Kantele-Suomiho-Fuga

フィンランドと音楽(カンテレ、音楽療法)をキーワードに!

猛暑の日々

2010-07-24 07:20:02 | 季節

連日の猛暑。暑いをとおりこして、まさにとろけてしまいそうな空気。

友人にメールしても返事がないので、「忙しいのかしら」と思っていたら、夜遅くに返信。
「軽い熱中症でダウンしていました」
ニュースでも熱中症で亡くなる話題が多く、例年なら水の事故が多いのに今年はそれより先に熱中症の報道。

そしてびっくりしたのは、フィンランド。
ヘルシンキに降り立ったA子さんから、「なんとこちらも34℃! 涼をもとめて来たフィンランドなのに」。
フィンランドのお父さんからは、「暑すぎて毎日湖でのんびり泳いでいる」。
でも日本の真夏を経験した友人は、「この暑さに大好きな日本と隅田川の花火を思い出している」。



夏本番! 私の大好きな季節、元気いっぱいの毎日。


自己評価シート

2010-07-23 22:17:42 | つれづれ・・・

『朝日新聞』の「GLOBE」(月2回、月曜日発行)の1面に人の特集がある。様々な方面で成功した人を取り上げていて、なかなか興味深い。そこに<self-rating sheet・自己評価シート>、「自分にどんな力が備わっているのか。何が強みなのか。編集部が用意した10種類から、本人の自信がある順番に並べてもらう」というのがあり、この主観的な評価が面白い。

その10種類は、
1運、2協調性、3決断力、4行動力、5語学力、6集中力、7持続性・忍耐力、8体力、9独創性・ひらめき、10分析力・洞察力。

さて私は・・・
1独創性・ひらめき、2行動力、2決断力(2と3は同時)、4集中力、5協調性、6語学力、そのあとは並列。つまり持続性・忍耐力は好きでないし、分析力・洞察力はあまりないに等しい。ましてや運はまったく気にしていない。体力は2年半前の胃の大病以来とても誇れない(それまでは体力には自信ありだったのに)。



この結果、自分で認識しているとおり。「人の考えないことまでひらめき、と同時にそれを実現するために全速力で走って行動し、同時に決断」がまず私の誇れること。この勢いについてこられない人もいるようで、特に仕事が一緒だと「ちょっと待って~」となることも多い。集中力は興味のあることにはピンポイントまで集中、協調性は人並みにあるつもりで、語学力はフィンランド語は特技で英語はそこそこ困らない程度。

皆さんの自己評価はいかが?


『スカンジナビアン・スタイル』

2010-07-22 20:52:18 | カンテレ



待っていた雑誌『スカンジナビアン・スタイル』をポストに見つけた。5月に来日した ノルウェーのミュージシャン、シニッカ・ランゲラン が紹介されている。編集部から「取材したい」とのご連絡をいただき、 コミュニティカフェでのコンサート&ワークショップ と 東京コンサート の2回取材にいらした。

雑誌名のとおりスカンジナビア=北欧を取り上げた雑誌。洗練されたシンプルで上品なライフスタイルを北欧から提案する幅広い視点に、私は創刊からのファン。
25号(2010 Summer)は以下の内容。
Norway 4大フィヨルドと氷河を訪ねて
特集 北欧スタイルで暮らす
(スウェーデン風の住まい・北欧と和、自然のハーモニー  フィンランドログハウスに住まう)
北欧のハープ・カンテレ 魂の歌声 カンテレ奏者シニッカ・ランゲラン
フィンランド夏至祭 in 松原湖
北欧プロダクツが手に入る! 誌上通信販売 スカンジナビアンマーケット

パラパラみていて、知人を発見。 3年前セントレア中部国際空港のトーク&コンサート でご一緒した、道田聖子さん が載っている。スウェーデン人のご主人と住む家は北欧そのもの、「いいなぁ、こんな暮らし」。そして今ごろスウェーデンでゆったり夏休みを過ごしているはず。


発売したばかり。その後お買い物ついでに近所の本屋さん数店でチェック、どこでも並んでいた。
840円・イーストリーム発行。


お暑さをいかがお凌ぎでいらっしゃいますか?

2010-07-21 22:33:37 | 季節

お暑さをいかがお凌ぎでいらっしゃいますか?



