ひよりの音楽自己満足

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16.6.4 浪漫座

2016-06-06 23:15:50 | ライブレポ プログレ2014-2016
◇ 2016.6.4 吉祥寺ROCK JOINT GB
<至極の音楽夜会 東阪ツアー 東京版>
 伝説のプログレバンド<Pageant>。1986年に発表された名盤「螺鈿幻想」1枚のみでバンドを去ってしまった中心人物であるギタリスト<中嶋一晃さん>。2014年に行われたネットでの日本プログレのアルバムの人気投票で、このアルバムが四人囃子に次いで2位!で、その後、中嶋さんは90年代には林克彦さんらと<夜来香>を結成。そして21世紀にはいるとPageantの曲を再現する<浪漫座本館>を、続いてオリジナル曲中心の<浪漫座別館>を率いて活躍されて。その後<浪漫座別館>はヴォーカルひなさんが産休にはいったため活動休止となり、中嶋さんはあらたに男性ハイトーンヴォーカリスト<森川健司さん>を擁するPageantのカヴァーバンド<Go To HongKong>を立ち上げて活躍されて。
 そして2013年、<Marge Litch>等で活躍された女性ヴォーカリスト<月本美香さん>を迎えてPageantの曲を再現する<浪漫座>を復活させて、大阪・東京で不定期ながらもライブ活動を展開されて。そして2016年、東京は昨年12月以来の半年ぶりで6/4に吉祥寺GBでのイベントに出演されるとのことで、めっちゃ楽しみにしていました。
 <浪漫座>、現メンバーはギター中嶋さん、ヴォーカル月本さんの他、ベース<浜田勝徳さん>、ドラムス<村中“ロマン”暁生さん>、フルーティスト<千秋久子さん>、そしてキーボードは今回はNelfeltiやWater Garden等で活躍されている<山内めぐみさん>です。

 さて当日、自分は土曜ながらも仕事。で、開演が17時半なのですが、それにはとても間に合わず。3バンド対バンイベントなので、<浪漫座>がトップでないことを祈りつつ17時半に仕事を終えて吉祥寺へ。着いたときには最初のバンドは終わっていて、ステージ上ではスタッフの方々と<浪漫座>のメンバーの皆さんが準備を。<浪漫座>は2番目だったのですね。間に合ってよかったっす。イス席はほぼ満席なので仕方なく後ろで立ち見っす。

 19時ころ、フロアーの照明が暗くなって、お琴と笛のような和の情緒たっぷりの音色がしっとりと響いて。そしてステージ前のスクリーンが上がってステージの全貌が明らかになって大拍手!ステージは向かって左に4段キーボードを前にした、赤ラメミニワンピ&ブーツの超SEXYなめぐみさん。あまりにも色っぽくてしばし見とれて。そのお隣にモズライト風のレッドボディ4弦ベースを抱えたハマカツさん。中央後方は2タム1バスセットを操る村中さん、ステージ右はアイボリートラ目のレスポールを操る座長、その左隣に白いワンピースに大阪万博の太陽の塔をモチーフにしたお帽子スタイルの可愛らしいフルート千秋さん。そしてセンターには白のフリルドレスにゴージャスなネックレスすがたの美しい月本さんが登場して再び大拍手!
 ギターのお琴風リフとフルートの情緒あふれる音色にのって月本さんのしっとりとしたヴォーカルがはいって、いつもとは異なる“和”の世界に浸って。その後イエローライトのなか、ダイナミックリフからギターがのびやかに奏で、ヴォーカルがリズミカルに歌い、さらにファルセットでのびやかに。ラストはブレイクからゆったりとしっとりと。
 続いて2曲目。ブルーライトのなか、パワフルなドラムフィルからギターとフルートがメロウに哀愁たっぷりにのびやかに奏で、ヴォーカルがゆったりとのびやかに。その後ダイナミックリフからリズミカルになって、シンセのテクニカルなソロが。中盤ではギターとフルートはハモってのびやかに奏で、ギターのヘヴィリフからギターのエモーショナルなソロへ。そしてヴォーカルがハイトーンスキャットを。終盤ではヘヴィリフからヴォーカルがパワフルニにリズミカルに歌い、さらに歌い上げ、キーボードと向き合ってタイミングを合わせてゆっくりと。ラストはピアノがしっとりと奏で、ギターとフルートがユニゾンでのびやかに奏で、ゆっくりと。

 「どうもありがとうございます。浪漫座です」って座長大拍手!「半年ぶりの東京。来年もまた早々にやらしていただきます」って大拍手!「吉祥寺クレシェンドって、メタル系のハコで」「ボクらもバリバリのヘヴィメタルバンドやから」って爆笑!「30年前に東京ではじめてライブやったとき、MCで大阪弁が通じなかった」って爆笑!「さっさと曲やれって顔してるね」って爆笑!

