ひよりの音楽自己満足

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STELLA LEE JONES Escape From Reality

2016-11-26 09:10:45 | 21th J-プログレ
 2009年にギタリスト<平田聡さん>が中心となって結成されたプログレバンド<STELLA LEE JONES>。2011年暮れにデビューアルバム「A FLOATING PLACE」を発表され、メンバーチェンジがあるも、着実にライブ活動を重ねられ、2014年3月に川崎で開催されたジャパンプログレフェスに出演。メロディアス系バンドが多いなか、唯一チェンバー系でオリジナリティ溢れるステラワールドを展開してくれて。その後も活発にライブ活動され、ライブでは新曲もどんどん披露されて2ndアルバムの期待が膨らんでいって。そしていよいよレコーディングの話が。
 <STELLA LEE JONES>、現メンバーは平田さんの他、ピアノ<佐藤真也さん>、ドラムス<谷本朋翼さん>、アコーディオン<佐々木絵実さん>、ヴァイオリン<入山ひとみさん>。そしてベース<佐野俊介さん>の6人です。残念ながら結成以来ずっとバンドを支えてきたパーカッションのげんたさんが体調不良等もあって脱退されてします。ライブでのげんたさんと谷本さんの打撃系バトルは凄まじい迫力でしたし、MCでの平田さんのボケとげんたさんのツッコミはライブの楽しみの1つでもあっただけにショックでした。
 バンドはライブではゲストパーカッショニストを迎えて活動され、そして今回の2ndアルバム制作ではクラウドファンディングシステムを導入されて出資を募られて。もっとも普段のライブ動員からすると目標金額が高すぎるように感じましたが、2016年11月に無事全国発売されました。(先行発売された10月のレコ発ライブに行けなかったのはほんっと悔やまれます)。で、私の手元には11月初旬に平田さんよりレコ発ライブで進呈されてたのと同じサイン色紙とCDが送られてきました。2ndアルバム「Escape From Reality」。1stアルバムのジャケットは暗く古い鉄製扉の重く趣の深い感じでしたが、一転今回はアメコミのような明るく楽しくメルヘンチックなジャケットでちょとビックリ。曲自体はもうライブでその片鱗は何曲かは知っていますけど、なんだか楽しそうで聴く前からワクワクしてきます。そうそう、内ジャケにSpecial Thanksとしてちゃんと私の本名が書かれていて嬉しいっす。
 アルバム1曲目は「15th Worriers」。テクニカルなリフ・パワフルでリズミカルなリフが緊張感たっぷりにめっちゃスリリングに展開して。そしてのびやかにドラマティックに奏でられるも、再びテクニカルにスリリングに。その後ピアノの綺麗でリズミカルなリフからアコーディオンがのびやかに奏でるも、リズミカルなリフがスリリングに。中盤ではピアノのアヴァンギャルドでダークな感じのソロへ。続いてヴァイオリンの力強くアヴァンギャルドな感じのソロへ。終盤ではダークリフがのびやかにながれ、アップテンポのリズミカルなリフから再びスリリングに。そしてのびやかにドラマティックに奏でられるもテクニカルなユニゾンからスリリングに盛り上がって、ダイナミックに盛大に。手に汗握るスリル感、凄いっす。
2曲目は「Sala de uyuni」。アップテンポでピアノのリズミカルなリフが瑞々しく綺麗に響き、リズミカルなバンドリフがはいって盛り上がって、ピアノとギターのテクニカルなリフとベースのパワフルなリフからヴァイオリンとアコーディオンがユニゾンでのびやかに奏で、ダンサブルモードでリズミカルなリフとテクニカルなリフが展開し、パーカッションのリズムが綺麗に響いて。そしてリズミカルなリフからアコーディオンとヴァイオリンがユニゾンでのびやかに奏で、ドラムスがパワフルに叩きまくって盛り上がって。ラストはピアノがしっとりと奏で、ギターとピアノが再び瑞々しいリフを奏でて。リズミカルで思わず踊りたくなる感じの曲ですね。