こちら東京は連日35℃にとどく勢いの猛暑日、とにかく暑い。
朝からクーラーなしではいられない生活は、
「早く仕事場に行こ!(=涼しいから)」
「今日はいつもより遅くまで仕事しよ!(=涼しくなるまで外に出ない)」と仕事に励む日々。カンテレやピアノの練習は音楽療法室で、PCもリハビリスタッフルームで行う
電車はたとえ座れるほどすいていても<弱冷房>には乗らない
なるべくお店の前や中を通る(=涼しいから)
そして寝るまでクーラーの中。
でも寝るときはべランダや窓を全開、「さすがに8階まで上ってくる人はいないでしょう」

このようにほとんど一日中クーラー生活の毎日。暑さにはめっぽう強く全然平気だが、「暑い暑い」と汗をかきかきはかどらない仕事のしかたより、快適クーラー生活が気に入っている。地球温暖化で気温が上がっているのは、このクーラーも原因のひとつとか。冷え冷えにせず、せめて設定温度を<ぬるめ>まであげて・・。


休日出勤

2010-07-20 19:28:01 | 音楽療法

音楽療法の常勤仕事場・医療法人は、24時間365(366)日お休みなしの高齢者施設の介護老人保健施設リハビリテーション科。それでも入所フロアは土日と祝日のリハビリ訓練はないので、音楽療法プログラムは同様にお休み。でもデイケア(通所リハビリテーション)は(月)~(金)の稼動なので、カレンダーの色に関わらず行っている。

7月19日海の日は月曜日だった。この日私は出勤、他にPT(理学療法士)も2名ご一緒。ST(言語聴覚士)も含め、総勢10名のリハビリテーション科だが、祝日は一緒に選ばれた(?)ご褒美に私のお弁当つきが恒例になっている。この日は「音楽療法の先生がでるならでま~す」と食いしん坊PTが名乗りを上げる。


(手前より)アジのマリネ、おくらの煮びたし、エビとイカ入り海鮮サラダ、黒酢あんかけ肉団子、きゅうりのピリ辛あえ(きゅうりは音楽療法庭でとれたもの)、たまご焼き。主食はエビとブロッコリーのトマトクリームパスタ(これは3人分・トマトソースは自家製)と焼きたてブリオーシュ(写真に撮る前に食べてしまった!)。デザートはバナナタルトに紅茶。

「あと足りないものはワイン?」 でも仕事中のランチ、「この2次会はいつかの夜にね!」


楽しいカンテレ仲間たち

2010-07-19 19:14:27 | カンテレ

日曜日は 10弦カンテレクラス だった。このクラスはかれこれ10年以上続いているクラスで、日本フィンランド協会カンテレ同好会 が母体となっている。「このグループはもう何年?」に何気なくカンテレを裏返したら、ビルダー(製作者)のサインと1999年の日付入り。「きゃ~、もう10年以上」と、Yちゃん、Sママ、T子さん、Aurinkoさんなど数名が絶叫。遅れてN子ちゃん、そしてまだはじめて数か月のKさんが「そんなにィ!」とびっくり。



レッスン曲は、私の新曲<kehtolaulu/2010kesa こもりうた・2010夏>。「なんかフィンランドっぽいよね~」の感想に、私だってそう思っている。30年以上もフィンランドと濃厚なお付き合いをしていれば、感覚は無意識のうちにフィンランドになってくる。10弦、11弦、16弦で練習。「涼しげ。いい、この曲」と言われ、作曲者としては本当にうれしい。

Yちゃん「きっと今日のブログはこのテーマだよね。皆なかなか弾けなかった。むずかしいって言ってるって書かれるよね~」 私「そんなことないわょ。皆さん上手って書く」と応戦。ブログ愛読者のT子さん「ブログの文章まで皆で考えちゃう、楽しい」。そうなんです、私のカンテレ仲間(一応、生徒さんたち)は本当にステキな楽しい仲間たち。

ところでこの曲、夕方から一緒だった音楽家に聴かせたら「いいねぇ」とほめられ、気をよくしている。なかなか厳しい評価もくだすので、ほっとした。カンテレ仲間たちはそれぞれレパートリにするそうで、大好きな仲間たちに感謝している。


昨秋は皆でフィンランドへ演奏旅行


和子さんの手仕事

2010-07-18 21:13:14 | つれづれ・・・

カンテレ仲間のとも子さんと小学校からの幼ななじみ・和子さん。お針仕事がすばらしく、お針をさわるのも不得意の私は何かとお世話になることが多い。最近はコンピュータミシンを導入されたので、刺繍がすてき。

