GOVAP便り

プノンペンからモンドルキリに、その前はTAY NINH省--AN GING省--HCM市GO VAP

NOEL

2006-12-17 03:19:17 | 
今年のクリスマスイブはハノイで迎えることになります。昨年、一昨年はサイゴンのクリスマス渋滞に巻き込まれて散々でした。人口の約1割と言われるクリスチャンの人々にとっては特別な日なのでしょうけど、日本同様に普段はお寺に行く人々にとってもまた特別な日であるようです。今年は日曜日と重なるため、クリスチャンのワーカーが大量に仕事を休み、工場のラインが止まってしまう、などということはなさそうです。

初めの頃は、NOELという言葉の意味がわかりませんでした。どうやら「クリスマス」の意味らしいと気付き、ベトナム語の辞書を引いても出ていません。発音は「ノエン」と聞こえます。フランス語のNOELだったわけで、ベトナム語化したフランス語の一つです。ベトナムの若い人々にとっても、クリスマスをどう過ごすのかというのは関心事のようです。時には、クリスマスの予定がない女の子からお声が掛かったりもしますが、大半は話だけで終わるもので、間違ってデートの約束をさせられる時はプレゼントを強請られること間違いなしです。

そうと知りつつも懲りもせず、今年は、先月日本からチョコレートやケーキの素などをどっさり持ってきて貰ったので、ご近所のカフェやパーマ屋の愛想の好いオネェさん達に配ろうかとも思っていたわけですが、明日の便でハノイに経つことになったのでそれも叶いません。その上、クリスマスにはチョコレートをプレゼントする、などと調子に乗って口走ってしまった相手もいました。日本男児たるもの、後から「嘘を吐いた」などと言われる屈辱に甘んじることはできません。明日の準備をしなければならないのに、わざわざバイクで出掛けてチョコレートを渡してきました。
それがハノイに行く前に本当に自分がすべきことだったとも思えませんが。

そのデートを邪魔するかのようにNから電話が入り、明日のハノイ行きの便が4時間早まったとのこと。流石、パシフィックエアライン。恐らく乗客が少なくて、燃料節約のため一便減らしたのでしょう。珍しいことではありません。一便遅らされるよりはまだマシです。明日はハノイの空港からそのままフートーまで行かねばならず、しかもホテルも予約していません。見知らぬ田舎町で深夜にホテルを探す心細さは勘弁です。

会計年度が西暦の1月から12月までのためか、ベトナムの年末も仕事は慌しくなります。ハノイ行きの直前になって急にあれこれ電話やメールが来出しました。