◇ 2010.10.11 吉祥寺Silver Elephant
<Progressive Live 2010>
ヴァイオリンフロントのプログレバンド、凄腕ヴァイオリニスト<壷井彰久さん>率いる<KBB>。ドラマティックかつ複雑な楽曲にハイレベルな演奏による凄テクのインプロバトルの応酬、さらにめっちゃ面白いMCと見ごたえ聴き応えたっぷりの素晴らしいプログレバンド。メンバーは壷井さんの他、クレージーケンバンド等でも活躍されている凄腕キーボーディスト<高橋利光さん>、interpose+やtaika等でも活躍され、さらにはエンジニアやコンポーザーとしても活躍されている凄腕ベーシスト<Daniさん>、そして80年代のGreenやNegasphia等でも活躍されたベテラン凄腕プログレドラマー<菅野詩朗さん>の4名です。
これまでにも何度かライブを観にいきましたが、いつもワンマンライブのときは大体19時頃にはじまって22時くらいに終わるパターンがほとんどなんですね。しかも日曜日に。家が遠い自分の場合は次の日が休みならともかくも、そうでないと21時半には会場を出ないとマズいので、最後の曲の前かアンコール前に帰らなきゃいけなくて、いままでライブを最後まで観たことってほとんどないんですよね。で、今回のライブは特別にそういう家が遠いファンの方のために開演時間を17時半にしてくれたんです。これはほんと助かります。当日がめっちゃ楽しみ♪
さて当日。早めに家を出て開場時間前にお店に到着。もうすでに多くのひとだかりが出来てました。で、開場時間に番号順に並んでそして受付を済ませてフロアーへ。余裕でイス席GETです。開演までノンビリと待ちます。
開演時間頃にはほぼ満員。男女比率は半々くらいかな。ステージは向かって左にベース、中央後方にドラムセット、右にキーボード3台+ノートPCセット、そして中央フロントにヴァイオリンです。
17時35分を過ぎた頃、フロアーの照明が暗くなってメンバーの皆さんがステージに登場!拍手で迎えられます。そしてはじまった1曲目は「カタストロフィ」。低いベース音が響き、ヴァイオリンの幻想的なサウンドがゆったりとながれ、ベースがハーモニクス音を奏で、そして力強くシンバル一発!ヴァイオリンのアップテンポのリフがはいってドラムがスネアリズムからパワフルに叩きまくって。その後キーボードがゆったりと雄大なフレーズを奏で、力強いベースライン、そしてテクニカルなキーボードリフが。そこにヴァイオリンが伸びやかなメロディを奏で、そしてめっちゃ弾きまくって♪ジャーン!でバンドリフ。その後アップテンポのダイナミックなリフ、ヴァイオリンとキーボードのユニゾンのパワフルなリフが。大地を感じる力強さです。中盤ではミドルテンポのゆったりとしたリズムでピアノの綺麗なソロが。バックでは味わい深いベースラインがながれて。続いてはヴァイオリンの伸びやかでエモーショナルなソロ。終盤では段々とテンポアップしていって躍動感たっぷりのリズムになり、ベースのテクニカルなソロが。そしてパワフルでダイナミックなリフで疾走して、その後ヴァイオリンのアグレッシブなソロが。
「こんばんは、KBBです」って壷井さんが挨拶を。「今日もたくさんお客さんいらしてくださってありがとうございます」って、そしてメンバー紹介を。「キーボード、高橋利光!」「ベース、Dani!」大拍手です。「以上のメンバーで・・・」って壷井さん。でも「ドラムス、菅野詩朗!」って大拍手!「以上のメンバーで・・・」って高橋さん。でも「ヴァイオリン、壷井彰久!」って大拍手です。そして「今日は日曜日なんですけど・・・」って壷井さんが言うと「月曜日!」ってツッコミが。「グレるぞ、ちきしょう!」って、爆笑!「今日は早く開演して・・・早く終えてみんなで飲みにいきましょう!」って壷井さん、大拍手!「おごりで?」って高橋さん。「各自勝手に」って爆笑です。でも「ゆっくりと10時半までやりましょう」って。
2曲目は「Larks in the air」。ヴァイオリンの明るく爽やかなリフからリズミカルに始まって、ミドルテンポでほのぼのとしたメロディがながれて。ヴァイオリンの綺麗で伸びやかなフレーズがたおやかに奏でられ、聴いていて思わず笑顔になってしまいます。その後ピアノのゆったりとしっとりとしたソロ、続いてヴァイオリンがたおやかなメロディを奏でて。中盤ではテーマメロのあとベースのヘヴィサウンドのテクニカルなソロが。そしてパワフルでダイナミックなリフのあと、ヴァイオリンのテクニカルでエモーショナルなソロが。ラストは跳ねるようなアップテンポの楽しいリズムになって盛り上がってFin。
ここで壷井さんのニューヴァイオリンのお話。壷井さんは先日の向谷さんのユニットのライブに出演されたそうですが、演奏中に弦が切れてしまうハプニングがあったそうで。で、弦を買いに楽器店にいったところ・・・本人曰く「気を失ってしまった」と。リハまでの記憶がなくて、リハでこのニューヴァイオリンの存在に気づいたって。要は“衝動買い”したってことなんですね「そのためのプリアンプまで用意してるし」「当たり前に弾いてるし」って、爆笑です。そして高橋さん「普通弦なんて滅多に切らないでしょ」「オレが知ってるだけで5回くらい切ってる」って、爆笑!
