのうち「今弾いたところをこう弾いたら?」と次々ご意見がでてきて、「エッ、こう?」と弾いているうちに、「先生、ちょっとJAZZっぽくなってきたよ。でもまだまだ足りないから次回僕が来るまでに勉強しておいてよ」と。

そしてその<次回>が昨日から1週間。早速Aさんの個別セッションに出向く。「オッ、バッハの先生。少しはわかった?」と第一声。「ウーン、また教えてください」と言いながら、得意の《プレリュード第1番》を弾いてみる。

私のアレンジ。
楽譜に忠実にまず1回→リズムを付点にし、経過音や刺繍音をすばやくいれてアレンジ。ところどころダブルテンポにする(結構大変なスピードで指がからまる)、オクターブにするという横への流れ→そしてハーモニーを重ねるという縦の構造、最後の8小節は原曲を弾いて終結、いかが?

「先生、かなり学んだね」と拍手。「そう、ありがとう」と私。「JAZZは解放されなければだめ。大事なことは、クラシックのどこから飛んでまたどこに着地するかの頃合いだよね。でも僕はバッハ見直したよ」と言われて、ちょっと(ホントはかなり)嬉しかった。「《プレリュード第1番》はたくさんCDがでているから聴いてみたら? 聴くと<クラシック-ジャズ>のよさがわかる。今日の先生はまず基本の第一歩をクリアしたところかな」  そうか、基本の第一歩か・・・。

Aさんはいい顔をしていた。30分の予定が気がつくと1時間以上。そしていつの間にか聴衆が集まっていて最後は20人のセッションに。バッハなのに手拍子が入る不思議な空間だった。

ベートヴェン<第九>を歌う

2006-07-28 12:13:27 | 音楽
ベートーヴェンの <第九>(交響曲第9番 ニ短調 作品125「合唱付」) といえば、年末になるとプロアマを問わず盛んに演奏される曲。小学生のとき 「晴れたる青空ただようく~もよ」



と音楽の授業で歌った方も多いと思う。


<第九> を最初に歌ったのは中学2年生のとき、指揮者は石丸寛さん、サイン入りのその楽譜は大切にとってある。はじめは鉛筆でカナをふり歌える(読める)ようになったら消していく、そんなことをしながら <第九> にのめりこんでいった。音大ではプロのオケと共演、またアルバイトでトラ(エキストラ)としても歌った。


来年 <第九> の企画がふたつある。

ひとつは仕事で関わっている横浜市港北区の企画。
港北区民オーケストラ20周年記念事業として、1回限りの合唱団がスタートした。いろいろあって私は合唱の代表幹事。コーラスは200人の予定で、すでに60名くらいの応募がある。是非参加したいという小学生親子、仕事帰りを10分遅れでかけつけますという方、合唱は初体験だけど第九を歌いたい、頑張ります!という中年サラリーマン・・・。
練習は9月17日から平日夜と土日で月4回程度、本番は2月11日みなとみらい大ホールで開催。詳細は港北区ホームページ (クリックするととべます)で。

もうひとつは息子の卒業した学校の周年記念行事。男子校だから男声は在校生+卒業生と心配ない贅沢な合唱団。女声は保護者中心で、在校中保護者のコーラスに入っていた私もOGとして参加することになった。本番は12月、同じくみなとみらい大ホール。

「<第九>を歌う」 はすでに過去の思い出となっていた私。重い腰をあげなければ・・・



 小学校の音楽室ではこんな顔だった。

カール・ラーション2007

2006-07-27 21:36:46 | つれづれ・・・
北欧スウェーデンの画家カール・ラーション。

28年前ストックホルム旧市街ガムラスタンの小さなお店で絵葉書に出会ってから、すっかり虜になってしまった。

それ以来可能な限り(フィンランドでは簡単に手にはいる)、我が家のカレンダーのひとつはカール・ラーション。1900年代初めの北欧の暮らしぶりがわかる絵が多い。日本が大好きで浮世絵の影響も受けていると言われているが、ほのぼのとしたタッチで家族や家、田舎を描いた絵が大好き。今月は、夏の日の朝食をお庭の白樺の木の下の大きなテーブルでかこんでいる絵。