 3曲目は「Jigsaw Cats」。ミドルテンポのリズムがはいってギターがファズを効かせたファンキーなリフを弾き、70年代のDISCOサウンドのようなノリノリビートの感じに。そしてアコーディオン・ヴァイオリンがのびやかに奏で、ドラムが叩きまくりのフィルを入れて、ノリノリでリズミカルなリフが。中盤ではベースのテクニカルフィルからヴァイオリンとギターがのびやかに奏で、ピアノのテクニカルなリフ、叩きまくりのパーカッションからギターがテクニカルなソロを。その後ストリングスがのびやかに奏で、ウインドベルが綺麗に響き、力強いベースリフからヴァイオリンの美しいエモーショナルソロがドラマティックに。もう鳥肌モノです。終盤ではダイナミックなリフからブレイクをキメて、ノリノリDISCOモードでオルガンのテクニカルなソロが。ラストはダイナミックなリフと叩きまくりドラム&パーカッションでパワフルに盛り上がって。
 4曲目は「Walking Up Maybe・・・」。ピアノがしっとりと静かに奏で、ヴァイオリンが幻想的にゆったりのびやかにたおやかに奏でて。そしてアコギのしっとりリフからピアノがしっとりと奏で、ヴァイオリンがゆったりとのびやかに奏でて。なんとなく散歩中にのんびり公園の池を眺めているかのような、そんな光景が浮かびました。ノリノリ3曲のあとのクールダウン的な。
 5曲目は「Smash The Wall」。ピアノとグロッケンが浮遊感たっぷりに幻想的に奏で、ギターがのびやかに奏で、一旦止まってミドルテンポでヴァイオリンがのびやかにほのぼのメロディを奏でて。そしてパワフルなドラムとダイナミックなリフからミドルテンポでヴァイオリンとキーボードがのびやかにゆったりと奏で、ヴァイオリンとベースがのびやかに、ギターとヴァイオリンがゆったりとメロウに哀愁たっぷりに奏でて。その後リズミカルなミステリアスリフからヴァイオリンのエレガントでエモーショナルなソロ、ギターのテクニカルなソロが。中盤ではリズミカルなリフから一旦止まったあと、ヴァイオリンのリズミカルなリフとトライアングルの音が響き、ダイナミックなリフからアコーディオンとヴァイオリンがのびやかに奏で、ヴァイオリンとギターがのびやかにハモって盛り上がっていって。終盤ではミドルテンポでピアノとアコーディオンがミステリアスリフを奏で、ダイナミックなリフと叩きまくりドラムからパワフルなリフが。ラストは一旦止まってからピアノの綺麗なリフがゆったりとながれ、ヴァイオリンがメロウに奏でて。とってもドラマティックで聴き惚れてしまいます。
6曲目は「Swimming in Shallow Sleep」。ネコがちょっと歩いて立ち止まるような、静かにゆったりとはじまって、トライアングルの音色が綺麗に響き、ベースとアコーディオンがゆったりとのびやかに奏で、メルヘンチックなリフがゆったりとながれ、アコーディオンがのびやかに奏で、パーカッションが小鳥のさえずりや森の中のような効果音を発するなか、ヴァイオリンのエモーショナルなソロが。ピアノとベースがバックで印象的にフィルをいれて。その後ヴァイオリンとアコーディオンが力強くのびやかに奏でて盛り上がって。終盤ではヴァイオリンとピアノ・アコーディオンがゆったりとのびやかに奏で、リズミカルなリフから力強くのびやかに奏で、ラストはピアノとアコーディオンが静かにリズミカルに。女性でなければ思いつかないような繊細さと可愛さを感じますね。
