ひよりの音楽自己満足

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15.10.11 WHERE THE WHEAT (KANSAS)

2015-10-12 09:09:26 | ライブレポ プログレ2014-2016
◇ 2015.10.11 巣鴨 獅子王
<THE DENSHOW `` 伝承 `` ROCK DENSHOW Vol. 2>
 アメリカの老舗ヴァイオリン・プログレハードバンド<KANSAS>。数年前にプログレフェス出演のために来日されて素晴らしいライブを披露してくれて。ところが昨年かな?オリジナルヴォーカリストのSteveさんが脱退されたとのことでビックリ。でも新たなヴォーカリストが加入されて、Youtubeでも今年のライブがUPされてますが、まだまだ健在で、またいつか来日してくれたらいいなぁ~なんて。でもカヴァーバンドでもいいから<KANSAS>の名曲を生で聴きたいと常日頃思っているわけで。で、以前、ヴォーカリスト“ゴンザレス”さんと、ドラマー“おに”さんが参加されたバンド<PARADOXX>のライブを観に行きまして、それがまた素晴らしい出来栄えでめっちゃ感動して。で、またいつかやってくれないかなぁ~って願っていましたが、その後は音沙汰なく。そんな折の2015年、その“ゴンザレス”さんと“おに”さんが参加される新たな<KANSAS>のトリビュートバンドのライブが10/11に巣鴨であるとの情報が!思わずバンザイしちゃいました。現在めっちゃ仕事が忙しいんですけど、これだけは絶対に観に行かねば!と決めて頑張ってきました。そのバンドは、
<WHERE THE WHEAT>
高島 圭介 ( ptf ) - Violin/Vo
棚村 "ゴンザレス" 睦(Machine Messiah,Ladies from Mars)- Vo/Ba
水口 "Mitch" 貴之(Ladies from Mars, FUN HALEN) - Gt
森脇 "MOORI" 健(月禿の騎士、Ladies from Mars etc) - Ba/Key/Gt
佐藤 "おに" 雅己(東京ザッパラス) - Dr/Vo
皿谷 "さらっち" 正文(東京ザッパラス,ししごころ)- Key
 超強力なメンバーに超ビックリ!MOORIさんにMitchさんにさらっちさん、そしてヴァイオリンにはなんと<ptf>の高島さんとは!これほどの強者が揃ったスーパーバンド、めっちゃ期待しちゃいます。さらにどんな曲をやってくれるのかも楽しみっす。

 さて当日。3連休の中日ですが、自分は家でお仕事。でも今日は午前中で切り上げて巣鴨へ。駅前では“よさこい”のような大人数の威勢のいい踊りが披露されていて凄い人だかりで賑わっていました。ライブハウスのほうは静かなものだろうと思いきや、なんと長蛇の列でびっくり。あわてて並んで開場を待ちます。で、予定よりも10分押して開場になり、受付を済ませて席をGETして、のんびりと開演を待ちます。ステージはスクリーンで隠されています。

 16時半すぎに「ようこそいらっしゃいました!」ってお店の方の前説が。その後、SEからシンセでのKANSASの曲がながれてきて、いよいよです。SEが生演奏に。カウントからミドルテンポのダイナミックなリフがながれ、スクリーンがゆっくりと上がって、ステージの全貌が明らかに。ステージ向かって右にベースを抱えてシンセを弾くMOORIさん、その隣にヴァイオリンを奏でる高島さん、中央後方に2タム1バスドラムをパワフルに叩くおにさん。ステージ右端にキーボードさらっちさん。その隣にブラックレスポールを弾くMitchさん。そしてフロントセンターはベースを弾くゴンザレスさんが。黒ジャケに黒帽子がキマってかっくいいっす。1曲目は「Song For America」。いきなり大好きな曲でめっちゃ嬉しいっす。なによりも6人の奏でるダイナミックなサウンドにしょっぱなから圧倒されちゃってます。凄い迫力!ダイナミックなリフのなか、ヴァイオリンがのびやかに美しく奏でて。そしてゴンザレスさんがベースを置いて、ミドルテンポでリズミカルに歌い、おにさんと高島さんがコーラスを入れて。そういえば高島さんの歌声って初めて聴いたかも。その後ベースのテクニカルなリフからヴォーカルが力強くのびやかに歌い、コーラスがリズミカルに。中盤ではシンセのリズミカルなソロやヴァイオリンのリズミカルなソロが。そしてピアノ・ヴァイオリンのリズミカルなリフからダイナミックなリフがはいって、ヴァイオリンがのびやかに美しく奏で、ヴォーカルがハイトーンで力強くのびやかに。終盤ではゆったりとのびやかに雄大に。そしてヴァイオリンのエモーショナルかつテクニカルなソロが。ラストがギターのアルペジオリフがゆったりとゆっくりと。

 曲が終わると大拍手大歓声!「Welcome to KANSAS!」って英語で挨拶されて大拍手!その後は日本語でバンドのお話を。「“WHERE THE WHEAT”、KANSASをやってます」って。「皆さん、お逢いできて嬉しいです」って大拍手!

