バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

なぜ病的として捉えることができないのか??

2009年06月28日 | 胃X線撮影
こんばんは。

今日はバリウムを用いたときの、病変指摘について話していきたいと思います。

先日、先輩と話しをしていてこう言われました。
「病変を発見して追加撮影をしていくわけだが、そもそも病変を病的として捉えることができないのはなぜなのか??。」
これについては私も頭を悩ませています。

月に2回、院内で胃勉強会を行っていますが、なかなか思ったような早期胃がんの描出にいたっていません。

というのもルーチン写真で一応は、病的に写っているように思われるが、その病変に対しての追加撮影がないので、病変の分析ができないのです。
悪性ずらをしている。なのでなんとか読影医に注意して見てもらわないといけない!!
読影医もチェックしてもらい、最終的に胃がんであった。粘膜に留まる胃がんであったなどと、結果が返ってきます。

はたしてこれで良いのか。やはり病的な部分に気づいて、追加撮影に入ることの重要性。なかなか浸透しないですね。


追記)先日の勉強会、私にとってはレベルが高かったです。
病変発見に対してはそこそこ自信がありますが、詳細な読影力並びにその追加撮影に関しては、自己のレベルの低さを認識しました。今後の課題です。