ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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学級を一つにする

2009-11-20 | 育児
 子どもたちが一丸となって目標に向かって活動しているときは、互いに声を掛け合い、助け合う姿が多く見られる。それは、どんな目標でもよい。ただし、一度に2つのことをしたり、考えたりすることはできないので、1つの活動には1つの目標がよい。
・給食の配膳を○○分に終わる。
・全員が挙手する。
・全員が友達の方を向いて話をする。
・授業中に○○を使えるようにする。
・休み時間の学級遊びに全員が参加する。
 どんなことでもいい。できるだけ具体的にすると姿としてわかりやすい。
 みんなで決めた目標でも、それを忘れてしまってはもったいない。忘れないための掲示が必要となる。高学年に進むにつれて、自分たちで掲示を作ることができるようになるが、低学年のうちは、教師が主導して掲示物を作る。できるだけ、子どもにわかりやすい形で作ることが、その後の取り組みで子どもが使えるものになっていく。経験がなければ、子どもは使えない。
 そして、目標達成まで根気強く続ける。毎日意識することで、取り組みついての構えや考え方も変わってくる。それが行動となって現れ、助け合いもこの過程で生まれてくる。
 取り組みの過程で生まれた子どもの素敵な姿を発見すれば、嬉しくなる。「この子がこんな取り組みをしてくれたよ。」「すごいね。こんなことができるなんて。」「何て素敵な子だろう。」「何と素晴らしい仲間だろう。」と思わず笑顔になって子どもたちに話したくなる。
 そんな自分を想像しながら、1つの目標に向かって子どもたちへの働きかけをする。
 学校で子どもが育つということは、一人が育つことではない。集団として高まる過程で群れとなって育つのだ。だから、みんなで取り組む目標が重要になる。