バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

シェーマを描こう 早期胃がんに慣れる

2009年07月24日 | 早期胃がん発見 Point
胃がん取扱い規約上、粘膜下層までに留まる胃がんを早期胃がんと定義しています。

早期胃がんは五年生存率が90%以上と、非常に予後良好です。

早期胃がんを少しでも多く発見していくためには、早期胃がんの形態を熟知し、見慣れておくことが重要です。

受診者年齢の差はあれど、胃集団検診の胃がん発見率は約0.05~0.40%くらいです。200~300人を撮影してようやく胃がん1例に出会うか出会わないかです。常日頃から、早期胃がんの写真を数多く見ておくことが必要になってきます。


出会う機会が少ないのですから、日常見慣れておかなければなりません。
慣れる特訓として、早期胃がんの写っている写真をスケッチすることをお勧めします。

下の写真は、読影を詳細に行うシェーマにしては物足りない絵ではありますが、発見の観点からすれば上出来でしょう。

シェーマを書くことによって、バリウムがはじいているか、あるいは溜まっている。つまり、出っ張っているのか、へっ込んでいるのかを認識する特訓には、もってこいです。
たくさんシェーマを書くことによって、良性腫瘍なのか悪性腫瘍なのか、判別するトレーニングにもなります。

下の写真は、2年前くらいに書いたものですが、懐かしかったのでアップしました。
胃透視初心者の方は、ぜひ絵を描いてみてください。
きっと勉強になりますよ。




もともと私は小さいころから、絵を描くのが好きです。
そして今は胃透視も好きです。
私にはうまく合致したトレーニングですね。

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