最初はとも子さんの10弦用カンテレ袋に感激し、「私もほしい」とお願いしたのがもう10年近く前のこと。それからカンテレがふえるたびに、移動用や保管用に布ケースを作っていただいている。カンテレテーブルや大型の36弦や26弦の相談をしたときは、しっかりした布地や裏地つき、そしてカーブをご主人様が計算してくださったこともある。また演奏旅行や海外おでかけのためには、数台同時に持ち運びできるような工夫もしてくださる。

カンテレケースだけではなく、身の回りに<和子さんグッズ>は多い。エコバッグ、ペットボトル袋、お弁当袋、CDウォークマン入れ、一眼レフカメラ袋・・・。どれも毎日大切に愛用しているものばかり。


そして今日とも子さんが「和子ちゃんから」とくださったのは、バッグインバッグ。バッグの中に入れて仕分けして使うものだが、小さな工夫がたくさんありとても便利。帰り道の電車で早速入れかえて使いはじめている。



もうひとつデジカメ袋。以前いただいたのは白い袋。毎日持ち歩いているので何となく汚れてしまい、もう数回洗っている。そのことをとも子さんが話したら、「洗ってまで使ってくださりうれしい」と、新しいのをくださった。今度はブルー、大好きな色。きっと汚れが目立たないようにとの細やかなご配慮。


とも子さんは新たに大きな16弦を購入。今日のクラスでご対面、セミハードケースが重いので、肩にずっしりくる。早速「和子ちゃんに作ってもらうヮ」。きっとすてきなケースができることでしょう、私も楽しみ!


蝉の声とともに

2010-07-16 21:00:41 | 季節

梅雨明けも近い東京、神奈川。今日の青空と太陽の躍動するような光、そしてこの暑さは、まさに真夏色。

朝息子を送り出しながら、「そろそろ梅雨明けかしら」と言ったら、「そもそも梅雨入りがいつかも知らない」。たしかにそのとおり。今年は梅雨がなかったような気がする。東京以外は雨が多く、人の命まで奪うほどの大きな被害が報道されているが、夕立のような雨は数回経験したが、しとしと雨に傘が手放せない生活は全くといっていいほどなかった。「降るかもしれない」と持って出た雨傘は、「あ~、日傘にすればよかった」と何度後悔したことか・・・。


今朝は蝉の鳴き声とともに起きる。数年の地中での眠りの生活から這い出し、わずか数日の地上での生活。目いっぱい楽しもうとしているかのように、朝4時から大声で鳴いている。



この声を聴くと、「夏がきた」と実感する。


閃きのオリジナル曲

2010-07-15 19:01:05 | カンテレ

最近曲をかいている。かいているというより「わいてくる」の方が正確な言い表しかもしれない。通勤の電車で、ぶらぶら歩きながら、夕食を作りながら・・・、日常のあらゆる場面で浮かぶ音楽、音。その都度、いつも持ち歩いている五線紙ノートに暗号のように書き留める。

今日はカンテレ曲2題。ひとつは<RAKKAUDELLA・愛をこめて>、もうひとつは<KEHTOLAULU・こもりうた>。どちらも一瞬にしてできた曲で、次々メロディフレーズや音がわいてきた。それは「内なるもの」から醸し出される勢いで、どちらもおおいに気に入っている2曲。



作曲科に進もうかと思った時期もあったので、一応ひととおりの知識はある。作曲は「曲を作る」から、できあがったものはやっぱりクラシック系。4小節×4段、起承転結のある曲は優等生の唱歌のよう。和音進行やリズムなど、持てる知識や経験を駆使して整えてしまう。でも最近は「曲を作る」より、「音楽がわいてくる」が多いので、イメージ先行になっている。嬉しいとき、楽しいとき、気分がいいとき、そして悲しいときにもわいてくる音楽がある。でも辛いときや苦しいときにはなぜかわいてこない。

さきほどの2曲、もしこれを歌にするならと、友人の音楽評論家に「曲と詩、どちらがさき?」と聞いたら「多くは曲かな」。ふ~ん、そうなのぉ。基本的にカンテレ演奏用にかいたメロディだが、もしステキな歌詞(歌詩)を提供してくれるなら、と詩人の友人に聴かせてみようと思う。