3曲目は「マスエクスティンションズ」っておっしゃったかな?ピアノのゆったりとしたミステリアスな感じのソロが神秘的にはじまり、ベースがしっとりとしたラインを奏でて。そしてピアノの静かで抒情的なメロディがしっとりとながれ、ヴァイオリンが幻想的な音色を。その後シンバルのリズムからミドルテンポでピアノの力強いリフがながれ、そしてアヴァンギャルドなソロへ。中盤ではヴァイオリンがミドルテンポのリフを弾き、それが徐々に力強くなるも、一旦ドラムが止まって。そしてパワフルなドラムがはいってダイナミックな展開に。ヴァイオリンの伸びやかなフレーズがゆったりと雄大にながれ、そしてアグレッシブなソロへ。ラストは弾きまくり叩きまくりでFin。と思いきや、再びダイナミックなリフがパワフルに。
「来年くらいには5枚目のアルバムも」って、めっちゃ期待しちゃいます。KBB、今年はもうライブないそうです。ちなみに今年は今日を含めて3回しかライブやらなかったんですね。「去年はフェスとかたくさんやったので疲れた」って。でも「来年はいっぱいやりたいのでまた足を運んでください」って。
4曲目は「My Restless Heart」。ピアノのダークでパワフルなリフからアップテンポではじまって、ヴァイオリンのリフが伸びやかに優雅にながれて。その後パワフルなミドルテンポでピアノリフ、そしてヴァイオリンのたおやかなメロディがながれ、そのままアグレッシブなヴァイオリンソロへ。続いてはディレイをかけたベースソロが。中盤ではベースリフをバックにピアノソロが。序盤は綺麗でおしゃれで、それが徐々にエネルギッシュになって。終盤では一旦リズムが止まって、ヴァイオリンの艶やかなメロディがゆったりとながれ、そしてベースのリズミカルなリフからミドルテンポのパワフルなリズムになって、ヴァイオリンのテクニカルなリフがたおやかにながれて明るく爽やかな感じに。
次の曲が1部最後の曲だそうで。「このあとお待ちかねの休憩時間になりますので・・・皆さん有意義に過ごしてください」って壷井さん。ここで大ファンの阪神のお話を。巨人を抑えて2位でCSシリーズ進出とかなり嬉しそうです。
5曲目は「カーネル」。ヴァイオリンのちょっとくだけた感じのリフからはじまって、そしてアップテンポの激しいリフに。そしてパワフルなドラムがはいってアップテンポのリズミカルな感じに。まずはテクニカルなキーボードソロ、そして叩きまくりのドラムをバックにヴァイオリンとキーボードのユニゾンが。その後ミドルテンポになってヴァイオリンの弾きまくりのエネルギッシュなソロが。途中で壷井さんSmoke on the waterのリフを入れてましたね。中盤では一旦リズムが止まって、ゆったりとしたリズムになってオルガンソロ、そしてテクニカルなキーボードソロから、ヴァイオリンとのユニゾンが。終盤ではまたドラムが一旦止まって、変拍子のテクニカルなリフがながれ、ドラムをバックにヘヴィサウンドのベースソロが。ドラムも叩きまくり、ベースとの掛け合いに。そしてベースソロからアップテンポのテーマリフに戻って叩きまくりのドラムをバックにテクニカルなリフが。
曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございます。しばらく休憩します」「2部もお楽しみください」って壷井さん。拍手のなかメンバーの皆さんはステージを降りて楽屋へ。時計を見ると18時45分。1時間10分の第1部でした。客席を見渡すとptfのメンバーの方がいらしてましたね。
19時5分頃、客席が暗くなってメンバーの皆様がステージに登場!拍手で迎えられます。チューニングの間、壷井さんはながれているSE曲にあわせてヴァイオリンを弾いて。すると高橋さんもピアノを弾きはじめて。それがまた絶妙なんですね。客席からは笑いや拍手も。
そしてはじまった6曲目は「白虹」。ピアノの綺麗なリフからしっとりとした感じでゆったりとはじまり、たおやかなベースライン、そしてドラムとヴァイオリンも静かに加わって、徐々に力強くなっていきます。その後ヴァイオリンのとっても美しい哀愁ただようメロディがながれ、そしてゆったりと静かにピアノとヴァイオリンのユニゾンがながれて。あまりの美しさにうっとりと聴き惚れてしまいます。徐々に盛り上がっていって、そしてゆったりと。一旦ドラムが止まって、そしてマレットでのシンバルロールからドラのような音が一発!そしてピアノとベースのリフが静かにはじまってドラムも入って徐々に力強くなって、ヴァイオリンのパワフルなフレーズがながれ盛り上がっていきます。そしてパワフルにダイナミックになり、ミドルテンポでヴァイオリンのエモーショナルなソロが。そしてキーボードも加わって綺麗なハーモニーを奏で、明るく爽やかな曲調になって。終盤にはリズミカルなベースライン、オルガンのヘヴィなリフ、そしてヴァイオリンのテクニカルなソロが。
次やる曲は新曲だそうで。まだタイトルが決まってないそうです。その新曲は「難易度が高い」「譜面、黒玉ばっかりで白玉がない」って高橋さん。この新曲をやる初日のリハのときのこと。なぜか約束の時間を過ぎてもDaniさんがスタジオに現れなかったそうで。ケイタイにTELしても繋がらず、もしや事故でもあったのかと壷井さんは心配したそうです。「家にTELしようと思ったんですけど、もしもリハに行くと言って出かけて、違う所に行ってたら・・・バンドのリーダーとして、メンバーの家庭の心配もしなきゃいけない」って壷井さん、爆笑!それでもDaniさんが来ないので家にTELしてみると・・・「はい、D-Soundです!」ってDaniさんの声。「何やってんの?」って壷井さんが尋ねると・・・「えっ、もしかして今日でした?」「すいません、やっちゃいましたねボク!」って。もう晩酌中でデキあがってて「ちょっと飲んじゃってるから、電車で行っても間に合わないし、今日行けないっすよ」って。Daniさんはリハの日を間違えたんですね。ちなみに電話口では奥様が「アンタ今日リハだったの!アカンやん!」って叱ってたとか。もう大爆笑!で、壷井さんは「どうする?誰か違うひと探そうか」って言ってたとかでまた爆笑です。で、その新曲の難しいリフを一部ベースにやってもらうことに「欠席裁判で決めた」って壷井さん。次のリハではDaniさん、お詫びの品(ワイン他)を持ってきて、そして新曲もしっかり予習されてたとか。ワインは菅野さんが「美味しかった!」って。「あんなもんでごまかされちゃ・・・」って壷井さん、ぶつぶつと。爆笑!