 2曲目はなんと「Icarus Ⅱ」。まさかⅠでなく、この曲をカヴァーされるとは。ビックリっす。ミドルテンポのピアノのリズミカルなリフからヴァイオリンがのびやかに美しく奏で、パワフルでリズミカルなバンドリフからヴァイオリンとヘヴィギターがのびやかに奏で、ゆったりと。そしてピアノリフからヴォーカルがゆったりとのびやかに、コーラスと共に力強くドラマティックに歌い上げて。その後ミドルテンポのギターのヘヴィリフからパワフルなスネア連打がはいって、そこからアップテンポになってギターがステージ中央でリズミカルなリフを。中盤ではミドルテンポに戻って、ギターとヴァイオリンのヘヴィでリズミカルなリフからヴォーカルがパワフルにリズミカルに歌い、さらにスクリーミングも。その後一旦止まってからヴァイオリンの力強いソロが。終盤ではピアノの綺麗でリズミカルなリフからヴァイオリンがはいってリズミカルに、さらにのびやかに美しくドラマティックに奏で、ギターとユニゾンでのびやかに。ここでなぜかさらっちさんがステージ反対側のMOORIさんのシンセでリフを弾いて。キーボードが何かトラブったのか、そういう演出なのか?でそのピアノのリズミカルなリフからヴァイオリンがゆったりとゆっくりと。

 「キーボードのトラブルに気が付かなかった。さらっちさんが2人居るのかと思った」ってゴンザレスさん、爆笑!で、さらっちさんはご自身のキーボードをチェック中です。その間、ゴンザレスさんが曲の説明や本家KANSASの近況を語って。で、まだキーボードのチェックに時間がかかりそうで、ここでゴンザレスさんが、MOORIさんとMitchさんとやっているUFOのトリビュートバンド<Ladies From Mars>の宣伝を。メンバーであるMOORIさんがLights outのリフを、MitchさんがRock Bottomのリフを弾いて。で、今回のユニット名の“WHERE THE WHEAT”とは、KANSASとは全く関係なく、UFOの曲の歌詞から拝借されたそうで。その後、さらっちさんとおにさんの紹介を。高島さんの紹介は後ほどのようで。

 カウントからアカペラコーラスでパワフルにはじまった3曲目は「Carry on My Wayward Son」。KANSASの大ヒット曲。通常この曲はオーラスなのですが、ここに持ってくるとは、ラストはいかに?で、リズミカルなリフからダイナミックなリフがのびやかにながれ、アップテンポのリズミカルなリフからギターのテクニカルなソロが。その後、綺麗なピアノリフからヴォーカルがリズミカルに歌い、サビではパワフルでリズミカルなコーラスが。中盤ではノリノリのリズミカルなリフからオルガンのテクニカルなソロ、さらにリズミカルなリフからギターのテクニカルなソロが。その後ダイナミックなリフからパワフルなコーラスがはいって、ヴォーカルがシャウトをキメて。終盤ではパワフルなシャッフルモードでヴァイオリンのテクニカルなソロが。そしてダイナミックなリフからヴォーカルがロングスクリーミング。その後ギターのテクニカルなソロが。ラストはダイナミックなリフがゆったりと。

 続いて♪ダダダン!ってパワフルなドラムからギターとヴァイオリンが美しくのびやかに奏でて。4曲目は「The Wall」。ドラマティックな名曲!ギターがエモーショナルに奏で、ギターとともにのびやかに。そしてピアノリフからヴォーカルがゆったりとしっとりと歌い、ドラマティックに力強く歌い上げて。その後ギターのエモーショナルでドラマティックなソロが。終盤ではヴォーカルが力強く歌い上げ、エネルギッシュなシャウトも。ラストはヴァイオリンとキーボードがゆったりとドラマティックに美しく奏でて。

 「皆さんKANSASマニアだから曲紹介なんかしなくていいよね、みんな知ってるんだから」ってゴンザレスさん、爆笑!ここで高島さんの紹介を。「新進気鋭の若手プログレバンド<ptf>のヴァイオリニストでバンドリーダー」って。ゴンザレスさんと知り合ったのは3年くらい前で、お互いにKANSAS好きということがわかって、いつか一緒にやろうという話をしていて、それがやっと今回実現したそうで。「ありがとうございます」ってゴンザレスさん、大拍手!「まだ名前を言ってもらってないんで。高島と申します」って高島さん、ご自分で名前を。大爆笑!「以後、お見知りおきを」って大拍手!