楽しい仲間と美味しい食事

2010-07-14 07:56:38 | グルメ

もう40年以上のおつき合いの友人たちと、
週末の夜は楽しいイタリアン。

















お魚がとにかく美味しいお店、たっぷりの鮮魚や海の幸にひたる。
最後にパスタ2種をぺろり。
ワインの種類も豊富、70種類の中から選んだイタリアの白、赤、スパークリング。

お店は トラットリア ディ ペッシェ パッパーレ イタリア
(TRATTORIA di PESCE PAPPARE Italia)
若者が多い賑やかな渋谷、駅近(マークシティEASTの2階)なのに大人の空間がうれしい。


源氏物語の行間へ

2010-07-13 23:33:49 | お勧めの・・・

久しぶりに「面白い!」と思う本に出会った。書店で偶然手にとったその本、「『源氏物語』の執筆現場だった」のキャッチコピーが気になった。 『源氏物語』のりんぼう先生(林 望氏)新訳 を買うつもりで外出した日だったので。


『小袖日記』 柴田よしき著



平安時代にタイムスリップした<あたし>が、<女官・小袖>として『源氏物語』を執筆中の香子さまの片腕として働く。取材して歩くと、物語で描かれている人物や事件には意外な真相が隠されていた。<あたし>が現代に生きていた頃熱心に読んだ『源氏物語』、そこからの推測も含めて、<小袖>の平安の世での行動が愉快。

ミステリー、SF、歴史小説、文学のにおいも感じられるが、ジャンルでいったらおそらく新しい分野。とにかくグイグイ魅きこまれる面白さに、寝る時間も忘れて読みふけった。


音楽療法クラスで紙芝居上演

2010-07-11 20:46:40 | 音楽療法

療育・子どもの音楽療法クラス で紙芝居をお願いした。クラスの対象は、知的障がいと軽度身体障がいのある発達障がいのこどもたちで、Aグループは学齢以下、Bグループは小学生以上。それぞれ新作も含めて2つずつ上演していただいた。



演者は女優の 松永り香さん。数年前、向田邦子の朗読会を聴いて「この人とやりたい」と閃き、何度かカンテレコンサートでご一緒している。大人向け朗読のほかに構成や脚色までこなし、親子や子ども向けには自作紙芝居に歌あり踊りあり・・・と活躍している。現在は子育て中なので大きな舞台はないが、どこでも舞台にしてしまう魅力をもっている。

盛り上がった音楽がおわりクールダウンしたところで、紙芝居。
(紙芝居はwebでみられます)
<おのまとぺったん~なないろ編>
http://blogs.yahoo.co.jp/matsumakiusatan2/24368038.html

新作<たべもの☆だいすき>
http://blogs.yahoo.co.jp/matsumakiusatan2

子どもたちの集中力がすごい。感情を表したり言葉の表現や発語が苦手な子どもたちが多い中、し~んと静まり返り、目がキラキラかがやき、吸い込まれるような雰囲気。「ぼく、にんじんすき」「さかな」と反応する子、言葉を発しない子は笑顔で気持ちをあらわしている。視覚的な絵だけではなく、聴覚的なお話にも集中している様子が感じられる。



音楽は比較的わかりやすい手段で能動的な要素が大きいが、紙芝居はまず受動的な要素がある。そして「聴く」という行為がこんなに能動的な要素をもつことに、私は多いに感動した場面だった。今度はクリスマスにお願いしようかしら!


松永り香さん
ホームページ
http://book.geocities.jp/makimakioneko/
ブログ
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/makineko489/view/20100712/1278883317

子どもの音楽療法
<東京YWCA発達支援プログラム~療育~>
お問合せ 東京YWCA国領


季節を音楽にも、食事にも。

2010-07-10 07:58:59 | 音楽療法

7月7日は七夕。
音楽療法の仕事場の高齢者施設では七夕週間を行った。



ある日の昼食。
盛り合わせそうめん、星型ニンジンが七夕を思わせる。
湯葉の和え物は、朝顔かまぼこ。


そしてデザートの星ゼリー。


織姫と彦星が天の川で一緒に過ごすその瞬間をイメージして、
厨房スタッフが考え作った傑作の一品。


施設で過ごす方々には季節をより身近に感じていただきたいと、さまざまな形で提供している。音楽療法では季節の歌で、特に歌詞を大事にする。栄養科では行事にあわせてメニューを考え、目と味で楽しんでいただく。