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12.3.3 黒沢ダイスケ Progressive Band

2012-03-05 06:20:17 | ライブレポ プログレ2012-2013
◇ 2012.3.3 吉祥寺SILVER ELEPHANT
<PROGRESSIVE LIVE 2012>
 昨年9月に川崎チッタで開催された「FANTASY ROCK FES 2011」。そのオープニングアクトとして出演され、めっちゃかっちょいい演奏を魅せて聴かせてくれた<黒沢ダイスケProgressive Band>。たったの4曲30分の超短いセットだったので、もっとやってほしいなぁ~ってすっごく物足りなさを感じて。でもこのフェスに出演するためだけに組まれたユニットだと思ったので、たった30分の演奏だけではあまりにももったいないとすごく残念に思って。でももうあきらめてました。ところが・・・大好きなバンドが出演するシルエレのプログレイベントのスケジュール表の対バンを見てみると、なんと<黒沢ダイスケProgressive Band>の名前があって超ビックリ!しかも同じメンツだし。今回は1時間弱の持ち時間があるでしょうからとっても楽しみにしていました。
 <黒沢ダイスケProgressive Band>、メンバーは<軌道共鳴>等で活躍されているギタリスト<黒沢ダイスケさん>、同じく<軌道共鳴>や<Fantasmagoria>等で活躍されているベーシスト<上田哲也さん>、キーボーディスト<藤田良介さん>、金髪モサモサのドラマー<渡部正人さん>の4人編成のインストバンドです。

 さて当日、本来なら仕事の日ですが、代休をとって準備万端で臨みました。でも家の用事で出発が遅れて、お店に着いたのが開演予定時間18時の5分前。ヤバかったっす。フロアーは超満員!人波をかき分けて隅っこにたどり着き開演を待ちます。それにしても凄いお客さんの数だわ。
 18時5分、フロアーが暗くなってメンバーの皆さんが登場して大拍手で迎えられます。ステージは向かって左に藤田さんの2段のキーボードセット、隣にナチュラルボディの5弦ベースを抱えた上田さんが。後方には1タム1バスの低めにセットしているドラムが。そのなかでそびえ立つチャイナシンバルが目立ってますね。そしてステージ右にはブルーの変形ストラトタイプギターを抱える黒田さんが。

 そしてはじまった1曲目は「エルニーニョ」。パワフルなドラムフィルからアップテンポのノリノリモードでヘヴィなギターリフがはいって、ベースがうねって。そしてダンサブルなリズムになってキーボードのテクニカルなリフからギターがメロウなフレーズを伸びやかに。その後、静かになってミドルテンポでフレットレスベース特有のしっとりとした味わい深い音色がメロウに響き、アップテンポになって綺麗でテクニカルなピアノソロが。続いてピアノのテクリフをバックにギターのアグレッシブなソロが。照明が点滅してドラムも叩きまくって煽って。

 続いて2曲目は「恐怖の右脳改革」。神秘的なサウンドや鐘の音からダークな雰囲気ではじまって、ギターのようなサウンドのモーグソロが。そしてベースのテクニカルなリフからドラムがパワフルに叩きまくって、アップテンポのギターリフがはいって、照明が点滅してスリリング感を煽って疾走モードになってギターとキーボードがテクニカルなユニゾンをキメて、ダイナミックなバンドリフが。中盤では静かでしっとりとした感じになってベースがメロウなフレーズを奏で、レッドライトのなか、テクニカルかつメロウなベースソロが。バックではドラムがテクニカルなリムショットでリズムを。そしてヘヴィなギターリフが響き、ダイナミックなリフから照明が点滅するなかアップテンポになって疾走モードに。その後ミドルテンポになってダークな感じになり、ギターがタッピングも交えたテクニカルなソロを。それが徐々に盛り上がって疾走モードになって、キーボードのアグレッシブなソロ、ギターの弾きまくりソロ、そして叩きまくりドラムをバックにユニゾンもキメて。そびえ立つチャイナシンバルが倒れそうになるくらいにパワフルに叩きまくってます。ラストはダイナミックなリフからブレイクもキメて叩きまくりドラムソロでFin。

 「どうもありがとうございます。黒沢ダイスケProgressive Bandでございます」って黒沢さんが挨拶を。大拍手大歓声です。まずはメンバー紹介。「オンキーボード、藤田良介!」「オンベース、上田哲也!」「オンドラムス、渡部正人!」「ギター、黒沢でお送りします」ってメンバーおのおのに大きな拍手が。「今日はこんなにたくさんの人に集まっていただいて嬉しい限りです。ひなまつりなのに」って爆笑!「いいですね・・・いきましょうか次に」って。「早いっすね」って上田さん。「サクサクいかないと。皆さん予定があるだろうし」って黒沢さん、爆笑!

