GOVAP便り

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レストラン

2006-12-01 02:58:51 | 生活
外で食事をする日が続いています。Nha Hangと呼ばれるのがレストランで、通常の生活では月に一、二度しか足を運びませんでした。この二週間はほぼ毎日です。一番安いのがホテルのレストランのビジネスランチ。一番高いのが男四人で行った郊外の「厨房のないレストラン」だったようです。

きょうの晩は冷凍庫のご飯を解凍し、レトルトの牛丼で済ませたのでしたが、その後でまだ食事をしてないH君に会ったので再び近所のNha Hang san vuonに行きました。Thanh Binhという名のこの店に入るのも今週だけで三度目です。ベトナムで多く見かけるオープンな大衆レストランで二人で食べて10~20万ドンの予算で収まります。

家から近い上に、K君が喜ぶように若くて可愛いウェートレスが多いということにも最近気が付きました。屈託のない愛想の良さは、ベトナム航空のオフィスとは対照的というか対極にありました。

チョーライ病院の面会時に面会人を入り口で制御する看護士も刑務所の看守のような態度でまるで自分が受刑者であるかのような気分にさせてくれました。それでもひしめき合う面会人を統制するにはそれも仕方ない、と思える面もあるわけですが、先週のVN航空のカウンターは日本の銀行窓口ほどの混雑もなかったわけで、「オマエ、縁故採用だろう」と一言罵倒したい気分でした。あまりの不愉快さに翌日再び足を運んだ時は、カウンターの前で「Xin chao」と大声でにこやかに挨拶することにしました。そのたった一言で対応は大違い。要するにこちらの側にも「オレは客だぞ」という高慢さがあったのかも知れません。たぶん昨日は、向こうからすれば「何よ貧乏日本人が。英語もろくに話せないくせに・・・」と思われていたのかも。

Nha Hang Thanh Binhではそんな努力を要せずとも自然と挨拶したくなるウェートレスが多いわけで、リラックスできます。毎回担当するウェートレスは変りますが、一度担当した子は向こうが顔を覚えていて、にこやかに挨拶をして来ます。彼女たちもまた、この近所のカフェ同様にメコンデルタや中部の農村出身で中学や高校中退だそうです。皆勤めて数ヶ月、したっがって回転が速いのが気になりますが、マクドナルドのマニュアル化された接客教育とは異なる明るさがあります。経済成長から取り残された世界に癒されるものがある、というのも皮肉な話です。
きょう席を担当してくれたのはThamさんという20歳の子でした。僕のベトナム語の単語力をひとしきりテストしてくれたのでお返しに彼女の英単語を訊ねようとすると「習ったことは学校を辞める時に先生に返してきた」そうです。
やはり、それが一番大切なのかも知れません。すべて先生にお返しして学校を辞めてしまえば、スッキリ生きられるのでしょう。