知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

入所施設や通所事業所の対策は?

2020年03月15日 | Weblog
世間は、新型肺炎の件で大騒ぎですが、それでも職場は動いており、簡単に休むわけにはいきません。

現在、現場との直接的な関りはありませんが、実際に現場の声を聴いていると、今までの医療体制(病気に対する)にかわりはないようです。
つまり、以前からも、インフルエンザやノロやO157等、様々な病気に対する対応があります。

特に、入所施設になると、本来病気が持ちこまれるのは、外部(職員・通院や外出・保護者等)からであり、これを遮断していれば、それほど大騒ぎすることはありません。
ただ、一度入ってしまうと、そこは隔離状態になります。

幸い、なんとか隔離状態にするための居室(元気な方に移動してもらうことになる)を、(病気用の)隔離部屋にして、罹患された方を集中的に介護することになります。

しかし、これも確実性でいくと、病院と同様で、絶対的な隔離にはならないので、いずれは、職員や他の利用者にも罹患される方が出てきます。

そういう私も、当時ノロウィルスに看病中に罹患し、ひどい状態になった覚えがあります。

当然、体調管理や健康管理等、十分に職員側が意識して行うことが重要です。


学校関係が、休みになり、逆に個々の管理は誰がするんだ・・・?と不思議に思います。

集団というのは、一気に罹患する可能性もありますが、逆に管理もしやすい面もあります。

こういった急激な新たなウィルスに対応するには、個々の管理が必要になると考えます。


今のように、責任逃れのように各家庭に戻してしまうと、(行政から対応方法も示さずに)現状のような状態では、行政の責任は問われなくても、最終的に苦労するのは誰になるのでしょうかね。


また、通所の事業所や施設になると、また事情は変わってきます。

あくまでも、現在の本人(利用者)の体調管理・通所後の健康管理を十分に行うことで、例えば発熱等がみられる場合は、即帰宅という措置が取られ、他の利用者への影響を最小限少なくするようにされています。


集団というのは、確かに一気に広がる可能性は大きいですが、(いい意味での)管理という面を重視すれば、これほど確実に全員に対して(同じ対応が)行える部分は重要ですね。

また、複数の目があるため、もし体調が悪いとか、状態がおかしい・・・と感じたら、誰かが伝えると思います。

それが、個々の家庭に戻してしまうと、どうなっているのか把握も出来ず、各家庭に任せれば、いい加減なところもあれば、必要以上に対応されるところもありで、ある意味怖いですね。


様々な行事が中止になり、大きな大会やイベントも中止になり、人が集まらないようになってきているようですが、実際は多くの方が集まっていますね。

スーパーマーケットにも人がおり、各地で交通機関は一応動いており、遠出はしないものの、近くへの外出は、今までと同じです。

職場へも出勤しなければならず、結局何が正しいのか?分かりません。

この騒ぎが収まった頃に、徐々に現在の反省点や見直しが行われるのでしょうね。はたして・・・。
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