 「Fusionっぽいのを2曲」ってはじまった3曲目は「スピードタウン」っておっしゃったかな?スネアロールとドコドコバスドラからアップテンポのノリノリモードでギターとキーボードがドライブ感たっぷりに伸びやかに。そしてギターがスピード感のある爽やかなフレーズを奏で、ブレイクリフもキメて。その後、静かになってベースのメロウでテクニカルなソロが。そこにドラムがテクニカルなリズムをいれて盛り上がって。中盤ではキーボードのパワフルな変拍子リフから静かになって、ギターがエモーショナルなメロディを奏で、そして徐々に盛り上がってテクニカルなソロへ。ソロが終わると拍手です。続いてはピアノソロ。ジャジーにはじまってホンキートンクな感じになって盛り上がって。終盤はアップテンポのノリノリモードでダイナミックに盛り上がってギターがテーマメロをスピード感たっぷりに奏で、ラストはドラムが叩きまくって。

 続いて4曲目。「ニューボーン」っておっしゃったかな?ダイナミックなリフからアップテンポでリズミカルになり、キーボードがテクニカルなリフを。そしてギターがパワフルにフュージョンの王道といった感じのフレーズを。その後ベースのテクニカルなソロとドラムの叩きまくりソロの掛け合いがあり、続いてギターのアグレッシブなソロ、キーボードが加わってのテクニカルなユニゾンが。ラストはピアノのリズミカルなソロからギターがテーマメロをパワフルに奏でて。

 「ありがとうございます」って黒沢さん。「眠そうですね」って上田さん、爆笑!「こんなにたくさんのお客さんで、緊張して」って。そして「ベースの方、なんかしゃべって」ってMCを振って爆笑!で、上田さんがこの黒沢ダイスケProgressive Bandの3曲入りCD-Rの宣伝と、軌道共鳴のアルバムの宣伝を。現在、軌道共鳴はお休み中だそうですが「またやりたいね」って。

 5曲目は「DNA」。ギターのメロウなアルペジオリフからゆったりとはじまって。それが一転パワフルなドラムからキーボードのテクニカルなリフ、ギターのヘヴィなザクザクリフがはいって、ストロボライトでスリリングに演出して。そしてミドルテンポになってギターが伸びやかに哀愁ただようメロディを奏で、パワフルなドラムがはいってヘヴィなリフになり、アップテンポになってスリリングなユニゾンリフからギターのアグレッシブなソロ、シンセのテクニカルなソロが叩きまくりドラムと共に。その後ブレイクリフからピアノのパワフルなソロ、ミドルテンポになってリフを挟んでベースのテクニカルなソロへ。さらにミドルテンポでギターが伸びやかに雄大に奏で、シンセのエモーショナルなソロへ。中盤ではレッドライトのなか、ミドルテンポでベースがダークでリズミカルなリフを、ギターがヘヴィなリフを。そしてアップテンポになってノリノリモードでギターのベースのユニゾンリフ、シンセとギターが伸びやかなフレーズを奏でて、ドコドコパワフルドラムがはいって盛り上がって。終盤では照明が点滅するなか、キーボードのテクニカルでスリリングなリフが。そしてシンセが伸びやかで雄大なフレーズを奏で、ベースとギターがユニゾンリフからピアノのメロウでテクニカルなソロが。その後ギターが、ベースがメロウなフレーズを奏で、ラストは照明が点滅するなか躍動感たっぷりのパワフルなドラムをバックにギターのヘヴィなリフが。

