バリウム日記 がんの早期発見をめざして

医療に関する話題提供をはじめ、日々学んだことを配信できればと思います。

追加撮影を行うべき状況

2009年06月01日 | 胃X線撮影

追加撮影を行うべき状況とは・・・。
①なんらかの原因でブラインドになっている部分があり、ブラインドとなっていた部位に対して、本当に何もないかを確認する
②病変を疑う所見が認められる。しかし本当に病変なのかどうか、存在診断がはっきりしないとき
③すでに病変が存在しているのは明らかだが、それが質的診断できそうにないとき

①についてはNPOでは、任意撮影と言ったりしますが、私も広義の意味では追加撮影で良いような気がします。

先日の研究会では、追加撮影の基準化を計ることがテーマでした。
私と同じ施設の後輩も今回から参加してくれましたが、
後輩くんは、追加撮影の意味するものがわかったきました、とレベルアップの実感を感じていたような雰囲気でした。

ある程度のおおまかな部位別に対する追加撮影の基準化を計るのは大切ではなかろうかと思います。

たちまち、今度の研究会では、透視観察法を動画を用いてプレゼンすることになりました。
早期胃がんをはじめ、できるかぎり胃透視で発見していく。そのためには新・胃X線撮影法に準じた基準撮影の徹底。そして透視観察の併用で病変を発見していく。

研究会参加者のレベルが高いので、非常に勉強になります。
今後ともよろしくお願いします。