満月に聴く音楽

宮本隆の音楽活動(エレクトリックベース、時弦プロダクションなど)及び、新譜批評のサイト

dance of Emishi 時弦旅団 Time Strings Travellers 2019

2019-05-11 | 新規投稿
dance of Emishi 時弦旅団 Time Strings Travellers 2019

95年にこのバンドを結成して、自分のエネルギーというか、拙い演奏能力や曲作りに精魂をかたむけ、活動を活発に行ってきた。メンバーにも恵まれ、やっと自分のリーダーグループを確かなものにした感じだった。カセットのアルバムを2作。そして地底レコードの配給でサードアルバム「still songs」を99年にリリースし、東京でもライブをしたが、その後、何故か活動を中断してしまう。2000年からの10年間は全くバンド活動はおろか、家でベースにも触らない生活だった。あの時期の事を考えると不思議だ。部屋に置いてあるベースのケースをただ、横目で眺めるだけの日々。あの頃は演奏とはバンドのことであり、バンド以外の人とのセッションや、即興演奏のライブはやってなかった。それが今との違いだが、それくらい、私はバンド活動に重きを置いていた。その持続の糸がなぜか、ぷっつり切れた。以後、私は音楽を聴くだけの生活になり、2006年、「満月に聴く音楽」という本を出版した。このブログはその内容を部分的に立ち読みしていただき、本の宣伝にする目的で、立ち上げたものだ。そして1年後くらいに、フリクションが復活のライブを磔磔で行い、そのレポートを書いたのをきっかけに新譜の批評をする投稿を続け、2010年までかなり活発な投稿を行った。その批評記事は今ではけっこうな量になっている。バンドを再開したのは2008年だったか。その時点でギターの植島君が事情で参加できず、また、フロントになるホーン奏者も不在で何人か試しながらスタジオに入っていた。そして植島君が復帰し、サックスの横尾君が加わって、バンドの形が整い、2009年の暮れに初のライブをする。10年振りのライブだった。4作目となるアルバム「defreezed songs」を2011年に再び地底レコードの配給でリリース。その後、横尾君が抜け、セッションで知り合ったジェームスバレット(tp)に参加してもらい、ライブを継続した。私はバンド活動以外の演奏にも力を入れ始め、時弦プロダクションとしてレーベルも本格化させた。「defreezed songs」にゲスト参加してもらった木村文彦氏のアルバム「キリーク」を制作した事がきっかけだった。キーボード、シンセの山口君が抜けてから、再びバンド活動はストップし、バンド以外の活動が活発になってきたせいか、メンバーの補充に力をいれることができず、バンドに中断期間が再び、訪れる。そしてホーンをサックスに戻したくなったこともあり、新たにサックス奏者も探し出したが、あまり、本腰を入れて探した風ではない期間が続いた。何人かとセッションはしたが、方向性は定まらなかった。そしてやっとキーボード山田真紀子、伊藤誠サックスというメンバーを得て、今、この固定メンバーに私は自信を持っている。長年のパートナーであり、バンドを一緒に牽引してきた山口君を失った喪失案は実は未だに私を覆ってはいるが、前を向き、このバンドを継続していきたい。

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