ひよりの音楽自己満足

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鬼武みゆきさん Happiness is…2

2016-01-05 21:07:59 | ジャズ
 明るく爽やかでとっても楽しい曲、そしてゆったりおだやかほのぼのするきれいなメロディの心温まる、心癒される曲など、素敵な曲を素敵な演奏で聴かせてくれるピアニスト<鬼武みゆきさん>。2008年10月に初めてライブを観てからハマってしまいました。多くのミュージシャンとの共演や、TV番組等の音楽の作曲・編曲など幅広く活躍され、2002年には自身のレーベル<Eternal Music Records>を設立して1stアルバム「Beautiful Life」を発表。2004年に2ndアルバム「Little Journey」を、2008年に3rdアルバム「Eternal Ones」を発表。そして2011年には盲目のヴォーカリストであり、ギタリストでもある<Gladston Gallizaさん>とのコラボレーションアルバム「Alvorada/アルヴォラーダ(夜明け)」を発表され、さらに2015年にはホルン奏者<東谷慶太さん>とフルート奏者<赤木りえさん>と「KEITA meets AKAONI」というユニットのアルバムを発表されるなど、幅広く活躍されています。
 みゆきさんは、2011年の震災を機に、ショックを受けた人々に“元気になってもらえたら”“ホッとできるような”音楽や映像を届けたい、という想いから”Happiness is・・・ “と題して各界著名人から”Happiness(私の幸せ)“の言葉や詩をいただいて、みゆきさんの音楽と写真家<森日出夫さん>の写真とのコラボで1分間のショートムービーを2012年1月より「1 minute piece “Happiness is・・・”」をネット配信されています。そしてここで作られた音楽が様々なゲストミュージシャンとともにライブでも演奏され、その度に熟成されて2013年10月にアルバム「HAPPINESS IS…」として発表されました。そして2015年11月にその第2弾となる「Happiness is…2」を発表されました。笑顔で優雅に舞うみゆきさんのジャケット。内ジャケットではカラーで白い衣装を纏った、まるで天女のように優雅で美しく、しかも慈愛に満ちたみゆきさんのお写真が何枚も。
アルバム参加メンバーは、パーソナルメンバーが、フルート<赤木りえさん>、ヴァイオリン<中西俊博さん>、ベース<鳥越啓介さん>、ドラムス<岩瀬立飛さん>、アコーディオン<佐藤芳明さん>で、ゲストでギター<笹子重治さん>と前述のホルン奏者の東谷さんが参加されています。
 1曲目は「Tears of the Sun」。ピアノのリズミカルなリフからはじまって、ピアノの流麗なリフがスリリングに。そしてフルートのリズミカルなリフからヴァイオリンがのびやかに奏で、ピアノのリズミカルなリフにヴァイオリンがフィルを入れ、フルートとヴァイオリンがのびやかに奏でて。中盤ではヴァイオリンのテクニカルなソロ、フルートのリズミカルなソロ、ピアノの綺麗で流麗なソロが。その後ピアノとフルートのテクニカルなユニゾンリフが。終盤ではピアノとヴァイオリンがゆったりとドラマティックに奏で、リズミカルなリフからヴァイオリンがのびやかに。ラストはリズミカルなユニゾンリフからスリリングに、そしてしっとりと。
 2曲目は「Simple Life」。アコーディオンがゆったりと奏で、ワルツリズムでピアノがゆったりと爽やかに奏で、アコーディオンがのびやかにほのぼのメロディを奏で、ピアノがゆったりとドラマティックに奏でて。その後ピアノのリズミカルなリフからアコーディオンのリズミカルなソロが。終盤ではピアノがゆったりとドラマティックに奏で、そして爽やかにリズミカルに。
 3曲目は「継承(Succession)」。ピアノが和風な感じでしっとりとしとやかに奏で、ベースもまるで暗闇の静寂のなかに響くようにしっとりと。そして徐々に力強くドラマティックに盛り上がって。その後ピアノとベースのしっとりとしたリフからピアノのエモーショナルなソロ、続いてベースの力強くのびやかなソロが。終盤では力強く盛り上がって、そしてラストはしっとりと。
