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スヴァイリエンからロンアン省へ

2012-10-27 07:41:11 | 交通

昨年11月にベトナム、ロンアン省とカンボジア、スヴァイリエン州との国境に国際国境ゲートが開設されました。ベトナム名は、Cua Khau Binh Hiep、カンボジア側はPrey Vo Internatioal  checkpointと呼ばれるようです。

http://tuoitre.vn/Chinh-tri-Xa-hoi/420048/Khai-truong-cap-cua-khau-quoc-te-Binh-Hiep---Pray-Vo.html

 

今週、はじめてこの国境ゲートまで行って来ました。地図を見るとスバイリエンの町から南下すれば直ぐに着くような場所と思われ、もしバイクで通過できればモックホアの町で一泊するつもりで出掛けました。

カンボジア南部、スヴァイリエンやタケオなどと同様に湿地や田圃が広がる風景です。国境近くとは言え、それでもベトナムの風景とは同じでなく、また他州とも異なった雰囲気を感じました。

            

ラオスで見て気付いたのですが、牛と鶏は共生関係にあるようで、地に伏した牛の背中に鶏が乗りダニか何かを食んでいるような光景を見ました。人が少しでも近づくと飛び立つサギも牛には近寄っていました。

            

 ラオスから戻って折角洗車したばかりなのにこの泥濘。バイクを止めて歩いて状況を確かめに行こうとすると、跨いだまま立てたサイドスタンドが土にめり込み倒れ掛けました。左足は地に着いているもののバイクは倒れ掛けて起こすことができず身動きできない状態に。5分ほどその態勢のまま過ごし、どうにもならないので「ソム・チュイ・ポーン」と農家の人の助けを呼ぶことに。確か「ヘルプ・ミー」の意味だったような。

裸足の男たちに助けられ、農家の庭を通らせてもらってどうにか窮地を逃れました。靴やズボンが泥に汚れることを覚悟で走り抜ければ良かっただけのことなのですが。

            

 暫くするとまた新たな難関が。鉄板の橋は幅があるので問題なさそうに見えましたが鉄板に上がる段差に「万が一」を恐れてしまいました。3台のバイクが水の流れるコンクリートの上を走り、この画像の女性は鉄板の上を通って行きました。迷った末に万が一の時のリスクが少なそうな水の上を行くことに。

 

国境ゲートの手前には4・5軒のカジノが並んでいました。ラスベガスやマカオのカジノ―見たことはありませんが―というのは華麗なイメージもあるわけですが、田圃の中や人の少ない工事現場近くのカジノというのはどうも卑俗で陰湿な印象が残ります。

カンボジアナンバーやべとナンバーを付けたバイクが国境を越えて走っていました。

しかし、ラオス国境のようにバイクの持ち出し書類は作って貰えず、バイクでのカンボジア出国はできたもののベトナムで入国手続きを済ませた後でベトナム税関が「バイクは駄目」とのこと。今更何を言うんだ糞ったれ税関、という気分でいる横を恐らくカジノへ行っていたベトナム人たちがパスポートも提示せずに次々と通り過ぎて行きました。



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