ひよりの音楽自己満足

自分の好きなアルバムやアーティストを紹介させていただきます。

BELLAPHON 2

2008-06-11 07:00:00 | ジャパン・プログレ
87年にギターの田中さんが脱退してしまいます。バンドは<太田亨さん>をサポートメンバーに迎えて活動するも、88年に残念ながら活動を停止してしまいます。Taiquiさんと垣さんはそのころからサポートしていた<Ain Soph>へ正式に加入し活躍されます。
 1995年、未発表音源を集めたアルバム「Delphi」が発表されます。このアルバムはTaiquiさん、垣さん、田中さんが集まって、メンバーそれぞれが保持していた過去の音源をピックアップして、Taiquiさんがご自宅でプリマスタリングを施されたそうです。 アルバム1曲目は「DELPHI」。どことなく悲壮感を感じるゆったりとしたフレーズからはじまり、それが次第に明るく爽やかな雰囲気に。クラシカルでドラマティックな展開ですね。ここまでずっとキーボード主体でしたが、終盤にエモーショナルなギターソロを聴かせてくれます。 2曲目は「ビオトープ組曲断章~Firefly」。嵐の音から始まってそこに幻想的なシンセサウンドが絡んで。そして軽快なドラムとともにアップテンポの爽やかなサウンドが。緩急を織り交ぜた様々な展開を魅せるドラマティックな曲です。 3曲目は「無防備都市」。テクニカルなドラムからハイテンポのジャズロック調でスタートしますが、すぐにゆったりとした幻想的な雰囲気に。終盤には再びハイテクハイテンポのジャズロックを聴かせてくれます。 4曲目は「Overture~新アトランティス」。華やかなオープニングからスタートする、とっても明るく楽しい雰囲気の曲。フレーズがとっても爽やかですね。中盤にはテクニカルかつパワフルでエネルギッシュなドラムソロが。そしてドラマティックにどんどん展開していって、終盤はゆったりとしたテンポで穏やかなメロディを奏で、ラストは劇的にFin。 5曲目は「ラヴィレット」。きらびやかなキーボード音からはじまる変拍子ハイテンポのテクニカルなジャズロック。 6曲目は「秘儀荘」。どわぁ~ん!ってドラをぶったたく音からはじまる、これも変拍子ハイテンポのテクニカルな曲。早弾きギターソロ&早弾きキーボードソロのあと、ゆったりとしたテンポでヴァイオリントーンのメロウなギターソロを聴かせてくれ、そして再びハイテンポのロックモードに。 1・2・5が84年に、3が82年にそれぞれスタジオで録音された音源だそうで、4・6は86年に吉祥寺のライブハウスでライブ録音された音源だそうです。
 <BELLAPHON>の他のレヴューを見ると、よく英国のカンタベリー派プログレ・バンド<Camel>や<Caravan>の名前がでてきますね。それらの代表アルバムは自分も持ってますけど、比較ができるほど自分は聴きこんでいないもので、なんとも言えないっす。
 96年には1stアルバム「Firefly」が再発され、それを機にTaiquiさんと垣さん、鳥垣さん、そしてギター<山本要三さん>という<Ain Soph>メンバーで活動を再開されます。98年には山本さんが多忙のために離れてしまいますが、翌99年にキーボードの<西村保博さん>が迎えられて、ギターなしのツインキーボードという編成で活動再開されたそうです。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。