「トミカヒーロー レスキューファイアー」は、総じて良いです(「トミカヒーローの良い所」参照)。前回放送分の台詞回しも、なかなか気に入りました。
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《子供1》
俺、絶対レスキューファイアーになる。それで、トライバッシャーで火炎魔人をコテンパにやっつけるんだ。
《子供2》
だな。俺も火炎魔人をぶっ飛ばしてやる。
《タツヤ》
あのね、ファイアースーツもビークルも魔人をやっつけるためにあるんじゃないんだ。
《子供2》
え?だって火炎魔人をやっつけてるじゃないか。
《タツヤ》
ファイアースーツとビークルは、超火災からみんなを守るためにあるんだ。分かる?
《子供1&2》
うーん・・・。
《先生》
どんなに素晴らしい道具でも、それを使う人の心が捻じ曲がってたら、恐ろしいものになってしまうのよ。魔人をやっつけるより、火災で困っている人たちを助けたい。そういう気持ちを持っているタツヤ君たちが使うから、スーツもビークルも頼もしい道具になるのよ。
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もう当たり前すぎて、あまり論じる必要もないだろうと思います。物心両面から見ることの重要性、見えるもののみならず、見えないものを見ることの大切さが述べられているという解釈で良いでしょう。「魔人をやっつける」という目に見える表面ばかりに囚われていては、人々を助けたいと思う心が軽んじられ、主従違えた過ちを犯す危険性があるということです。
また、ここで言う「道具」とは、広く「力(権力、武力、金力等を含む)」に置き換えても良いだろうと思います。そういう意味で、今、力を持っている方々は、それらに溺れないよう十分に注意する必要があります。力には、「それを使う人の心が捻じ曲がっていたら、恐ろしいものになってしまう」だけではなく、そういう心で使ってしまった本人(国家を含む組織)を破滅に追い込むことにもなるからです。
まぁ、こういう方々は、言っても分からないことが多いので、どれだけ意味があるのかは分かりません。ただ一応、私なりに警告の意味を込めて述べておくのでした(例えば、電子レンジにしても、みんなの生活が豊かになるようにという心で、きちんと使え続けたらいいんですがね・・・)。
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