ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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学習し続けること

2015-09-08 | 育児
 私たちは、子どもに学力を身につけさせるために、家庭でも学習が身に付くように宿題を出しています。子どもたちは、素直にそれを受け入れ、取り組みます。
 保護者も学習の大切さがわかっているので、学校から出された宿題を子どもにさせようと協力してくれます。

 しかし、これが慣れ過ぎると、「宿題を出してもらわないとうちの子は勉強しない。」「教は、宿題がないから遊ぶ。」「宿題が勉強だ。」等と宿題に依存する姿が生まれます。

 これは、子どもにとって不幸です。

 勉強は辛いものだ。
 勉強は難しいものだ。
 勉強は嫌いだ。
 できれば、勉強はしないでいたい。

 などと子どもたちが感じるようになってしまっては、これからの時代を生き抜く子どもを育てることにはなりません。

 他人任せで勉強しているために、このような姿になってしまいます。

私たちの生活は、すべて学習することで成り立っています。

 生活習慣を身につけることも、趣味をもって生活することも、ライセンスを取得することもすべて学習です。
 
 本当は、

 知りたい。
 わかるようになりたい。
 できるようになりたい。

 という心があるから学び続けられるのです。

 宿題一つとっても同じです。
 
 宿題をどのように取り組んだのか、わかりたい、できるようになりたいという思いに応える体験になっているかどうかが見極めることが必要です。

 お母さんが叱るから宿題をする。
 先生に怒られるから宿題をする。
 友達に負けたくないから宿題をする。
 ~がもらえるから宿題をする

となっては大変です。

 地道に努力するあなたが素晴らしい。
 わからないときにわからないと言えるあなたが素晴らしい。
 困った時に何とか解決しようと頑張るあなたが素晴らしい。
 時間通りに始められるあなたが素晴らしい。
 したい事を我慢してでもやろうとするあなたが素晴らしい。
 将来を考えて、今すべきことをしようとするあなたが素晴らしい。
 めあてをもってやり切ろうとするあなたが素晴らしい。
 自ら進んで学習しようとするあなたが素晴らしい。
 粘り強く何度も繰り返し力をつけようとするあなたが素晴らしい。
 ・・・・

 宿題に向かう子どもの姿の中に必ず「わかりたい。」「できるようになりたい。」という気持ちが見える姿が必ずあるはずです。

 「学習をし続けるために、今この子には、何が必要なのだろう。」
 「どんな気持ちで取り組ませると、この子は学習し続けるのだろう。」
 「学校と家庭がどう支えると、この子は楽しんで学習するのだろう。」

 「宿題は、与えられたことをこなすこと」として、宿題を考えるには、とてももったいない話です。

 宿題を通して、身につけさせたい内容はたくさんあります。

 宿題がなくても、自らの課題解決のために学習をし続ける子どもに育てる要素が、宿題の中には隠れています。

 宿題を通して、どんな心を育てているのでしょう。

 育てた心の違いが、宿題をする子どもの姿となって現れてきます。

子どもの姿を見れば、どんな心を育てているかが見えてきます。
 
 早く済ませたいと思えば、字は乱雑になります。

 反対にめあてをもって取り組む子どもは、意欲が学習している姿に現れます。

 これは日頃の指導の結果です。宿題の出し方、取り組ませ方に工夫が必要です。マンネリ化が子どもの学習を停滞させます。
 学び続けるかどうかは、宿題を出す側の問題ということです。

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