7曲目は新曲です。シンバルのアップテンポのリズムからキーボードの幻想的なサウンドが響き、そしてミドルテンポのパワフルなリズムがはいってヴァイオリンの力強いリフが。ドラム叩きまくりで、そしてキーボードとヴァイオリンのテクニカルなユニゾンリフが。ここで一旦止まって、そしてベースリフからドラムがはいってキーボードソロ。軽快にはじまって、それがパワフルにアグレッシブになって、その後ヴァイオリンのテクニカルなソロが。中盤ではアップテンポのパワフルなリズムになってMCでおっしゃってたベースのテクニカルなリフが。その後バンド全体のダイナミックでパワフルなリフを。ドラムもめっちゃ叩きまくりで盛り上がってFin。
曲が終わって「ありがとうございます、出来た!やりとげた!」って壷井さん。「無駄に難しい」って高橋さん、爆笑です。「こういう曲も笑って出来る日がくるさ」って壷井さん。さらに「この曲の仮タイトルは“D-SOUND”です」って大爆笑!「しばらくずっとネタにされるんですね」ってDaniさん。「30年くらいは」って爆笑!
次の曲は「今日のハイライト!」って壷井さん。「プログレとはロック・クラシック・JAZZ等の融合と言われています。果たしてそれがプログレッシブなのかどうか。皆さんが考えているプログレとは違うものなのじゃないかと。あなたもいつか知るでしょう。この曲が“真のプログレ”であると」って語り口調でしゃべる壷井さん。「なんか悪いもの食ったの?」って高橋さん、爆笑!
8曲目は「白蟻の白昼夢」。フィドル調の楽しいヴァイオリンリフとパワフルなドラムからはじまり、そしてゆったりと優雅なヴァイオリンのフレーズがたおやかにながれて。そしてアップテンポのリズミカルで楽しい感じになり、ヴァイオリンの弾きまくりソロが。その後ベースがハイポジションでテーマリフを弾き、続いてキーボードもテーマリフを。そしてアップテンポの楽しいリズムになってキーボードぼリズミカルなソロが。ここで壷井さんはヴァイオリンを置いてステージ袖へ。そしてなにやら紙袋を持ってステージに戻って。すると“JAZZ”と書かれたプラカードを掲げて。お客さん爆笑!バンドはJAZZっぽく演奏して。すると今度は“サンバ”とかかれたプラカードを。バンドは楽しいサンバリズムで演奏。続いては“ボサノバ”。ゆったりと落ち着いた感じで。そして“JAZZ”“サンバ”と続いて次には“音頭”。♪ドンドンドン、ヘイ!って、爆笑!そして今度は“パンク”でめっちゃ叩きまくりの弾きまくりで爆笑!続いて“サンバ”では壷井さんがホイッスルを鳴らして。すると今度は“キングクリムゾン”って、バンドは「21世紀の~」をヘヴィに演奏して、拍手です。今度はなんと“サザエさん”って爆笑!バンドはサザエさんのエンドテーマのイントロを演奏し、壷井さんは「ヘイ!」って手を上げて。今度は“5拍子”次は“7拍子”って変拍子の指示です。ドラムは生き生きと叩きまくって。そして“5拍子”、“4拍子”と続いて今度は“13拍子”。ドラム叩きまくっていて、お客さん拍手!そして再び“サザエさん”。今度はなんと“サザエさん”と“5拍子”を同時に。次は“サザエさん”で“7拍子”。バンドは乱れることなく見事に演奏。そしてこの2つを繰り返したあと“サザエさん”の“13拍子”でお客さん爆笑!バンドは見事演奏!そしてラストは“終わり”ってプラカードを掲げて、お客さん大拍手!で、曲に戻ってテクニカルなユニゾンリフのあと、ゆったりと雄大にたおやかなメロディがながれて。
曲が終わると大拍手大歓声!ここで壷井さんが「キーボード、高橋利光!」「ベース、Dani!」「ドラムス、菅野詩朗!」「プラカード、壷井でした」って大拍手&爆笑。「凄いですね。これぞプログレ!」って。
このネタを考えるのも大変だそうで「こんなシリーズがいい、というのをアンケートに書いて」って爆笑。で、変拍子のところで「ここだけ異様に頑張るひとが」「ここだけグルーブが出来る」って。もちろん言われているのはプログレドラマー菅野さんです。「普通ドラマーっていきなり13拍子って言われてもすぐは無理なのにフィルやおかずも入れちゃう」って壷井さん、菅野さんを絶賛!そして「こうみえても還暦」って。すかさず菅野さん「まだまだ!」って否定して爆笑!
「ここからはおなじみの曲です」ってはじまった9曲目は「Discontinuous Spiral」。スティックのカウントからヴァイオリンのパワフルでリズミカルなリフ、そして明るくさわやかなフレーズが伸びやかにながれ、キーボードもクリスタルなサウンドで綺麗なフレーズを奏でて。そしてキーボードとヴァイオリンのユニジンリフからエモーショナルなモーグソロ。そしてユニゾンリフからヴァイオリンのアクションも交えたパワフルなリフが。その後一旦リズムが止まってベースソロ。そしてピアノのダークなフレーズがゆったりとながれ、ベースとユニゾンで綺麗なメロディを奏で、そして徐々にリズミカルになって。ドラムはマレットでフロアタムを叩いてます。中盤ではヴァイオリンの艶やかなソロからテンポアップするも徐々にゆったりとして、再びテンポアップして盛り上がって。終盤ではヴァイオリンとベースのユニゾンリフからパワフルなドラムと共にダイナミックに。ラストは美しく明るく爽やかな感じになり、変拍子のリズミカルなリフでFin。
「いや~疲れますね」って壷井さん。次が最後の曲だそうで、ここでライブインフォが。KBBは来年2月にここシルエレで再びワンマンライブライブがあるそうです。続いてDaniさんが11/12のtaikaのライブ告知を。「他になにかありますか?」って壷井さん。そして「菅野さんのとこにもマイクあるじゃないですか」って促して。すると菅野さんがマイクを持って立ち上がって「どうも皆さんこんばんは」って、大拍手大爆笑!「菅野さん、いいっすね!」「挨拶だけで大うけ!」って。そして菅野さん「え~それでは大学生のときにサギに遭った話を」って。菅野さんはいまはなき“近鉄バッファローズ”のファンだったそうで、昔は年1回は藤井寺球場まで観戦に行かれたそうで。ここで壷井さんと高橋さんがバックでメロウな演奏を。で、以前行ったとき、球場近くの駅の売店で“週刊近鉄バッファローズ”って冊子を発見。さすが地元は凄いなって即購入したそうです。そして電車に乗ってワクワクしながら買った冊子を広げてみると・・・中は真っ白!表紙には小さく“ノート”って書いてあったそうで。お客さん爆笑です。「皆さん、おつかれカツカレー!なんちゃって」って大爆笑大拍手!
