バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

過酷な状況の胃検診

2009年06月24日 | 胃X線を受診される方へ

お疲れさまです。
今日は50人近くを12時過ぎまで胃あこ透視しました。
その方々の中には、身体を思うように動かせないや、体調不良を訴えて体位変換
がままならない方。ゲップの我慢ができず発泡剤追加を余儀なくされた方など、
いろいろな方がいました。

一般的に、体位の動きに制限がかかると、バリウム付着の良いキレのある写真が
撮影しずらくなります。
そうなると病変発見からすると、透視観察がより重要になってきます。
透視観察で、隆起したものや陥凹したものを発見し、異常があれば追加撮影に入
る。質的診断にはもの足りないことが多いですが、発見第一であり、追加撮影が
活きてきます。
体位変換が困難だからこそ、余計に病変発見に努める。
胃透視は、熱意が必要とされる検査といえましょう。