 3曲目は「人形地獄」。ハイハットのカウントのあと、ミドルテンポのヘヴィリフからパワフルにリズミカルにはじまって、オルガンのリズミカルリフからパワフルなヴォーカルがはいって、ハイトーンで歌い上げて、さらに可愛く歌い、再び力強くダイナミックに。その後シンセのパイプオルガン風サウンドのリズミカルなソロ、ギターのエモーショナルなソロが。そしてフルートが加わってハモって。ラストはダイナミックなリフからドラムが叩きまくってFin。

 続いて4曲目は「螺鈿幻想」。パワフルなドラムフィルからダイナミックなリフがはいって、ギターのリズミカルなリフにのってフルートがのびやかに奏でて。その後、一旦止まってガラスの割れるような衝撃音が響き、ギターのメロウなアルペリフから、ブルーライトのなか、しっとりとのびやかなヴォーカルがはいって、徐々に力強くドラマティックに歌い上げて。中盤ではパワフルなドラムからシンセがのびやかに奏で、ギターがメロウにドラマティックにエモーショナルなソロを。その後一旦止まってからしっとりとしたベースラインからフルートがのびやかに。終盤ではしっとりとしたヴォーカルがはいって、徐々に力強く歌い上げ、ドラマティックに盛り上がって。その後フルートのエモーショナルなソロが。ラストはピアノとフルートがしっとりと。

 「どうもありがとうございます」って座長大拍手!「お気づきの方々もいらっしゃると思いますが、うちは正式なキーボーディストがいなくて」「今日は山内めぐみさん」って大拍手!「キーボード、簡単そうに聴こえるけど、実際にやったら大変ですわ」「がんばってやってもらってますわ」って。さらに「ギターも簡単そうに聴こえるでしょ。やってみなさいよ。思いのほか簡単やから」って爆笑!「曲やってるときはリラックスしててください。MCのときは聞き逃さんように」って爆笑!

 ハマカツさんが黒レスポールを抱え、次の曲に行こうとしますが「まだやで」って座長、爆笑!
 5曲目は「ヴェクサシオン」。カウントからツインギターによる美しいほのぼのしたアルペリフが心地よくながれ、ゆったりとしたヴォーカルがはいって。身振り手振りも交えて歌詞の世界を表現されて。その後、フルートの浮遊感たっぷりのゆったりとしたソロが。そしてヴォーカルがドラマティックに歌い上げ、再びフルートのエモーショナルなソロが。ここでハマカツさんがギターを置いてベースの準備を。中盤ではパワフルなドラムがはいって、ギターのリズミカルリフにのってシンセのきらびやかでテクニカルなソロが。そしてベースのパワフルなリフにのってギターとフルートがのびやかに綺麗にハモって、ハマカツさんと千秋さんが寄り添って。終盤ではフルートがのびやかに奏で、ヴォーカルがゆったりとドラマティックに歌い上げて。そしてシンセのブラスサウンドがゆったりと響き、ギターがのびやかにドラマティックに奏でて。ラストはギターのアルペリフからフルートがゆったりと。

 続いて6曲目は「月光円舞曲」。シンセがゆったりと哀愁たっぷりにのびやかに奏で、レッド&ブルーライトのなか、ヴォーカルがのびやかに歌い、ワルツリズムでリズミカルに。さらにヴォーカルがのびやかに歌い上げて。その後ダイナミックリフからギターとフルートが寄り添ってハモリ、フルートがフィルをいれ、そこからオルガンのパワフルなソロへ。終盤ではパワフルなブレイクと叩きまくりドラムからヴォーカルがのびやかに歌い上げ、ダイナミックリフをキメて。

 「どうもありがとうございます」って座長大拍手!「歳とってくるとね、かっこつけて話そうなんて思わなくなる」って。「しょーもないこと言っても“はいはい”って聞いとってください」って。

 「緊張する曲が続きますけどよろしいですか?」って座長。7曲目は「うつむく女」。レッドライトのなか、キーボードのリズミカルでミステリアスなリフにギターが加わってユニゾンで奏で、ダイナミックリフからパワフルなドラムがはいってスリリングに。そしてアップテンポでギターがのびやかに奏で、フルートものびやかに奏で、ブレイクをキメ、パワフルなベースリフとフルートのフィルからリズミカルな変拍子にのってヴォーカルがパワフルに歌って。中盤ではシンセがのびやかに奏で、そこからフルートのテクニカルなソロが。終盤ではキーボードのリズミカルなリフからドラムが叩きまくり、パワフルなヴォーカルがはいって、歌い上げて。
 「どうもありがとう。プログレみたいな曲でしょ」って座長、爆笑!