「なんか“小噺コーナー”になっちゃったね」って高橋さん。「KBBはどうなっちゃうんでしょう」って壷井さん。ここで物販のCDの宣伝を。「帰りにCD1枚買わないと店の鍵が開かないシステムになってます」って、爆笑!
本編ラスト10曲目は「Inner Flames」。いきなりパワフルなドラムソロからはじまって、そしてミドルテンポのヘヴィなリフがゆったりとダイナミックに。一旦ドラムが止まったあとヴァイオリンの伸びやかなフレーズがゆったりとながれ、そしてキーボードのエモーショナルなソロが。その後アップテンポのパワフルなリズムになってダイナミックに。オルガンがうなりまくってます。そしてヴァイオリンとゆったりユニゾンからヴァイオリンが優雅なフレーズを奏で、アップテンポのパワフルでリズミカルな展開になり、ヴァイオリンリフをバックにエモーショナルなベースソロが。続いてパワフルなベースをバックにヴァイオリンソロ。それがパワフルなドラムとともに盛り上がっていきます。中盤ではヴァイオリンがゆったりと優雅なフレーズを奏で、そしてミドルテンポのパワフルでヘヴィなリフが。そしてユニゾンリフからヴァイオリンとキーボードの白熱したアツいソロバトルが。途中壷井さんが“サザエさん”のイントロを弾くと、高橋さんも同じく弾いて。その後もさらにアツいバトルが繰り広げられ、壷井さんはステージに片ヒザ着いて弾きまくって。そのままめっちゃ盛り上がってFin。
曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って壷井さん。そのあとメンバー紹介を。大拍手です。メンバーの皆さんはお辞儀をして大拍手のなかステージを降りて楽屋へ。場内はもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。
すると程なくメンバーの皆さんはステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。そしてはじまった11曲目は「Rice Planting Song」。まずはヴァイオリンがゆったりとガボット風のフレーズを。そしてスネアロールがはいって、アップテンポのリズミカルなリフが。その後キーボードが幻想的なフレーズを奏で、ゆったりとなって一旦止まります。そしてベースがアップテンポのリフを弾きはじめ、ヴァイオリンがテクニカルなリフを弾いてとっても楽しい感じになり、そのままヴァイオリンソロへ。途中壷井さんが再び“サザエさん”のイントロを弾きますがリズムに乗れないのか合わないのか、弓を振り回してました。その後パワフルなバンドリフから終盤には叩きまくりのエネルギッシュなドラムソロが。
曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました!」って壷井さん。メンバーの皆さんはお辞儀をして大拍手のなかステージを降りて楽屋へ。場内はもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。
すると程なくメンバーの皆さんは再びステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。「ありがとうございます」って壷井さん。そしてピアノをバックに語り口調で「聴いていると疲れませんか?それが気がかりで」「僕達は一生懸命やっているわけで」「皆さんが疲れて帰ると家族の方に申し訳ない」「それでも僕達は弾き続けないと死んでしまうんです」って爆笑!
「KBB、来年も宜しくお願いします」って壷井さん、大拍手!オーラス12曲目は「Age of Pain」。ピアノの綺麗なリフレインが響き、ヴァイオリンが静かにはいって美しいメロディをピアノとともにしっとりと奏でて。そしてミドルテンポのドラムがはいって、ヴァイオリンがメロディを奏で、ピアノがおっかけカウンターを入れて、ゆったりとたおやかにドラマティックに。その後ピアノのリフレインからベースがハイポジションでメロウなソロを。そしてヴァイオリンがゆったりと艶やかなメロディを奏でて。中盤ではシンバルのリズムをバックにピアノのとっても美しいエモーショナルなソロが。それが徐々に力強くなり、ヴァイオリンが美しいメロディを奏でて。終盤ではパワフルなドラムから雄大でドラマティックに盛り上がり、ラストはピアノとヴァイオリンがしっとりと静かに美しいフレーズを。
曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って壷井さん。「キーボード、高橋利光!」「ベース、Dani!」「ドラムス、菅野詩朗!」って大拍手!そしてDaniさんが「ヴァイオリン、壷井彰久!」って大拍手です。「良いお年を!メリークリスマス!」って壷井さん。メンバーの皆さんはステージ前に並んでお辞儀を。そして大拍手のなかステージを降りて楽屋へ。時計を見ると20時50分。1時間45分に及ぶ2部でした。
1部2部あわせて約3時間のめっちゃ充実したてんこもりの素晴らしいライブ、もう超大満足!なによりも帰りの電車の時間を気にせずに思う存分楽しめるってほんと最高っす!
凄テクメンバーによる繊細で美しく、しかもアツくエネルギッシュな演奏、凄すぎです。いろいろヴァイオリンプログレバンドを観てますけど自分の中ではやはり<KBB>が一番っす!さらには抱腹絶倒のMCもめっちゃ面白くて最高に楽しめました。予期せぬSmoke on the waterリフやサザエさんエンドテーマリフもあって遊び心も満載で。皆様、おつかれカツカレー!
