今年からは、稲作を止めて畑にした一画を花畑にした・・・
子供の頃には、何処の農家にも大きさはいろいろだったが・・花畑があった・・
撫子、百日草、ひまわり、ホーセンカ、ダリア、カンナ、日日草、などの・・
およそ今ホームセンターで売られているような花の種の袋に描かれている花の絵を見れば、子供ならだれでも花の名前を知っていた・・・
3歳の幼児でも花の名を諳んじていた・・
生活は貧しかったが、どこかで、誰もが心の豊かさを感じていたような気がする・・・
昔と違って、今の山村は経済的にも文化的にも豊かである・・・
何、不自由はない・・・買えば何でも求められる・・・
経済的に豊かになった分・・・自力で生きる力は薄くなってきたようだ・・第一に誰もが忙しい・・・暇がない・・・疲れている・・・
失ったものの代償は・・大きい・・・
高齢の私でも・・せっかく育てた花壇の花の名前が直ぐには出て来なくなって来た・・・
昔の花と同じでも、今頃はカタカナの覚えにくい名前で表示されているからである・・・
今はコキナ・・・だったかな・・コロナと覚えているほうき草が雨で大きくなった・・秋の紅葉が楽しみである・・・