ひよりの音楽自己満足

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宮野寛子さん Notes Of Comfort

2012-01-09 08:37:53 | ジャズ
 多くのJAZZ系・ブラジル系のミュージシャンのライブサポートやレコーディングに参加されたり、ライブハウス等で演奏されたり、またCMやTVの音楽など多方面にわたって活躍されている女性ピアニスト<宮野寛子さん>。“情景を思い浮かべるようなメロディアスな音造り”を目指しておられるそうで、2008年10月に1stアルバム「Precious Moments」を発表。そしてこの2011年10月に3年ぶりとなる2ndアルバム「Notes Of Comfort」を発表されます。しかも今回はメジャーレーベルからの発売、ついにメジャーデビューです。趣のある洋館のグランドピアノの傍に立つとってもエレガントな美しいスタイルで優しい笑顔の寛子さんのジャケット、みているこちらもつい笑顔になってしまう素敵なジャケットです。曲は全曲オリジナルで、参加メンバーはドラムス・パーカッション<石川智さん>、ベース<早川哲也さん>、ギター<馬場幸喜さん><マサ小浜さん>、そして前作にも参加されたベース<鳥越啓介さん>です。
 アルバム1曲目は「Snuggle Down」。ピアノのゆったりとしっとりとしたリフからはじまって、アップテンポになってベースのリズミカルなリフにのってピアノの明るく爽やかなリフがながれて。そしてベースとユニゾンでリズミカルなフレーズを。中盤ではエモーショナルかつテクニカルなピアノソロが。終盤では跳ねるようなリズムで盛り上がって。
 2曲目は「Thirsty」。ゆったりと妖しい感じではじまって、そしてピアノの哀愁たっぷりのメロディがゆったりと力強くながれて。中盤ではしっとりとした美しいピアノソロが。徐々にドラマティックに盛り上がっていきます。ラストはダークなピアノリフとパーカッションが鳴り響いて。
 3曲目は「Calm」。ピアノの力強いリフからゆったりとはじまって、そこにむせびなくようなヴァイオリンの音色が響き、そしてピアノが哀愁ただよう美しいメロディを奏でて。中盤にはベースのしっとりとしたソロが。終盤ではピアノとベースがユニゾンでゆったりとメロウに。
 4曲目は「It’s Not Over Yet」。アップテンポのパーカッションのリズムとぶっといベースにのってピアノがリズミカルなリフを。静かにはじまって徐々に力強くなり、ベースがハモって盛り上がって。ラテンリズムの明るく楽しい曲です。中盤には軽やかでテクニカルなソロ、続いてピアノのリズミカルなソロが。終盤ではギターの軽快なカッティングリフにのってピアノとベースが爽やかなハーモニーを聴かせてくれて。
 5曲目は「Above The Clouds」。神秘的なパーカッションサウンドがゆったりとながれ、ピアノがしっとりと、さらにほのぼのした感じのフレーズを奏でて。中盤ではピアノの力強くテクニカルなソロが。終盤ではパワフルなリズムにのってピアノがリズミカルに爽やかなメロディを奏で、ラストはしっとりと。
 6曲目は「Sullen Tunes」。ブラシの静かなリズムにのって、ギターのアルペジオリフがしっとりと響き、ピアノが哀愁ただようメロディをしっとりと奏でて。おしゃれでアダルティなボサノヴァ調の曲です。中盤ではしっとりとしたギターソロ、そして力強くメロウなピアノソロが。
 7曲目は「Slow Stream」。水がながれる音が響き、ピアノが瑞々しいメロディをゆったりと奏でて。そしてアップテンポになって跳ねるようなリズムでさわやかでリズミカルなピアノリフがながれ、味のあるベースラインがピアノを支えて。中盤ではエモーショナルで太いベースソロが。その後ピアノのしっとりとしたリフがながれ、それが力強くなって。
 8曲目は「Entre Preto e Azul/黒と青の間」。アップテンポの軽やかで爽やかなリズムとギターリフでトロピカルな感じではじまって、跳ねるような感じのピアノリフが明るく楽しくダンサブルにながれて。中盤ではリズミカルで綺麗なピアノソロがたっぷりと。続いては軽快でテクニカルなギターソロが。ラテンリズムのめっちゃノリノリの楽しい曲です。終盤にもピアノソロがたっぷり。
 9曲目は「Tears」。しっとりとした哀愁ただようピアノのメロディがゆったりとながれて。そして静かにリズムがはいって徐々に盛り上がっていきます。静かに響く弓によるベースサウンド、いいですねぇ。とっても美しい曲、聴き入ってしまいます。
 10曲目は「Walk Tall」。優雅なピアノリフからゆったりとはじまって、そしてパワフルなドラムがはいってミドルテンポで力強く爽やかなメロディがながれ、ギターとユニゾンも。中盤ではパワフルなピアノリフにのってパーカッションソロ、続いてリズミカルでテクニカルなピアノソロが。その後リフを挟んで軽やかなギターソロが。終盤にはピアノとギターの掛け合いソロも。
 11曲目は「In A Sunny Place」。ギターのほのぼのとした感じのリフからはじまって、美しくしっとりとしたピアノリフがながれて。ピアノとギターが心地よく優しく温かいメロディを紡ぎ合って。中盤ではエモーショナルなギターソロ、続いてメロウなピアノソロが。心がほんわかしてくるような素敵な曲ですね。
明るく楽しい曲、しっとりと美しい曲やボサノヴァ調の曲など、様々なタイプの曲を通して心地よく楽しませてくれるとっても素敵なアルバムですね。また機会があればライブも観に行きたいっす。

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