<Progressive Live 2010>
ヴァイオリンフロントのプログレバンド、凄腕ヴァイオリニスト<壷井彰久さん>率いる<KBB>。ドラマティックかつ複雑な楽曲にハイレベルな演奏による凄テクのインプロバトルの応酬、さらにめっちゃ面白いMCと見ごたえ聴き応えたっぷりの素晴らしいプログレバンド。メンバーは壷井さんの他、クレージーケンバンド等でも活躍されている凄腕キーボーディスト<高橋利光さん>、interpose+やtaika等でも活躍され、さらにはエンジニアやコンポーザーとしても活躍されている凄腕ベーシスト<Daniさん>、そして80年代のGreenやNegasphia等でも活躍されたベテラン凄腕プログレドラマー<菅野詩朗さん>の4名です。
これまでにも何度かライブを観にいきましたが、いつもワンマンライブのときは大体19時頃にはじまって22時くらいに終わるパターンがほとんどなんですね。しかも日曜日に。家が遠い自分の場合は次の日が休みならともかくも、そうでないと21時半には会場を出ないとマズいので、最後の曲の前かアンコール前に帰らなきゃいけなくて、いままでライブを最後まで観たことってほとんどないんですよね。で、今回のライブは特別にそういう家が遠いファンの方のために開演時間を17時半にしてくれたんです。これはほんと助かります。当日がめっちゃ楽しみ♪
さて当日。早めに家を出て開場時間前にお店に到着。もうすでに多くのひとだかりが出来てました。で、開場時間に番号順に並んでそして受付を済ませてフロアーへ。余裕でイス席GETです。開演までノンビリと待ちます。
開演時間頃にはほぼ満員。男女比率は半々くらいかな。ステージは向かって左にベース、中央後方にドラムセット、右にキーボード3台+ノートPCセット、そして中央フロントにヴァイオリンです。
17時35分を過ぎた頃、フロアーの照明が暗くなってメンバーの皆さんがステージに登場!拍手で迎えられます。そしてはじまった1曲目は「カタストロフィ」。低いベース音が響き、ヴァイオリンの幻想的なサウンドがゆったりとながれ、ベースがハーモニクス音を奏で、そして力強くシンバル一発!ヴァイオリンのアップテンポのリフがはいってドラムがスネアリズムからパワフルに叩きまくって。その後キーボードがゆったりと雄大なフレーズを奏で、力強いベースライン、そしてテクニカルなキーボードリフが。そこにヴァイオリンが伸びやかなメロディを奏で、そしてめっちゃ弾きまくって♪ジャーン!でバンドリフ。その後アップテンポのダイナミックなリフ、ヴァイオリンとキーボードのユニゾンのパワフルなリフが。大地を感じる力強さです。中盤ではミドルテンポのゆったりとしたリズムでピアノの綺麗なソロが。バックでは味わい深いベースラインがながれて。続いてはヴァイオリンの伸びやかでエモーショナルなソロ。終盤では段々とテンポアップしていって躍動感たっぷりのリズムになり、ベースのテクニカルなソロが。そしてパワフルでダイナミックなリフで疾走して、その後ヴァイオリンのアグレッシブなソロが。
「こんばんは、KBBです」って壷井さんが挨拶を。「今日もたくさんお客さんいらしてくださってありがとうございます」って、そしてメンバー紹介を。「キーボード、高橋利光!」「ベース、Dani!」大拍手です。「以上のメンバーで・・・」って壷井さん。でも「ドラムス、菅野詩朗!」って大拍手!「以上のメンバーで・・・」って高橋さん。でも「ヴァイオリン、壷井彰久!」って大拍手です。そして「今日は日曜日なんですけど・・・」って壷井さんが言うと「月曜日!」ってツッコミが。「グレるぞ、ちきしょう!」って、爆笑!「今日は早く開演して・・・早く終えてみんなで飲みにいきましょう!」って壷井さん、大拍手!「おごりで?」って高橋さん。「各自勝手に」って爆笑です。でも「ゆっくりと10時半までやりましょう」って。
2曲目は「Larks in the air」。ヴァイオリンの明るく爽やかなリフからリズミカルに始まって、ミドルテンポでほのぼのとしたメロディがながれて。ヴァイオリンの綺麗で伸びやかなフレーズがたおやかに奏でられ、聴いていて思わず笑顔になってしまいます。その後ピアノのゆったりとしっとりとしたソロ、続いてヴァイオリンがたおやかなメロディを奏でて。中盤ではテーマメロのあとベースのヘヴィサウンドのテクニカルなソロが。そしてパワフルでダイナミックなリフのあと、ヴァイオリンのテクニカルでエモーショナルなソロが。ラストは跳ねるようなアップテンポの楽しいリズムになって盛り上がってFin。
ここで壷井さんのニューヴァイオリンのお話。壷井さんは先日の向谷さんのユニットのライブに出演されたそうですが、演奏中に弦が切れてしまうハプニングがあったそうで。で、弦を買いに楽器店にいったところ・・・本人曰く「気を失ってしまった」と。リハまでの記憶がなくて、リハでこのニューヴァイオリンの存在に気づいたって。要は“衝動買い”したってことなんですね「そのためのプリアンプまで用意してるし」「当たり前に弾いてるし」って、爆笑です。そして高橋さん「普通弦なんて滅多に切らないでしょ」「オレが知ってるだけで5回くらい切ってる」って、爆笑!
