バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

胃透視と胃カメラ 苦痛比較

2009年03月07日 | 胃X線と内視鏡の比較
私は胃透視に従事している人間ですが、胃透視と胃カメラはどちらの検査が楽なのでしょうか。
胃透視は体位変換を頻繁に行って、バリウムを胃内に塗りつけて撮影していきます
一方、胃カメラは直接胃内を観察していくため、体位変換を行う必要がありません。そして、直接胃へのアプローチとなるため、細かな病変まで観察がしやすいし、色調変化をみることが可能です。
胃透視は影絵であるため、残念ながら色調の変化をみることはできません。

さて本題に入りますが、バリウムと内視鏡のどちらの検査がより苦痛なのでしょうか。。
私は体験してみて胃透視のほうが楽だと感じました。
胃カメラでは検査直前に前処置である、喉をしびれさせるためのキシロカイン?を喉にためますが、これがなかなかしんどい。

内視鏡は管を飲み込んで胃内を見ます。正直涙目になります。ちまたで有名な上手な内視鏡医の方に施行していただいたにも関わらず、苦痛を感じてしまいました。
はじめにゴックンと喉を通過するときは、うまくいったのですが、やはりきついと感じてしまいました。
胃透視は胃の蠕動運動を抑制するブスコパンを注射します。筋肉注射であるため、痛がる人が多いですが、私はあまりブスコパンに対しては苦ではなかったです。打ってくれた看護師の方が上手だったのかな。

発泡剤やバリウムを飲むのを苦しがる人が多いですが、私は所詮飲み物だと感じました。発泡剤はお菓子でいうラムネ菓子の感じですし、バリウムは液体なので飲めます。濃いのは確かに気になりますが・・・。


検診胃透視で、悪性は悪性、良性は良性と判断できる写真をきちんと撮影することで、無駄な胃カメラへの紹介をなくしていきましょう。
少なからずそういった過剰診断が行われている場合があるようです。
胃透視の写真をみてよくわからないから、後日念のために胃カメラを受けていただこうか。影絵だからといって安易に妥協するのは避けたいものです。
そのようなことのないよう、読影医にわかりやすい写真を提供していきたいものです。


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