ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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みんなで力を合わせる

2008-06-17 | 育児
 学級作りで一番大切にしたいのは,みんなの力でやり遂げたという充実感。何か行事や特別な活動を通してそれを目指すことが多い。しかし,それでは点でしかない。点と点を結んで線にすることがとても重要になる。
 その線にするのは,日頃の指導。点と関わらせることは当然であるが,学級目標を意識し,いつもそれと関わらせて見ていく必要がある。
 「みんなで力を合わせれば,早くなるよ。」「早くできるようにどれだけ頑張るかで学級の仲良しを見ることができるよ。」と話して体験させていく。
 例 整列・・・・・教室を出てから廊下に並ぶまでの時間
   聞く姿勢・・・指名されてから話し手の方を向くまでの時間
   全員挙手・・・教師が質問してから全員が挙手するまでの時間
   起立・・・・・起立の合図から全員が立つまでの時間
   集合・・・・・集合の合図から全員が整列するまでの時間
 日頃の何気ない活動に仲間で力を合わせて少しでも早く取り組もうとする姿を作ることが仲間意識を高めることになる。
 少しでも早くなれば,「よく頑張ったね。みんなで力を合わせたからできたんだよ。」と声をかける。
 少しでも早くなるために取り組んだ姿を見たら,「考えたね。そうすると早くできるんだね。すごいね。」「早くできるように我慢したんだね。よく頑張ったね。」「そうだね。早くできるように仲間に働きかけるといいんだね。そんな仲間が増えるといいね。」などとみんなで力を合わせている姿を紹介しながら,仲間と関わる姿を認め,励ます。
 地道ではあるが,この取り組みが学級の仲間を意識し,一緒に頑張ったという充実感を生みだす。
・仲間と一緒に頑張ると楽しい。
・仲間と一緒に頑張るために力を出すことが面白い。
・仲間と鍛え合うと自分の力が伸びる。
・仲間と競争すると自分の力が伸びる。
・仲間に助けてもらうとやる気になる。
・仲間に助けてもらうと嬉しい。
・仲間と一緒にいると楽しい。
・仲間が私のことを考えてくれるのが嬉しい。
・仲間が私を大事に思ってくれるのが分かって嬉しい。
・仲間と助け合うと一人でできないことでもできる。  等
様々な感じ方がある。その子に合った感じ方で仲間を意識すると動きが変わってくる。どの子も一人ではなく,仲間の中で生きている実感を味わうようにこつこつとこれらの取り組みを続けたい。


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