3曲目は「マスエクスティンションズ」っておっしゃったかな?ピアノのゆったりとしたミステリアスな感じのソロが神秘的にはじまり、ベースがしっとりとしたラインを奏でて。そしてピアノの静かで抒情的なメロディがしっとりとながれ、ヴァイオリンが幻想的な音色を。その後シンバルのリズムからミドルテンポでピアノの力強いリフがながれ、そしてアヴァンギャルドなソロへ。中盤ではヴァイオリンがミドルテンポのリフを弾き、それが徐々に力強くなるも、一旦ドラムが止まって。そしてパワフルなドラムがはいってダイナミックな展開に。ヴァイオリンの伸びやかなフレーズがゆったりと雄大にながれ、そしてアグレッシブなソロへ。ラストは弾きまくり叩きまくりでFin。と思いきや、再びダイナミックなリフがパワフルに。
「来年くらいには5枚目のアルバムも」って、めっちゃ期待しちゃいます。KBB、今年はもうライブないそうです。ちなみに今年は今日を含めて3回しかライブやらなかったんですね。「去年はフェスとかたくさんやったので疲れた」って。でも「来年はいっぱいやりたいのでまた足を運んでください」って。
4曲目は「My Restless Heart」。ピアノのダークでパワフルなリフからアップテンポではじまって、ヴァイオリンのリフが伸びやかに優雅にながれて。その後パワフルなミドルテンポでピアノリフ、そしてヴァイオリンのたおやかなメロディがながれ、そのままアグレッシブなヴァイオリンソロへ。続いてはディレイをかけたベースソロが。中盤ではベースリフをバックにピアノソロが。序盤は綺麗でおしゃれで、それが徐々にエネルギッシュになって。終盤では一旦リズムが止まって、ヴァイオリンの艶やかなメロディがゆったりとながれ、そしてベースのリズミカルなリフからミドルテンポのパワフルなリズムになって、ヴァイオリンのテクニカルなリフがたおやかにながれて明るく爽やかな感じに。
次の曲が1部最後の曲だそうで。「このあとお待ちかねの休憩時間になりますので・・・皆さん有意義に過ごしてください」って壷井さん。ここで大ファンの阪神のお話を。巨人を抑えて2位でCSシリーズ進出とかなり嬉しそうです。
5曲目は「カーネル」。ヴァイオリンのちょっとくだけた感じのリフからはじまって、そしてアップテンポの激しいリフに。そしてパワフルなドラムがはいってアップテンポのリズミカルな感じに。まずはテクニカルなキーボードソロ、そして叩きまくりのドラムをバックにヴァイオリンとキーボードのユニゾンが。その後ミドルテンポになってヴァイオリンの弾きまくりのエネルギッシュなソロが。途中で壷井さんSmoke on the waterのリフを入れてましたね。中盤では一旦リズムが止まって、ゆったりとしたリズムになってオルガンソロ、そしてテクニカルなキーボードソロから、ヴァイオリンとのユニゾンが。終盤ではまたドラムが一旦止まって、変拍子のテクニカルなリフがながれ、ドラムをバックにヘヴィサウンドのベースソロが。ドラムも叩きまくり、ベースとの掛け合いに。そしてベースソロからアップテンポのテーマリフに戻って叩きまくりのドラムをバックにテクニカルなリフが。
曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございます。しばらく休憩します」「2部もお楽しみください」って壷井さん。拍手のなかメンバーの皆さんはステージを降りて楽屋へ。時計を見ると18時45分。1時間10分の第1部でした。客席を見渡すとptfのメンバーの方がいらしてましたね。
19時5分頃、客席が暗くなってメンバーの皆様がステージに登場!拍手で迎えられます。チューニングの間、壷井さんはながれているSE曲にあわせてヴァイオリンを弾いて。すると高橋さんもピアノを弾きはじめて。それがまた絶妙なんですね。客席からは笑いや拍手も。
そしてはじまった6曲目は「白虹」。ピアノの綺麗なリフからしっとりとした感じでゆったりとはじまり、たおやかなベースライン、そしてドラムとヴァイオリンも静かに加わって、徐々に力強くなっていきます。その後ヴァイオリンのとっても美しい哀愁ただようメロディがながれ、そしてゆったりと静かにピアノとヴァイオリンのユニゾンがながれて。あまりの美しさにうっとりと聴き惚れてしまいます。徐々に盛り上がっていって、そしてゆったりと。一旦ドラムが止まって、そしてマレットでのシンバルロールからドラのような音が一発!そしてピアノとベースのリフが静かにはじまってドラムも入って徐々に力強くなって、ヴァイオリンのパワフルなフレーズがながれ盛り上がっていきます。そしてパワフルにダイナミックになり、ミドルテンポでヴァイオリンのエモーショナルなソロが。そしてキーボードも加わって綺麗なハーモニーを奏で、明るく爽やかな曲調になって。終盤にはリズミカルなベースライン、オルガンのヘヴィなリフ、そしてヴァイオリンのテクニカルなソロが。
次やる曲は新曲だそうで。まだタイトルが決まってないそうです。その新曲は「難易度が高い」「譜面、黒玉ばっかりで白玉がない」って高橋さん。この新曲をやる初日のリハのときのこと。なぜか約束の時間を過ぎてもDaniさんがスタジオに現れなかったそうで。ケイタイにTELしても繋がらず、もしや事故でもあったのかと壷井さんは心配したそうです。「家にTELしようと思ったんですけど、もしもリハに行くと言って出かけて、違う所に行ってたら・・・バンドのリーダーとして、メンバーの家庭の心配もしなきゃいけない」って壷井さん、爆笑!それでもDaniさんが来ないので家にTELしてみると・・・「はい、D-Soundです!」ってDaniさんの声。「何やってんの?」って壷井さんが尋ねると・・・「えっ、もしかして今日でした?」「すいません、やっちゃいましたねボク!」って。もう晩酌中でデキあがってて「ちょっと飲んじゃってるから、電車で行っても間に合わないし、今日行けないっすよ」って。Daniさんはリハの日を間違えたんですね。ちなみに電話口では奥様が「アンタ今日リハだったの!アカンやん!」って叱ってたとか。もう大爆笑!で、壷井さんは「どうする?誰か違うひと探そうか」って言ってたとかでまた爆笑です。で、その新曲の難しいリフを一部ベースにやってもらうことに「欠席裁判で決めた」って壷井さん。次のリハではDaniさん、お詫びの品(ワイン他)を持ってきて、そして新曲もしっかり予習されてたとか。ワインは菅野さんが「美味しかった!」って。「あんなもんでごまかされちゃ・・・」って壷井さん、ぶつぶつと。爆笑!