夏真っ盛りの今はザリガニとりの毎日に違いない。




先日友人のかずさんがカール・ラーション美術館を訪ねた。ストックホルムから電車とバスを乗り継いで一日がかりで行く、それも夏しかあいていないからなかなか行かれない。「いいナ~ いいナ~ うらやましい」と連発したら、お土産に来年のカレンダーを買ってきてくれた。まだ7月なのに2007年のカレンダーに見入っている私。

音楽療法と季節感-セミ

2006-07-26 16:21:52 | 音楽療法
暑い、夏の日差しがさしこむ。

あちこちでセミが鳴き始めた。第一声は今朝4時過ぎ、「あれ、セミが鳴いている」と起きたら、マンション隣の神社は次々セミが殻を脱ぎ捨てたようで大合唱となる。
昼間は暑さを倍増させる鳴き声・・・




梅雨明けも間近、いよいよ夏の到来。

美味しいひととき

2006-07-25 22:45:52 | グルメ
美味しいひととき=癒しのとき。
今日はそんな日。





その前にJAZZYなクラシックという楽譜を買った。音楽を即興とかイメージで崩すことに慣れていないので、せめて楽譜を・・・と思ったがそれは邪道だったみたい。 Whisky Barで「クラシックをジャズ風にアレンジした曲」をリクエスト。流れてきたバッハ=グノーの<アヴェマリア>に聴き入る。基本のメロディー→即興→もとにもどって解決。コードを崩して隣の音を入れてみる、音をぶつけてみる、4度や5度そして9度音程を使ってみる、♯や♭をいれてみる、リズムを変えてみる、そして経過音や刺繍音の使い方がステキ! へぇー、ジャズって横に流れるの。これはモーツアルトやバッハは挑戦できるかもしれない、ちょっとイメージができてきた。今夜はもう遅いから明日さっそく試してみようかしら。 

美味しいおしゃべりの中から新しいアイデアと夢、
また明日も楽しんでがんばろう!

ご馳走さまでした


ぶたは幸せを呼ぶ

2006-07-24 18:36:24 | フィンランド
ソニプラで懐かしいものを見つけた。
これって、あれでしょ? と思わず買ってしまった。

まず<これ>




そして<あれ>



多分最初にフィンランドに留学したときに銀行でもらった「貯金箱」
ずいぶんほこりがたまっている・・・


<これ>+<あれ>=親子?



<フィンランドでは「ぶたは幸せを呼ぶ」と人気です。かわいい>
と商品の説明があった。

高知のお取り寄せ便

2006-07-22 12:08:09 | グルメ
ひそかに愛用している調味料がある。簡単に調味料といってしまうのはおしいほど、美味しい

高知のケンショーの商品。
仲良しの洋子ちゃんからいただき、それから病みつきになっているお味。

いちばん人気のトマトケチャップ



暑い夏にかかせないのが 焼肉のたれ

最近「ごま・にんにく風味」の新商品がでたらしい。まだ試していないけどきっと美味しいに違いない。冷やし中華の隠し味にいいかも?

夏のサラダにはさっぱり ポン酢

そして冬はお鍋で大活躍のすぐれもの。


まだまだある。
和風玉葱ソース、ヘルシー濃厚ソース、トマトソース・・・ ありすぎてご紹介できない。
美味しいもの&お取り寄せ大好きな方は
ケンショーのホームページ (ここをクリックすると飛べます)をのぞいてみて。

 な~んごくゥ土佐ァをあとにィし~て・・・ よさこ~い よさこい

ブログは楽し!

2006-07-21 17:26:55 | つれづれ・・・
ブログをはじめて半年になる。毎日毎日よく話題があるものだと自分でも感心するほど・・・。
読者の皆さん、おつきあいありがとうございます 

ブログは思うまま好きなままに独断と偏見で綴る私的な日記。
キーワード<フィンランドと音楽:音楽療法とカンテレ>
のこのブログ、あらためて内容のカテゴリーを見ると、
フィンランド65、音楽療法56、カンテレ35、つれづれ、音楽・・・の順。
数字を見るとあらわれていないが、「結構食べ物の話題が多いね」とよくいわれる。
だって 美味しいもの大好き! お料理とお菓子作り大好き! 
なので興味津々・・・。お弁当を公開すると作り方のお問い合わせもある。

私の頭の中には <ブログコーナー> があり、あれもこれもとテーマがいっぱい。考えて組み立ててそれを文章にしてという作業は、脳の活性化にはもってこいかも。

今日も楽しくブログ!

