あなたは、世界権力の存在を否定しきれますか。
国家権力の闇、国際資本ユダヤの存在、戦争の裏側で暗躍する人々・・・。こんな、おどろおどろしい話を書き始めると、オカルトだといって眉をひそめられるのがオチです。しかし、こうした類の話について、オカルトと決めつけて、頭から否定するのは危険だと思います(「オカルトを作る仕組み」参照)。
いや、むしろもっと真剣に考える必要があるのではないかと考えます。謎やミステリーのようなオカルトの類には、さまざまなタブーも含まれます。しかし、あまり大きなタブーに触れようとすると、命すら狙われるということが、実際にあり得るともいいます。例えば、ケネディ大統領の暗殺。世界の覇権国であるアメリカの大統領が暗殺されたという世界的な大事件の真相が、未だに大きな闇に包まれているという現実が、いかに恐ろしいことか分かるでしょうか。一般人には関係ない話などと、けっして思うべきではないでしょう。それだけの大事件が謎に包まれているということは、それだけ大きなインパクトをもつ秘密が存在する、一般の人々の生活を大きく揺るがす事実が隠さされている可能性があるということでもあるのです(「タブーの検証でみえること」参照)。
だからこそ、ここでひとつ、巨大な世界権力が存在するとした仮説のような物語を考えてみます。
===============================
強大な世界権力は存在する。その中心にいる「彼ら」にとって、国家や資本主義経済などは、単なる道具に過ぎない。「彼ら」は、神秘主義を堅持し、ひた隠しにしている真実の裏で、国家や資本主義といった世界の仕組みを作り、利用しながら、それを遥かに越える壮大な計画を進めているのである。
実は、それには人類の歴史が大きく関わっている。
唐突だが、本来の人類は、宇宙からやってきた地球外生命体だった。地球上で、サルから進化したというのは、まったくのデタラメである(「「進化論」の不自然」参照)。古代文明が突如として表れたり、UFOの存在について語られたりということは、実は本当の話だった(「古代文明の不思議」参照)。真実が暴かれるのを恐れた「彼ら」は、それらを眉唾話にするために、メディアを使って、人々がまともに考えないように仕組んだだけなのだ(「オカルトを作る仕組み」参照)。
宇宙から地球にきた頃の人類は、とても平和的で、地球や地球上の生物とうまく共存できる能力をもった、非常に優れた生物だった。そして、文明も高度に発達していた。ところが、ある大事件をきっかけに、人類の脳の力は著しく弱まり、理性を失い、(今でいう)超能力を失ってしまった。結果として、人類は物質的な欲望を満たすための行動をとるようになり、利己主義がはびこり、互いが争うようになり、遂には殺し合いをするまでに至る。
「彼ら」は、その歴史を知っていた。あるいはさまざまな伝説などから、それらを感じとり、そうした歴史を信じていた。そして「彼ら」は、そんな人類が、このままでは永続できないということも知っていた。そして「彼ら」は、人類がこれからどうすべきかも分かっていた。人類が永らえるためには、かつてもっていた能力を回復し、超人的な存在として生まれ変わることが必要であることを知っていたのだ(「脳力の可能性」参照)。
ヒトラーは、2039年までに今の人類は滅び、代わって「神の人間」と「家畜の人間」に分かれると預言している。預言に確証を得た「彼ら」は、2039年には世界のありようが大きく変わっていることを知り、ケネディ暗殺の真相を明らかにする時期を2039年とした。
それまでに、「彼ら」が「神の人間」となって、支配種として進化できるように準備を進めておかなければならない。地球は、到底今の人類を支え続けるだけのキャパシティを有しておらず、早急にプロジェクトを進める必要がある。「神の人間」への進化には、遺伝子レベルでの人為的な操作が必要であり、これを彼らの特権として守るためには、遺伝子操作が「彼ら」だけに許されるものとされなければならない。そのために、秘密は厳しく統制していくし、それに触れてはならないというルールを作るし、触れようとするものは消していく。
超能力、心霊現象、UFO、占い、予言、オーパーツ、怪奇現象、古代文明、神秘主義・・・、こうしたテーマは、真実ではあるが、これが一般化してしまうと、「彼ら」だけが「神の人間」になるという壮大な計画が露と消えてしまう。だから、これらの秘密については、ひた隠しにしていく。「彼ら」は科学、宗教、国家、経済、メディア、音楽・・・ありとあらゆるものを使って、人々の目を真実からそらしていく。また隠しとおせない部分については、「ウソ」と思い込ませる工作を織り交ぜ、人々を巧みに真理から遠ざける。それは、「彼ら」が自分たちだけの特権を掴むには、どうしても必要な行為なのである。
そして最終的には、富を集中化させ、世界権力を一元化させる。かたちとしては、世界統一国家、統一宗教を創設するのである。アメリカの1ドル札の裏側に記されているという「新世界秩序」という言葉が意味するのは、まさにそうした世界統一体の形成のことである。そして、その支配者層は新しい種である「神の人間」であり、被支配者層が「家畜の人間」となる。そこには種としての分類という、人類の究極的な階層化が伴うのである。
これが現在、世界が向かっている道である。何も知らない無知の一般大衆は、実は今、知らされないまま「家畜の人間」になるべく、生かされているだけなのである。
===============================
さて・・・、これはひとつの物語です。大いに笑い飛ばして、読み物として楽しめばよいでしょう。ただ、もしかしたら真実が含まれているかもしれません。読み手が、こうしたストーリを作り話として、一蹴するのは一向に構いません。
ところで、そう言いたい方々は、これらを完全にウソだと言い切れる材料を持っているのでしょうか。思考停止を起こさずに、全ての事柄について、真剣に検証を重ねていくことは、時にバカバカしく、また勇気がいることでもあります。
私自身、現実がこのように進まないことを心から願うばかりです。