 「宴もたけなわですが、あと2曲」ってゴンザレスさん。5曲目は「Miracles Out of Nowhere」。オルガンのゆったりしたリフからヴァイオリンとヘヴィギターがのびやかに奏で、リズミカルなリフからヴォーカルがのびやかに、リズミカルに歌い、コーラスとともに力強くのびやかに。その後MOORIさんがキーボードを弾き、ゴンザレスさんがベースを抱え、キーボードとオルガンのリズミカルなリフからヴァイオリンがのびやかに奏でて。中盤ではオルガンリフからヴォーカルが力強くのびやかに、そしてダイナミックなリフからヴォーカルがハイトーンでエネルギッシュに歌って。終盤ではアップテンポのノリノリモードになってリズミカルなリフにのってヴァイオリンがのびやかに奏で、そこからギターのテクニカルなソロが。ラストはダイナミックなリフと叩きまくりドラムからゆったりとゆっくりと。

 オーラス6曲目は大作「Magnum Opus」。まさかこの大作をやるとは・・・驚きです。まずはシンセのベースサウンドがうねって響き、ヴァイオリンがKANSAS曲のリフを奏で、ドラムがパワフルにタムを叩き、それを交互に。そこからヴァイオリンのテクニカルなソロが。そしてダイナミックなリフがゆったりと雄大にながれ、そこからMOORIさんのテクニカルなベースソロが。ソロが終わると大拍手!その後キーボードのクリスタルサウンドリフが綺麗に響くなか、ギターのエモーショナルなソロが。そしてミドルテンポでゆったりとしたヴォーカルがはいってしっとりと。中盤ではMOORIさんがシンセを弾き、ゴンザレスさんがベースを弾き、パワフルでリズミカルなリフからアップテンポのノリノリモードでダイナミックなリフをスリリングに。そしてMOORIさんがスタインバーガーギターを抱え、ツインギターでのリフがブレイクを交えてスリリングに展開して、ブレイクからゆったりとゆっくりと。その後ギターのアルペジオリフからキーボードのクリスタルサウンドが綺麗に響き、ギターとキーボードがユニゾンでリズミカルなリフを。終盤ではアップテンポのリズミカルなリフで盛り上がって、ダイナミックなリフがスリリングに展開し、キーボードがうねりまくりのソロを。そしてヴァイオリンがのびやかに奏で、徐々にゆったりと。ラストはダイナミックなリフから弾きまくり叩きまくりで盛大に劇的にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「Thank you very much!最後まで楽しんでってください!WHERE THE WHEATでした!」ってゴンザレスさん。大拍手なか、ほどなくスクリーンが下りて客席が明るくなってライブ終了です。素晴らしいライブでした。
 なんといってもそのダイナミックなバンドサウンドに圧倒されちゃいましたね。小さなハコじゃもったいない、もっと大きなホールで聴きたいくらいのスケールの大きなバンドサウンド・バンドアンサンブルで、もう“スゲー!”のひと言っす。おにさんのタイトでパワフルで安定感のあるドラム&コーラス、Mitchさんのテクニカルなギター、MOORIさんのベース・キーボード・ギターと大活躍フル回転のテクニック、高島さんの力強くも美しいヴァイオリンとコーラス、さらっちさんの機材トラブルに見舞われながらもテクニカルで綺麗なキーボード、そしてゴンザレスさんの魂のこもったエネルギッシュなヴォーカル&ベース、さらに絶妙なセットリストと爆笑MCと、最高に楽しませていただきました。またぜひやってほしいっす。それにしてもKANSASやっぱ最高!本家の来日も期待したいっす。

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4 コメント

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ありがとうございます! (MOORI)
2015-10-13 20:07:28
日和さん、ご来場ありがとうございました。また、いつもながら詳細なレポも感謝です。
楽しんで頂けた様で何よりです(^^)
Kansasバンドはまたやりますので是非楽しみにしててくださいね!
ありがとうございます! (ひより)
2015-10-13 21:31:25
 おぉ!MOORIさま、いらっしゃいませ!
コメントをいただけてめっちゃ嬉しいっす!ありがとうございます!
本家KANSASのようなダイナミックなバンドサウンドにめっちゃ感激しました!なによりもキーボード・ベース・ギターと3パートもこなされたMOORIさんの活躍あってこその分厚いサウンド、1時間堪能させていただきました。KANSASの名曲群を素晴らしい演奏で聴けて本当に嬉しかったっす!またぜひぜひお願いいたします!もちろんMOORIさんのバンドのライブも楽しみにしております。
遅くなりましたが… (ゴンザレス)
2015-10-29 15:59:26
10/11はご来場ありがとうございました!

個人的に、KANSASは大好きなだけに、やるとなると気合い入りすぎてオーバーヒート気味になっちゃうので、今回はなるべく歌に専念して、信頼の置けるメンバーによるクオリティーの高い演奏とともにお届けする形を重視いたしました。おかげで、これまでKANSASやってきた中で最も納得の行くライブが出来たんじゃないかなと思います。

またそのうちやりますので、次回もどうぞお楽しみに!(*^ ^*)
ありがとうございます! (ひより)
2015-10-29 21:40:09
 おぉ!ゴンザレスさま、いらっしゃいませ!
お忙しいなか、コメントを書いてくださってありがとうございます。超嬉しいっす!
こちらこそ、素晴らしいライブをありがとうございました。めっちゃ感動しました。スケールの大きな分厚いダイナミックなサウンド、小さいハコではもったいないくらいくらいでした。そしてゴンザレスさまのおすがたが本家KANSASのRobby氏のようで感涙っす。またぜひぜひライブお願いします!

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