村の水車番

水車小屋のおじさんは見た?  山村のくらしは、今日も快調!

蟒蛇を成敗

2024年06月04日 | Weblog
二度目のタキ菜採りに渓の奥に上った・・前回は谷の入り口付近のタキ菜群生地だったが・・今回は少し奥の滑谷と言っていたあたりまで登った・・

旬も過ぎているのでもうすっかり大きくなっているかと思ったが・・
意外と渓の奥なのでまだ柔らかい食べごろのタキ菜だった・・・

以前、私が熊と遭遇した地点なので、同行した妻の恐れは尋常ではない・・・
ラジオに熊鈴は勿論だが、何やら手鎌のようなものまで携帯している・・

実際に熊と戦うにはいたって心もとない装備だ・・・

熊の目撃以来、余り入らない渓奥なのですっかり道はあれている・・・
途中にはイノシシが動かしたのか、大木の根っこが完全に道を塞いでいる箇所もあった・・・・・

本当はもっと奥に入ったところには、さらに大きなタキ菜の群生地があるが、
次回には、十分な熊対策の装備で上ってみたい
そこは、子供の頃、近所の児童らが岩場を滑って水遊びが出来るほどの大滑のあった場所である・・・

我が家の裏手の渓川は、全体に滑が露出している滑渓谷だ・・・
大昔には上流から砂鉄採取の為のカンナ流しが頻繁に行われた証かもしれない・・
そん渓谷沿いの山道を上ると、我が家の2反ばかりの山田があった・・・
まだ、イノシシ被害など誰も知らなかった時代だったが、、
父に代わって私が作るようになってから、急にイノシシが荒らすようになって来た・・・
秋の収穫時期に、稲刈りに行くと・・一夜のうちに2反ばかりの田んぼの稲はイノシシ被害で全滅していた・・・

まだイノシシ防除の方法もわからない時だった、電牧なども無かった時代である・・・結局2反ばかりの山田の耕作はあきらめて・・・
今は杉山になっている・・・

そして今・・・家の周囲の稲作も止めた・・・
熊やイノシシと共生しなければならなくなった山村で・・
労農夫はどこまで生きられるのだろうかと・・・

妻と二人でタキ菜の始末をしている・・・タキ菜の別名はうわばみ草と言う・・
今夜はうわばみを成敗しようか・・


コメント
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