常識について思うこと

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お正月の日常化

2010年01月03日 | 日常

今朝、テレビでお正月の過ごし方の変化に関するものがありました。昔のお正月(と言っても、50~60年前のものですが)では、日本髪、和服、羽子板、凧揚げ・・・といったものがあったのに、それらがなくなったり、変質してしまったりしているという内容でした。

こういう話になると、兎角、愚痴っぽい内容になったりすることもありますが、これはこれで、それほど悪いことではないと思います。私自身、「毎日が特別」と思うようになってからは、お正月に対する感覚も、だいぶ変わったように感じます。以前、大晦日のカウントダウンは、間違いなく、自分にとっての楽しい時間でした。しかし、最近は、ほとんどそれもなくなりました。言わば、「お正月の日常化」です。逆の言い方をすると、例えば、年末年始のお正月やクリスマスが、とても特別に思えていた時代の自分は、それ以外の毎日がマンネリ化していて、一年を通じて、何となく何もなさすぎたのかもしれないとも思うのです。毎日が何もなく、平凡すぎるからこそ、年末年始の特別さが際立ってしまったのではないかと思うわけです。

そう考えると、昔の「特別なお正月」が変わってきているというのは、もしかすると、社会全体が、「それ以外の毎日が特別」と感じられるほど、メリハリが出てきたということなのかもしれません。もしそうならば、それはそれで、それほど悪いことではないと考える次第です。

日常の非日常化、非日常の日常化・・・。

ただし、節目の重要性というのは、変わらずあるのだろうと考えます。お正月はお正月として、新しい年を迎えられたことを祝い、新たな気持ちで何かを始めたり、新しい気分に切り替えたりということは、とても大切なことです。新年を迎えて、あらためて「一年間、よろしくお願いします」という挨拶を交わすことも、また大切なことでしょう。そういう意味で、私としては、適度にお正月気分を味わっておこうと思います。今年は、元旦に都内のホテルに行ったら、フルーツカービングなるものを目にしました。これは、なかなか凄かったので、思わず写真を撮ってしまいました。

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