7曲目は「夢の境界線」。アコーディオンのリズミカルなリフからヴァイオリンがゆったりとのびやかに幽玄に奏で、トライアングルが綺麗に響き、ピアノがしっとり奏でたれ、一旦止まってからミドルテンポのリフにのってギターがゆったりと奥深い揺れる音色を響かせ、ピアノリフからヴァイオリンとアコーディオンがのびやかに幽玄に奏で、力強く盛り上がって。そしてヴァイオリンがゆったりと艶っぽく奏で、アコーディオンがのびやかに奏で、ユニゾンでのびやかに。中盤ではパーカッションのリズムがはいって盛り上がって。そして一旦止まってから、ヴァイオリンリフとピアノとベースのリフからストリングスが幻想的にのびやかに。その後アコーディオンのリズミカルリフからヴァイオリンがのびやかに奏でて。終盤ではリズミカルなリフからヴァイオリンとアコーディオンがのびやかに幽玄に奏で、ギターのテクニカルリフから一旦止まって、力強くダイナミックに盛り上がって、ドラムスとパーカッションがスリリングに叩きまくって。そしてヴァイオリンとアコーディオンがドラマティックに奏でて。ラストは一旦止まってからゆったりとしっとりと奏でられて。とっても奥の深い趣のある曲ですね。
8曲目は「Tokyo Fantasista」。パワフルなドラムフィルから明るく華やかなバンドリフがのびやかにながれ、ブレイクからテクニカルなリフがスリリングに展開して。そしてヴァイオリンがのびやかに美しく奏で、ギターものびやかに奏で、ピアノも美しくドラマティックに奏でて。その後テクニカルなブレイクからダンサブルでノリノリな感じになって、のびやかにオシャレに優雅に奏でられ、パーカッションもドラムも叩きまくりで盛り上がって。中盤ではアップテンポのスリリングなテクニカルリフからヴァイオリンとアコーディオンがのびやかに美しく奏で、テクニカルなブレイクがスリリングに。その後ほのぼのメロディがロマンティックに奏でられ、テクニカルなブレイクも。終盤ではパワフルなドラムスとパーカッションフィルからダイナミックになって、のびやかに奏でられ、盛り上がっていって。ラストはテクニカルなユニゾンブレイクをキメて。凄くスケールの大きな曲ですね。これはぜひ大きな音楽ホールで聴いてみたいっす。
9曲目は「Mirror」。ギターとヴァイオリンがリズミカルなリフをスリリングに奏でて。それが一転キーボードとベースがゆったりとしっとりと奏で、ギターとヴァイオリンもしっとりとのびやかに奏で、アコーディオンが加わってユニゾンでのびやかにたおやかに。中盤ではアップテンポのスリリングなリズミカルリフからキーボードがしっとりと奏で、そこからキーボードもアップテンポでリズミカルに。その後ギターとベースもテクニカルにリズミカルにスリリングに、そしてヴァイオリンとアコーディオンがのびやかに奏で、ユニゾンでリズミカルにスリリングに。ドラムも叩きまくって盛り上がって。終盤ではヴァイオリンとアコーディオンがテクニカルリフをバックにのびやかにドラマティックに奏で、ドラムも叩きまくって盛り上がって。スリリングなリフからたおやかになるも盛り上がっていくドラマティック曲ですね。
10曲目は「The Winter Song」。ピアノのスリリングなリフとヴァイオリンのミステリアスな音色がゆったりとのびやかにながれ、一旦止まってギターとピアノがゆったりとしっとりと奏でて。そしてヴァイオリンとアコーディオンがのびやかにマンティックに奏でて。その後ギターのソフトトーンのテクニカルなソロが。中盤ではユニゾンのテクニカルリフから、ピアノリフからアコーディオンのエモーショナルなソロが。そしてアコーディオンとヴァイオリンがユニゾンでのびやかに奏で、そこからピアノが美しくロマンティックなソロを。終盤ではギターがテクニカルに奏で、ヴァイオリンがゆったりとのびやかに奏でて。ラストはリズミカルなリフがスリリングに。そしてゆったりとしっとりと。中盤のアダルティで甘くロマンティックな感じ、独身の身には堪えますね。
 1stアルバムでは60年代ヨーロッパのような古き良き時代のどこか懐かしい感じの音楽観が漂っていましたが、それが根底にありつつもJAZZ系ヴァイオリニスト“姉御”入山さんが加入されて音楽性が広がり、より進化したステラのアルバム、ずっと楽しみにしていました。待ったかいがありました。全編通して楽しめる素晴らしいアルバムですね。機会があればまたライブ観に行きたいっす。

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