7曲目は新曲です。シンバルのアップテンポのリズムからキーボードの幻想的なサウンドが響き、そしてミドルテンポのパワフルなリズムがはいってヴァイオリンの力強いリフが。ドラム叩きまくりで、そしてキーボードとヴァイオリンのテクニカルなユニゾンリフが。ここで一旦止まって、そしてベースリフからドラムがはいってキーボードソロ。軽快にはじまって、それがパワフルにアグレッシブになって、その後ヴァイオリンのテクニカルなソロが。中盤ではアップテンポのパワフルなリズムになってMCでおっしゃってたベースのテクニカルなリフが。その後バンド全体のダイナミックでパワフルなリフを。ドラムもめっちゃ叩きまくりで盛り上がってFin。
曲が終わって「ありがとうございます、出来た!やりとげた!」って壷井さん。「無駄に難しい」って高橋さん、爆笑です。「こういう曲も笑って出来る日がくるさ」って壷井さん。さらに「この曲の仮タイトルは“D-SOUND”です」って大爆笑!「しばらくずっとネタにされるんですね」ってDaniさん。「30年くらいは」って爆笑!
次の曲は「今日のハイライト!」って壷井さん。「プログレとはロック・クラシック・JAZZ等の融合と言われています。果たしてそれがプログレッシブなのかどうか。皆さんが考えているプログレとは違うものなのじゃないかと。あなたもいつか知るでしょう。この曲が“真のプログレ”であると」って語り口調でしゃべる壷井さん。「なんか悪いもの食ったの?」って高橋さん、爆笑!
8曲目は「白蟻の白昼夢」。フィドル調の楽しいヴァイオリンリフとパワフルなドラムからはじまり、そしてゆったりと優雅なヴァイオリンのフレーズがたおやかにながれて。そしてアップテンポのリズミカルで楽しい感じになり、ヴァイオリンの弾きまくりソロが。その後ベースがハイポジションでテーマリフを弾き、続いてキーボードもテーマリフを。そしてアップテンポの楽しいリズムになってキーボードぼリズミカルなソロが。ここで壷井さんはヴァイオリンを置いてステージ袖へ。そしてなにやら紙袋を持ってステージに戻って。すると“JAZZ”と書かれたプラカードを掲げて。お客さん爆笑!バンドはJAZZっぽく演奏して。すると今度は“サンバ”とかかれたプラカードを。バンドは楽しいサンバリズムで演奏。続いては“ボサノバ”。ゆったりと落ち着いた感じで。そして“JAZZ”“サンバ”と続いて次には“音頭”。♪ドンドンドン、ヘイ!って、爆笑!そして今度は“パンク”でめっちゃ叩きまくりの弾きまくりで爆笑!続いて“サンバ”では壷井さんがホイッスルを鳴らして。すると今度は“キングクリムゾン”って、バンドは「21世紀の~」をヘヴィに演奏して、拍手です。今度はなんと“サザエさん”って爆笑!バンドはサザエさんのエンドテーマのイントロを演奏し、壷井さんは「ヘイ!」って手を上げて。今度は“5拍子”次は“7拍子”って変拍子の指示です。ドラムは生き生きと叩きまくって。そして“5拍子”、“4拍子”と続いて今度は“13拍子”。ドラム叩きまくっていて、お客さん拍手!そして再び“サザエさん”。今度はなんと“サザエさん”と“5拍子”を同時に。次は“サザエさん”で“7拍子”。バンドは乱れることなく見事に演奏。そしてこの2つを繰り返したあと“サザエさん”の“13拍子”でお客さん爆笑!バンドは見事演奏!そしてラストは“終わり”ってプラカードを掲げて、お客さん大拍手!で、曲に戻ってテクニカルなユニゾンリフのあと、ゆったりと雄大にたおやかなメロディがながれて。
曲が終わると大拍手大歓声!ここで壷井さんが「キーボード、高橋利光!」「ベース、Dani!」「ドラムス、菅野詩朗!」「プラカード、壷井でした」って大拍手&爆笑。「凄いですね。これぞプログレ!」って。
このネタを考えるのも大変だそうで「こんなシリーズがいい、というのをアンケートに書いて」って爆笑。で、変拍子のところで「ここだけ異様に頑張るひとが」「ここだけグルーブが出来る」って。もちろん言われているのはプログレドラマー菅野さんです。「普通ドラマーっていきなり13拍子って言われてもすぐは無理なのにフィルやおかずも入れちゃう」って壷井さん、菅野さんを絶賛!そして「こうみえても還暦」って。すかさず菅野さん「まだまだ!」って否定して爆笑!
「ここからはおなじみの曲です」ってはじまった9曲目は「Discontinuous Spiral」。スティックのカウントからヴァイオリンのパワフルでリズミカルなリフ、そして明るくさわやかなフレーズが伸びやかにながれ、キーボードもクリスタルなサウンドで綺麗なフレーズを奏でて。そしてキーボードとヴァイオリンのユニジンリフからエモーショナルなモーグソロ。そしてユニゾンリフからヴァイオリンのアクションも交えたパワフルなリフが。その後一旦リズムが止まってベースソロ。そしてピアノのダークなフレーズがゆったりとながれ、ベースとユニゾンで綺麗なメロディを奏で、そして徐々にリズミカルになって。ドラムはマレットでフロアタムを叩いてます。中盤ではヴァイオリンの艶やかなソロからテンポアップするも徐々にゆったりとして、再びテンポアップして盛り上がって。終盤ではヴァイオリンとベースのユニゾンリフからパワフルなドラムと共にダイナミックに。ラストは美しく明るく爽やかな感じになり、変拍子のリズミカルなリフでFin。
「いや~疲れますね」って壷井さん。次が最後の曲だそうで、ここでライブインフォが。KBBは来年2月にここシルエレで再びワンマンライブライブがあるそうです。続いてDaniさんが11/12のtaikaのライブ告知を。「他になにかありますか?」って壷井さん。そして「菅野さんのとこにもマイクあるじゃないですか」って促して。すると菅野さんがマイクを持って立ち上がって「どうも皆さんこんばんは」って、大拍手大爆笑!「菅野さん、いいっすね!」「挨拶だけで大うけ!」って。そして菅野さん「え~それでは大学生のときにサギに遭った話を」って。菅野さんはいまはなき“近鉄バッファローズ”のファンだったそうで、昔は年1回は藤井寺球場まで観戦に行かれたそうで。ここで壷井さんと高橋さんがバックでメロウな演奏を。で、以前行ったとき、球場近くの駅の売店で“週刊近鉄バッファローズ”って冊子を発見。さすが地元は凄いなって即購入したそうです。そして電車に乗ってワクワクしながら買った冊子を広げてみると・・・中は真っ白!表紙には小さく“ノート”って書いてあったそうで。お客さん爆笑です。「皆さん、おつかれカツカレー!なんちゃって」って大爆笑大拍手!
