ひよりの音楽自己満足

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早坂紗知さん 5

2008-06-27 06:57:18 | 早坂紗知さん
 2002年。早坂紗知さんは、パーカッションの<やひろともひろさん>のプロデュースで、夫であり、ベーシストの<永田利樹さん>らとあらたなユニット<Minga>を結成します。そのユニットで全国ツアーを行ったあと、翌2003年にこのアルバム「Minga/ミンガ」を発表します。レコーディングにはお3方の他にゲストで、ギタリスト<鬼怒無月さん>、パーカッション<Waggane Ndiaye Roseさん>、<Ogimi Genさん>、ヴォーカル<おおたか静流さん>が参加されています。
 1曲目は「Casa Minga」。ミドルテンポながら軽快なパーカッションから始まり、そこにパワフルなベースが入って、そしてSaxが爽やかで力強いフレーズを奏でて。その次はアコースティックギターがなんとなくチャイナ風のフレーズのソロを。リズミカルで楽しくなっちゃいます。そしてパワフルなSaxソロへ。リフレインはパーカッションとベースが。 2曲目は「Break Up!」。いきなりSaxとギターのユニゾンの軽快なフレーズから始まります。バックにはとっても楽しいパーカッションが。動物の鳴き声みたいな音とかジャングルムードたっぷり。Saxソロもおもいっきり暴れてますね。中盤は一旦静かになって、まるで夜のジャングルのような不気味なベース音と神秘的なパーカッションが響いて。終盤にはゆったりとしたムードでSaxがムーディなフレーズを。バックのマンドリンのようなサウンドがすっごく効果的ですね。ラストは再びアップテンポになって楽しくFin。
 3曲目は「Intense Heat」。激しいパーカッションからはじまり、それに乗ってSaxがアグレッシブなソロを。裏でもベースがうねりまくりで凄いっす。 4曲目は「Jelly Fish Suites」。水中の音のような神秘的なサウンドが響き、そこにギターとベースが合いの手のように鳴らして。幻想的なサウンドです。ゆったりムードのままSaxが入って。一旦Finしたあと、ギターが不気味に響いたのちにアップテンポのパーカッションにのってアグレッシブで不協和音的なSaxのソロが。一旦Finしたあとの後半は、静寂のなかにギターが不気味に響いて。終盤にはアコースティックギターのリフをバックにエモーショナルなエレキギターのソロが。それが段々アグレッシブに。そこにSaxも絡んでメロディアスなソロを。
 5曲目は「Ligeuyou Ndeye Dom」。力強いヴォーカル&コーラスからはじまり、そこにパワフルなパーカッションが。パーカッションが段々スピードアップしてそれをバックにSaxソロが。ヴォーカルとSaxの掛け合いのような感じで進行して、ラストはパワフルなパーカッションソロでFin。 6曲目は「The Nights With Midnight Sun」。叙情的なベースソロからはじまり、そしてリズミカルなハンドクラップにのってSaxが入ります。フラメンコのような感じかな。このあとギターが入ってもろスパニッシュ風に。なんか“情熱”を感じるような。その後のSaxソロも情感たっぷり。中盤一旦Finして、ベースとギターのダークな雰囲気に。それが徐々に盛り上がっていって明るさを取り戻し、再びリズミカルなハンドクラップが、そしてギターリフに乗ってSaxがメインフレーズを。その後爽やかでアグレッシブなSaxソロを聴かせてくれてFin。
 7曲目は「Abyss」。ゆったりながらもギターとベースの掛け合いのような感じからはじまって、美しく色っぽいスキャットが。そしてゆったりとムーディなSaxが響いて、再びギターとベースをバックに美しいスキャットを聴かせてくれます。まったりとした雰囲気、いいですねぇ。 民族音楽ベースの“大地を感じる”というかDown to Earth感覚の曲も多く、力がみなぎってきそうな、元気をもらえるような感じかな。ラストのヨーロピアンテイストのまったり感でちょっと落ち着くような感じ。聴き応えのある素敵なアルバムですね。
 アルバム発売後にドラマーの<Steve Jacksonさん>を迎えて都内でレコ発ライブを。翌2004年には全国ツアーを行ったそうです。

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