バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

胃角部大彎やや後壁寄り

2009年10月06日 | すきくぴの独り言
こんばんは。
今日は、昼から胃透視の動画を編集しました。

先日話した後輩君とは別の後輩君の透視動画を拝見しました。

撮影された画像、そしてその追加撮影像を見ながら、合わせて動画を見ました。

後輩君は、撮影中、隆起性病変に気付き、追加撮影をしていましたが、病変部の側面??(でも厳密には違う・・・。)らしき撮影ばかりしていました。
ほとんど、体位は背臥位の正面で撮影していました。

透視動画を見ていたら、背臥位の第2斜位で、病変部を正面視できそうでした。

うまい具合に隠したのか、基準撮影の第2斜位では、腸との重なりによって、その隆起性病変を指摘することができず、いわゆるブラインドとなっていました。

胃角部大彎やや後壁寄りであれば、背臥位の第2斜位で正面視できると考えます。
残念ながら、病変部を正面視できている追加写真はありませんでした。



私自身もまだまだ未熟ですが、病変部の正面視するためにも、病変部がどこにあるのか。
例えば、後壁なのか前壁なのか。小彎に寄っているのか、それとも大彎のほうに寄っているのか、透視中に考えながら撮影することが大切であると考えます。


スキルス胃がん

2009年10月03日 | スキルスや若年性 胃がん

こんばんは。今日は、スキルス胃がんについてです。
進行胃癌のなかでも、もっともたちの悪いとされている胃がん。それがスキルス胃がんです。
早期発見。それには定期的受診が求められます。
乳がん検診のピンクリボン活動が盛んに行われていますが、胃がんもしかり。

定期的な受診があなたの命を救います。


胃研究会、症例のチェック

2009年10月02日 | すきくぴの独り言
こんばんは。
今日の胃研究会、お疲れ様でした。

今日は、胃透視のルーチン画像を見て、病変のチェックを行うというものでした。

SMTから、胃潰瘍、胃潰瘍瘢痕、十二指腸に存在する憩室や、胃がんなど。
数多くの症例を見させてもらいました。

病変発見の観点から考えて、きれいな二重造影を撮影する。
そしてそれを踏まえたうえで、透視観察を併用する。
症例を見させてもらいながら、そう感じました。

再々、繰り返し述べていることなのですが。やはり基本が大切なのだなと感じました。

日々のルーチン。されどルーチン。基本はルーチンですね。