バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

ヒダの先端をチェック

2009年07月25日 | 胃X線読影


今日は、シェーマで早期胃がん発見ポイントを解説します。

読影の手順の一つに、ヒダの走行を読むこととあります。
普通、ヒダは大彎ラインとほぼ平行に走ったりしています。

しかし、シェーマにあるように、ヒダが小彎方向に向かって走ったり、ヒダ先端が先ぼそったりする場合があります。
その場合には、ヒダの先端に透亮像がないか、あるいはバリウムの溜まりがないかなどを確認し、異常かどうかを判断しなければいけません。

多くの場合は、周囲粘膜と同じように描出されるため、異常なしですが、
このシェーマのように、所見による凹凸が認められることもあります。

早期胃がんをはじめとする所疾患を発見するためにも、常日頃から、ヒダの先端に対して、バリウムを流したり溜めたりするように意識しましょう。





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