バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

ルーチン 空気量多めの意味

2009年11月10日 | 早期胃がん発見 Point
こんばんは。

今日は、胃透視ルーチン撮影での空気量についてお話します。


胃透視、現在のルーチン撮影法は、空気多量で撮影します。
これは、多量で撮影することで大彎側に存在する病変を見落とさないようにするためです。空気が少なくなってくると大彎側のヒダは著名に目立つようになり、ヒダ間にその病変があっても、ヒダ間に埋もれてしまう恐れがあります。

また空気量を多量にし、胃をしっかり膨らませることで、胃全体の膨らみを見ます。これは、例えばスキルス胃がんとの鑑別などに威力を発揮します。

さらには、胃の外に存在する臓器からの圧迫を受けることで、胃がへこんで見えることもありますが、これも胃をしっかり膨らませたほうが、胃そのもののへこみと区別しやすいのです。


胃透視ルーチン検査は、病変発見が目的です。少しでも多くの病変を指摘するためにも、空気量は多量が望ましいのです。


ゲップを我慢することは、以下に大切であるかがよくわかりますね。


他にも空気量多量の長所は、いくつかあると思います。

もし、他にも思いつくことがあれば、どしどしご連絡ください。
あるいは、上記の考えに誤りがあれば、その場合もご連絡くだされば幸いです。



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