 「写真撮り放題、拍手し放題、アンコールし放題」って座長、爆笑&大拍手!ここでメンバー紹介です。「先ほどもいいましたけど、難曲の数々を弾きこなしてくれました。またお目にかかると思います。オンキーボード、山内めぐみ!」って大拍手!10月に大阪でNelfeltiと対バンがあるそうで。「“偽物バンド”同士」って爆笑!続いて「もう何年来の付き合いかな?」って。ハマカツさんはここ半年ほど単身赴任で東京におられたそうで。「前の東京ノライブのリハの前におかーちゃんから怖いメールがきて」「家庭事情があってこその趣味やからね」って。なにかあったのでしょうか?「オンベース、浜田勝徳!」って大拍手!続いて「もう長いことやってますね。曲を理解するのが早くて」「あまりよそやらんとうちに専念して」「またいろいろお目にかかると思います、オンドラムス、村中ろまん暁生!」って大拍手!続いて「大阪万博公園から来ていただきました」って爆笑!「彼女はいろいろと名画シリーズのコスプレをやってくれて」って。「今回は“芸術は爆発”やね。オンフルート、千秋久子!」って大拍手!続いて「ヴォーカル、歌える人がおってこそ、のこのバンド」「めちゃくちゃべっぴんさんで歌がそこそこのひと、か、歌がめっちゃ上手くて、顔がそこそこのひと、とどっちを選ぶかというと・・・」って座長。「べっぴんさんで歌上手いひとはいないんですか?」って月本さん、爆笑!「それは話のネタとして・・・ボクが選ぶとすれば、胸の大きいひと」って爆笑!「それは正しいですね」って月本さん。「ボクの条件を満たしている、オンヴォーカル、月本美香!」って大拍手!そして「ボク、去年還暦を迎えまして」って大拍手!「しょーもないこと言ってますけど、また笑いにきてください」「ギター中嶋一晃でした」って大拍手!

 本編最後の曲に行こうとしますが「ちょっと待って」って座長、爆笑!
 8曲目は「エピローグ」。ブルーライトのなか、カウントからメロトロンサウンドとフルートがゆったりとしっとりと奏で、ギターのアルペジオリフからしっとりとしたヴォーカルがはいって、ハイトーンで切なくドラマティックに歌い上げて。その後、力強いベースラインからギターとフルートがのびやかに奏で、そこからギターの泣きのエモーショナルなソロが。途中タッピングも交えて。終盤ではヴォーカルが力強く切なく歌い上げ、フルートがのびやかにしっとりと奏で、ギターがのびやかにドラマティックに奏で、ドラムスが叩きまくって盛り上がり、ヴォーカルもスキャットを入れて盛り上げ、ラストは劇的にFin。

 曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました」って座長、大拍手!大拍手はアンコールを求める手拍子になって鳴り響いて。「時間大丈夫?」って座長がお店の方に確認して。「言ってみるもんやね」って座長。「ありがとうございます」って月本さん。

 オーラス9曲目は「木霊」。ギターのリズミカルでミステリアスからはじまって、月本さんが手拍子を促して、パワフルなドラムから力強くリズミカルなヴォーカルがはいって、さらに可愛く歌ってからスネア連打のなか力強く歌い上げて。その後ギターのエモーショナルかつテクニカルなソロが。中盤ではダイナミックなリフからパワフルなヴォーカルがはいって、可愛く歌い、さらに力強く歌い上げて。そしてパワフルなベースソロからキーボードのテクニカルなソロへ。終盤ではダイナミックなリフからパワフルなヴォーカルがはいって、可愛く歌い、さらに力強く歌い上げて。ラストは盛大にFin。

  曲が終わると大拍手大歓声!「どうもありがとうございました」って座長、大拍手!これにてライブ終了です。時計を見ると20時4分。1時間ちょいのとっても楽しくとっても素敵なライブでした。Pageantの名曲を生で聴けて本当に嬉しいっす!今回ちょっと各楽器の音がたまに聴き取り辛いときがあったりしましたが(特にフルート)それがちと残念でしたけど、でもでも逆に今回ベースがパワフルに響いて、かっこよかったっすね。来年早々のライブもめっちゃ楽しみです。


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2 コメント

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浪漫座とは関係ありませんが、、 (MOORI)
2016-06-19 22:18:07
いつも楽しいレポをありがとうございます。
来場されてたのですね!
浪漫座、すごい良かったですね!自分も大好きなバンドです。今回は鍵盤系のお手伝いで会場をうろうろしてました(^^)
さて、ご存知かと思いますが、6月25日は鍵盤プログレサミットVol.3でHall Of Glass、誘精、MOORIの3バンドでライヴでございます。 是非ともご検討くださいませ!
楽しみにしています (ひより)
2016-06-20 13:05:00
 わぁ!MOORIさま、いらっしゃいませ!
コメントを書いてくださってありがとうございます。めっちゃ嬉しいっす!
ライブのお手伝い、お疲れ様でした。はい、MOORIさまがライブ前のステージや客席にいらしたのは判りましたが、お忙しそうでしたので、ご挨拶をためらってしまいました。すみません。
 はい!25日のライブ、すでに予約済みです!が・・・急な仕事が入ってしまいまして、3バンド全部は観れそうになくて・・・でもなんとか会場へは行こうと思っております。MOORIさんのライブが観れたらいいなって思っております。楽しみにしています。

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