 「ありがとうございます。次が最後の曲です」って黒沢さん。ここで上田さんが再びこの黒沢ダイスケProgressive Bandの3曲入りCD-Rの宣伝を。「丹精込めて作った無農薬野菜」って爆笑!ここでこのユニットの説明を。最初はやはりあの”FANTASY ROCK FES 2011”のためだけに結成されたユニットだったそうですが「なかなか好評だったのでもう1回やってみようかなと。そしたらこんなにたくさんのお客さんが集まってくれて。ありがとうございます」って大拍手!
 オーラス6曲目は「アガルタ」。ピアノの綺麗でリズミカルなリフから爽やかにはじまって、ミドルテンポのパワフルなドラムがはいって、シンセの爽やかなリフからダイナミックなリフが壮大にながれて。そしてギターの伸びやかなフレーズがリズミカルなオルガンリフとともにながれ、明るい感じになり、ダイナミックなリフからギターとキーボードのテクニカルなユニゾンが。その後一旦止まってピアノの綺麗なリフがながれ、ミドルテンポのリズムにのってギターがエモーショナルなフレーズを奏で、そしてキーボードとユニゾンで壮大に奏でて。中盤ではパワフルなドラムからオルガンリフ・ギターリフからダイナミックなリフがはいってアップテンポのパワフルなドラムをバックにギターの弾きまくりソロとキーボードのアグレッシブなソロのアツい掛け合いバトルが。終盤ではパワフルな変拍子リズムにのってギターとキーボードのヘヴィなリフがながれ、そして疾走モードになってテクニカルなユニゾンも。その後テンポダウンしてゆったりとフレーズをハモって、ラストはダイナミックなリフから♪ジャーン!でドラムが叩きまくってFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「ありがとうございました」って黒沢さん。メンバーの皆さんは大拍手のなか深くお辞儀をしてライブ終了です。時計を見ると19時ちょい前。1時間弱の凄いライブでした。
 凄腕メンバーによる超テク演奏で、高速ユニゾンもぴったり息があっていてめっちゃかっこよかったっすね。プログレ曲もあれば、ハードロックやハードフュージョンもあって聴き応えもあり、ギターもベースもキーボードも早弾きの見応えもあり、メロウでエモーショナルな場面もあってとっても楽しめました。なかでも一番観ている時間が長かったのがドラムスでした。自由自在に華麗なスティックさばきで叩きまくっていてすっげーかっこよかったっす。今度は5月に京都でライブをやるそうで。このままこのユニットでライブを続けてくれると嬉しいですね。もちろん軌道共鳴のライブもぜひお願いしたいっす。

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4 コメント

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今度は聞きにいきます。 (NegasphereKK)
2012-03-08 11:20:23
このバンドも凄そうですね。3月3日、行こうと思えば行けました。知らなかったんです。次からちゃんとチェックしておこう。(といっても、基本夜の仕事だからなあ・・・)

吉祥寺に住んでいたころは、八百銀の前を通りかかったときに栗田さんと立ち話をして、次のライブの予定を決めたりしていました。
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ありがとうございます! (ひより)
2012-03-08 12:46:07
 NegasphereKKさま、いらっしゃいませ!
こちらにもコメントを書いてくださってありがとうございます。すっごい嬉しいっす!
 黒沢さんはゲーム音楽等の世界でも活躍されていて、ベースの上田さんと<軌道共鳴>というプログレバンドでも活躍され、フルアルバムも1枚発表されています。和製ドリーム・シアターといった感じで凄いっす。
 次の関東方面のライブは未定のようですが、機会があればぜひ。
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<軌道共鳴>って名前がいいですね。 (NegasphereKK)
2012-03-10 11:04:02
バンド名が いかにもプログレですよね。いいセンスしてると思います。

我らが「母校」シルバーエレファントの健在ぶりも ひよりさんのレポートで伝わってきます。あそこに来るお客さんがいるというのは本当にすばらしいことです。
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ありがとうございます (ひより)
2012-03-10 13:24:20
 NegasphereKKさま、いらっしゃいませ!
コメントを書いてくださってありがとうございます。
 私もCDを聴いただけで、ライブは一度も観たことがないもので。現在休止中のようなので、ライブ活動再開を願っております。Youtubeに動画があったかな?My spaceかどこかで音源が聴けるかな?いまちょっとわかりませんが。
 シルエレのプログレイベント、いつも楽しみにしております。”母校”って素晴らしいですね。羨ましいです。
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