ドイツでは19歳という年齢を人生の中の最も楽しく輝かしい時期の一つとして「生涯の五月」なる言い方で表現する旨の記事を確か当時の「Rock Magazine」で読んだような記憶があるが、もしかしたら記憶違いかもしれない。ただ、それを読んだのが多分、19歳の時だったので、薄ぼんやりとでも覚えていると思われるのだが。今から40年近くも前の18.19歳という自分の「生涯の五月」を思い出す事は困難になっているが、いわゆる思春期、青春期という最も鮮明なメモリアルを当然とする時期の私の映像は恋愛とか友情といった有機的な人間関係ではなく、ひたすらレコードや本に向かっていた内面的な営為しか浮かんでこないというのも「生涯の五月」ならぬ、どこかじめっと湿気に覆われた「生涯の六月」と呼ぶに相応しかった気もする。そしてDAFは私が18.19.20というまさしくその「生涯の五月(六月)」の年齢に熱中した音楽であり、愛着がある。来日直前に解散。幻のチケットだけが残ったのだった。ヴォーカリストのガビが亡くなった。61歳。正確な年齢はずっと知らなかった。
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