ファミリーアシスト あすなろ教室(輝く瞳と素敵な笑顔を求めて)

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子どもの置かれた状況から

2009-11-01 | 育児
 1/2成人式を学校で行うところがある。20歳で行う成人式のちょうど半分。10歳を祝うのだ。この節目に出会うことができた。そこで、子どもたちの置かれた状況について考えてみたくなった。
 十年一昔とよく言われるが、若い頃の10年と年を取ってからの10年では、変化の大きさが大きく異なる。若い頃の変化は、身体の成長も伴うため、その変化の大きさはかなり大きい。また、自分で変化を起こそうとして起きる変化と自分の意志とは無関係に起きる変化の大きさを比べてもかなり違う。若い頃の変化は、自分の意志とは無関係に起きる変化の方が大きい。その中でも耐えて生きられるだけでも子どもは素晴らしい力をもっていると考えることができる。不況のために苦労している大人は、今、変化に耐えている。しかし、それは大人だけではない。子どもも同様だ。その大人に子どもは振り回されているのだ。どんな状況であろうとも受け入れるしかないのが子どもだ。
 この子どもたちは、大人の影響を受けながら生きている。子どもがストレスのはけ口になっていることはないだろうか。そして、自分の事に精一杯で、子どもの事を放っていることはないだろうか。
 これが、子どもたちのストレスとなる。そのストレスのはけ口はどこに向けられるのだろう。
 大人に直接ストレスをぶつけることもある。ものに当たることもあるう。動物に当たることもある。仲間にぶつけることもある。それもできないでいる子どもは、自分にぶつける。自分を否定し、自分を傷つけたり、病気になったりすることもある。子どもたちは子どもたちなりに様々な方法でストレスを解消している。昔ほど外遊びをしなくなった子どもたちだから、そのストレスの発散は内側に向かうことが多いように思う。自信がもてない子どもが多くなったのは、こんな背景が子どもたちにあるからではないだろうか。外遊びで汗をかいてストレスを発散することは、とても重要なことだと改めて思う。
 また、お笑い系の番組が増えているのもこのストレス解消の一翼を担っているのではないだろうか。
 刹那的に生きていこうとする子どもが増えているのもこのためではないだろうか。
 大人である私たちがこんな状況の中で生きている子どもたちをどのように守ることができるのだろう。
 まずは、どの子にも夢を与え、今の状況を乗り越えるたくましい生き方ができる子どもたちにしたい。そのためにも我々教師がもっと力を発揮しなければならない。子どもたちが背負っている背景を考えながら、目の前の問題を一つ一つ解決できる教師になりたい。