ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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視野を広げる

2017-02-09 | 育児
 遊びに夢中になっているとつい約束の時間を忘れることがあります。読書をしている時に話しかけられても気づかないことがあります。

 これは、脳のはたらきによるものです。

 集中したことにエネルギーを費やしているために、他にエネルギーが流れていかないためにこのようなことが起きると考えられます。


 また、考え事をしている時に話しかけられるとうるさく感じたり、任された仕事に一生懸命になっている時に相談を持ちかけられると焦りを感じたりすることがあります。

 仕事の事に集中すれば、仕事にエネルギーを注ぐことになりますが、他の事が入ってくると、仕事に集中することができず、エネルギーを分散することになります。

 これらのことから、無意識は、安心安全のためにはたらきくので、エネルギーの分散を危険だと判断し、 これを避けるために感情を沸き上がらせて、エネルギーの分散を止めようとしていると考えることができます。

 私たちは、一度に1つの事しか意識することができないため、2つ同時には扱えません。
 安心安全のための脳のはたらきは、意識することなく自然に起こります。

 近くを見ていると周りのものは目に入りません。そのため、気づかないことも多くなります。

 意図して視野を狭くしているわけではありません。ですから、1つの事に集中するために視野が狭くなることは、仕方がありません。

 私たちの視野は、成長と共に行動範囲も広がり、視野が広がり、体験の違いから視野の広がりにも個人差が生まれます。

 視野が広がる体験として、就学、就職、結婚、出産、昇進などがあります。
  ・結婚すれば、一人の生活から夫婦の生活になるため視野が広くなります。
  ・子どもが生まれれば、子どもがいない時と比べて夫婦以外の人とのかかわりが増えたり、養育に関わる人や情報が増加したりするため視野が広くなります。
  ・役割が変われば、関わる人や責任が変わり、変わる前より視野が広くなります。

 これらの視野の広がりは、意図的に視野を広げるというよりも状況が変わって視野が広がったことになります。

自らの意思で視野を広げようとする営みは、割と少ないのではないでしょうか。

変化の激しい今の時代にあっては、今の状況をこなすだけで、精一杯と考えている人がほとんどのように思います。日々の生活をこなすだけでも大変だと感じている人も多いのではないでしょうか。

自らの意思で視野を広げようとすれば、それなりにエネルギーを使います。
その事にエネルギーを使うならば、別の事に使った方がよいと考えている人もいるかもしれません。
視野を広げるために、話を聞いたり、本を読んだり、体験をしたりすることに時間を割きたくないと思っている人もいるかもしれません。

しかし、本当は、視野の狭さがストレスを生んだり、苦しんだりしますので、視野を広げるだけで、ストレスを緩和することもできます。

 視野を広げると、仕事の仕方や人への対応、自分への見方もかなり変わってきます。
 
視野の狭さが問題を引き起こす例を挙げてみます。
・仕事だけの事を考えていると、家庭の事や子どもの事がなおざりになり、問題が発生すると仕事に集中できないため、仕事に支障を来たすことがあります。
 
・悩みを抱えていると、悩み以外の事がおろそかになり、食事への配慮に欠けたり、人との関わりを減らしたりと、生活が変化することがあります。

仕事を自分一人で抱えてしまうのは、ひょっとすると、夢中になって視野を狭くしているからかもしれません。一人で悩んだり苦しんだりしている時、視野が狭くなっていないか確認してみるのもよいでしょう。
一人で悩んだり、苦しんだりせず、今の状況を自分はどこからどのように眺めているのかをつかみ、視野を広げることができれば、可能性が広がり、ストレスも少なくなります。

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