「なんか“小噺コーナー”になっちゃったね」って高橋さん。「KBBはどうなっちゃうんでしょう」って壷井さん。ここで物販のCDの宣伝を。「帰りにCD1枚買わないと店の鍵が開かないシステムになってます」って、爆笑!
本編ラスト10曲目は「Inner Flames」。いきなりパワフルなドラムソロからはじまって、そしてミドルテンポのヘヴィなリフがゆったりとダイナミックに。一旦ドラムが止まったあとヴァイオリンの伸びやかなフレーズがゆったりとながれ、そしてキーボードのエモーショナルなソロが。その後アップテンポのパワフルなリズムになってダイナミックに。オルガンがうなりまくってます。そしてヴァイオリンとゆったりユニゾンからヴァイオリンが優雅なフレーズを奏で、アップテンポのパワフルでリズミカルな展開になり、ヴァイオリンリフをバックにエモーショナルなベースソロが。続いてパワフルなベースをバックにヴァイオリンソロ。それがパワフルなドラムとともに盛り上がっていきます。中盤ではヴァイオリンがゆったりと優雅なフレーズを奏で、そしてミドルテンポのパワフルでヘヴィなリフが。そしてユニゾンリフからヴァイオリンとキーボードの白熱したアツいソロバトルが。途中壷井さんが“サザエさん”のイントロを弾くと、高橋さんも同じく弾いて。その後もさらにアツいバトルが繰り広げられ、壷井さんはステージに片ヒザ着いて弾きまくって。そのままめっちゃ盛り上がってFin。
曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って壷井さん。そのあとメンバー紹介を。大拍手です。メンバーの皆さんはお辞儀をして大拍手のなかステージを降りて楽屋へ。場内はもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。
すると程なくメンバーの皆さんはステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。そしてはじまった11曲目は「Rice Planting Song」。まずはヴァイオリンがゆったりとガボット風のフレーズを。そしてスネアロールがはいって、アップテンポのリズミカルなリフが。その後キーボードが幻想的なフレーズを奏で、ゆったりとなって一旦止まります。そしてベースがアップテンポのリフを弾きはじめ、ヴァイオリンがテクニカルなリフを弾いてとっても楽しい感じになり、そのままヴァイオリンソロへ。途中壷井さんが再び“サザエさん”のイントロを弾きますがリズムに乗れないのか合わないのか、弓を振り回してました。その後パワフルなバンドリフから終盤には叩きまくりのエネルギッシュなドラムソロが。
曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました!」って壷井さん。メンバーの皆さんはお辞儀をして大拍手のなかステージを降りて楽屋へ。場内はもちろんアンコールを求める手拍子が鳴り響いて。
すると程なくメンバーの皆さんは再びステージに戻ってきて大拍手大歓声で迎えられます。「ありがとうございます」って壷井さん。そしてピアノをバックに語り口調で「聴いていると疲れませんか?それが気がかりで」「僕達は一生懸命やっているわけで」「皆さんが疲れて帰ると家族の方に申し訳ない」「それでも僕達は弾き続けないと死んでしまうんです」って爆笑!
「KBB、来年も宜しくお願いします」って壷井さん、大拍手!オーラス12曲目は「Age of Pain」。ピアノの綺麗なリフレインが響き、ヴァイオリンが静かにはいって美しいメロディをピアノとともにしっとりと奏でて。そしてミドルテンポのドラムがはいって、ヴァイオリンがメロディを奏で、ピアノがおっかけカウンターを入れて、ゆったりとたおやかにドラマティックに。その後ピアノのリフレインからベースがハイポジションでメロウなソロを。そしてヴァイオリンがゆったりと艶やかなメロディを奏でて。中盤ではシンバルのリズムをバックにピアノのとっても美しいエモーショナルなソロが。それが徐々に力強くなり、ヴァイオリンが美しいメロディを奏でて。終盤ではパワフルなドラムから雄大でドラマティックに盛り上がり、ラストはピアノとヴァイオリンがしっとりと静かに美しいフレーズを。
曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました!」って壷井さん。「キーボード、高橋利光!」「ベース、Dani!」「ドラムス、菅野詩朗!」って大拍手!そしてDaniさんが「ヴァイオリン、壷井彰久!」って大拍手です。「良いお年を!メリークリスマス!」って壷井さん。メンバーの皆さんはステージ前に並んでお辞儀を。そして大拍手のなかステージを降りて楽屋へ。時計を見ると20時50分。1時間45分に及ぶ2部でした。
1部2部あわせて約3時間のめっちゃ充実したてんこもりの素晴らしいライブ、もう超大満足!なによりも帰りの電車の時間を気にせずに思う存分楽しめるってほんと最高っす!
凄テクメンバーによる繊細で美しく、しかもアツくエネルギッシュな演奏、凄すぎです。いろいろヴァイオリンプログレバンドを観てますけど自分の中ではやはり<KBB>が一番っす!さらには抱腹絶倒のMCもめっちゃ面白くて最高に楽しめました。予期せぬSmoke on the waterリフやサザエさんエンドテーマリフもあって遊び心も満載で。皆様、おつかれカツカレー!