 4曲目は「Nature Sounds」。アコーディオンのリズミカルなリフからアップテンポでサンバ風に明るく楽しくはじまって、跳ねるような感じでピアノのリズミカルなリフがながれ、ピアノ・フルート・ヴァイオリンがユニゾンでリズミカルなリフを。その後ピアノのテクニカルなソロ、ヴァイオリンのリズミカルなソロと続き、ピアノのリズミカルなリフからヴァイオリンとアコーディオンがのびやかに奏で、ラテンパーカッションのリズムにのってフルートのアヴァンギャルドな感じのソロが。終盤ではアップテンポのノリノリモードでリズミカルなリフが楽しくながれ、そこからアコーディオンのテクニカルなソトが。ラストはユニゾンのリズミカルなリフからパーカッションも叩きまくってめっちゃ盛り上がって。
 5曲目は「忍び寄る足音(Something Creeps Up)」。ピアノのダークでパワフルでリズミカルなリフからタンゴ風にはじまって、アコーディオンのリズミカルなリフも加わって、ヴァイオリンが艶やかにのびやかに奏でて。そしてアコーディオンものびやかに爽やかに奏でて。その後ピアノのパワフルでダンサブルなリフにアコーディオンも加わってユニゾンで奏で、ヴァイオリンがテクニカルなソロを。終盤ではピアノのパワフルでリズミカルなタンゴリフにのってアコーディオンがのびやかに爽やかに奏で、ヴァイオリンがフィルを入れ、ラストはリフをユニゾンでキメて。
 6曲目は「雨音(Tales of Rain)」。ピアノがしっとりと哀しげに奏で、ヴァイオリンも哀愁たっぷりにしっとりと。そしてピアノが切なく美しく奏で、ヴァイオリンがのびやかに奏でて。その後、静かになって、しっとりとしたピアノリフからヴァイオリンのエモーショナルなソロ、続いてピアノのドラマティックなソロが。終盤ではピアノとヴァイオリンがユニゾンで美しくドラマティックに奏でて盛り上がって。ラストは静かになってしっとりと。
 7曲目は「With Whistling」。ピアノのアップテンポのリズミカルなリフから跳ねるように軽やかに明るく楽しくはじまって、フルートが加わってハモって、そこからフルートのリズミカルなソロへ。その後ピアノとフルートのリズミカルなハモりリフからベースのテクニカルなソロ、ピアノのパワフルなソロが。ラストはピアノとフルートがのびやかにハモって。
 8曲目は「つながり(Bonds)」。ピアノがゆったりとたおやかにほのぼのメロディを奏で、続いてフルートもたおやかにほのぼのメロディを奏でて。そしてリズミカルなリフからフルートがのびやかに奏でて。中盤ではピアノのリズミカルなソロ、フルートのリズミカルなソロが。終盤ではリズミカルなリフからフルートがのびやかにたおやかに奏でて。どこか懐かしく感じる曲ですね。
 9曲目は「命(The Life)」。ピアノがしっとりと美しくも寂しげに奏で、アコーディオンがダークに力強くのびやかに奏でて。そしてダイナミックなリフからピアノとアコーディオンのリフからヴァイオリンが力強くのびやかに奏で、そのままエモーショナルでドラマティックなソロを。
 10曲目は「My Straight Path」。ピアノとベースのリズミカルなリフからはじまって、ピアノが爽やかに奏でて。そしてフルートのリズミカルでテクニカルなソロ、ヴァイオリンの艶っぽくエモーショナルなソロ、ピアノのリズミカルなソロと続き、ヴァイオリンとフルートがのびやかにドラマティックに奏でて。終盤ではピアノとフルートがユニゾンでのびやかに奏で、ヴァイオリンが力強くメロウにドラマティックに奏でて。
 11曲目は「ときめき(Expectations)」。ピアノがほのぼのメロディをゆったりと奏で、美しくドラマティックに。そしてホルンもやわらかい独特の音色でほのぼのメロディをのびやかに奏でて。ラストはしっとりと。
 12曲目は「恋する街YOKOHAMA(Loving Yokohama)」。ピアノとアコギのリズミカルで爽やかなリフからボサノヴァ風にはじまって、ヴァイオリンがのびやかに奏で、そのままエモーショナルなソロを。その後リズミカルなリフからピアノのエモーショナルなソロが。終盤ではリズミカルな爽やかなリフが転調し、そこからヴァイオリンのテクニカルなソロが。ラストはゆっくりとFin。
 みゆきさんのソロアルバムというよりも、みゆきバンドのような、参加メンバーの皆さんとぴったりと息のあったアンサンブルや美しいハーモニーを楽しく聴かせてくれる、とっても素敵なアルバムですね。メンバーの皆さんおのおのの見せ場もたっぷりあり、もちろんピアノも美しく輝いて、時にしっとりと、時に楽しくと、アルバム12曲通しても楽しめますね。また機会があればライブ観に行きたいっす。

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