原爆体験を聴く、《今、伝えたいこと》の会

2006-07-20 18:47:42 | つれづれ・・・
原爆証言、朗読と音楽でつづる 《今、伝えたいこと》 vol.2  
が昨年に引き続き開催される。このイベントは語りと音楽の会「リリアン」を主宰する藤堂叶倫(とうどうかりん)さんのライフワークである。

今回の内容は、
証言「忘れられない、あの日」 米田チヨノ(長崎で19歳のとき被爆)
朗読「この子を残して」(永井隆著)より  藤堂叶倫

とき:2006年8月6日(日)午後2時半開演
ところ:めぐろパーシモンホール
入場料:一般500円、高校生まで100円(先着170名まで当日受付)
お問い合わせ:リリアン 03-3441-8634

戦後60年が過ぎ日本の原爆体験意識が薄れ行くなか、貴重な会である。

藤堂叶倫さんの朗読は美しい、そして情景描写がまたすばらしい。すべて声で表現するのだが、江戸の長屋の話ではそこの住人の顔まで思い浮かべてしまったほど。今回もどんな永井隆をきかせてくれるのか、心待ちにしている。

愛猫一周忌

2006-07-19 17:28:33 | つれづれ・・・
今日は愛猫・papagena (パパゲーナ)の一周忌、逝った日はちょうど梅雨明けで暑い日だった。



20年半を一緒に過ごしたパパゲーナがいない1年が過ぎた。家族として思いっきり溺愛した我が家のお姫、最後の3週間は介護づくしの日々、そして家族の見守る夜、私の腕の中で小さく「ニャン」とないて逝った姿・・・

今でもどこかで寝ているようで、そろそろ夕食の匂いをかぎつけノソノソ起きてきそうな気配。今日は大好きなお刺身! 

思い出はつきない。

1月28日 2月12日 4月27日

音楽療法士の職業病?

2006-07-18 21:11:05 | 音楽療法
昨夕、右手薬指に突然の痛み。
仕事で一日中ピアノを弾いていたがそのときは何でもなかったし、突き指も打撲もまったく覚えがない。でも指がドックンドックンして痛みがある。とりあえず湿布しか思いつかないので湿布したが、朝になっても状況は変わらず。「今日はピアノが弾けるかな」と心配しながら出勤。仕事先のクリニックでドクターに「職業病でしょう」と痛み止めを処方してもらい、ナースが応急処置としてテーピングをしてくれた。痛くても弾かなければならない。

お昼にベテランPT(理学療法士)のC先生が「その指どうしたんですか?」と心配してくれたので、「実は・・・」と話したら、いきなり肘をつかんでその近くをグーッと押す。「キャーッ、いたァーい」と私の叫び声に周りがびっくり! 「ここがかたすぎる。手首の柔らかさに比べここがかたすぎる。この疲労の蓄積が末端にでるんですよ」と、またまた強烈マッサージが加わる。声が出ないほど痛かったが、なんだかすっきり気分になってきた・・・。「職業病ですね。毎日ピアノを何時間も弾いているから」との宣告。

音楽療法士にとっての職業病は? 
まず声がでなくなる。最近はその前にわかるから自制しているが、大学病院の耳鼻咽喉科にかけこんでステロイドを点滴ということも何度かあった(決してお勧めはしないけどとにかく効く)。声楽出身の私は歌っている分には喉をいためることはないけれど、しゃべりが入るととたんに喉をやられてしまう。大きな声で無理に発声するので声帯に結節ができ、それが声に影響する。歌えるけどしゃべれない、そのコントロールが大変だった。

それから腱鞘炎(けんしょうえん)や今回のような指の痛み。ピアニストには笑われそうだが、気がついたら今日は朝からずっとピアノを弾いているなんてこともしばしば・・・、音大生時代こんなに練習したことあったっけ?というくらい弾いている。

「いたた」と思いながら、なるべく'4の指=薬指’は使わないように弾く(隣の中指を使っても痛さは同じ・・・)。雨のうっとしい一日だが、「音楽療法の先生はいつも明るくていいわ」「ひまわりのよう」とおだてられ(ほめて育てられるタイプ?)、何だか痛さも吹っ飛んできた。

ホントはまだまだかなり痛いけど、明日も楽しく仕事できそう!