知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

A型事業所には、GWは必要なのか?

2023年05月08日 | Weblog
ようやく長いGWも終わり、平常運転に戻った感じですね。

実際、私の勤務する就労継続支援A型事業所では、今回GWの出勤者の大幅な減を見越して、5日間休みという方法を取りました。
これについては、特に間違っているとは思っていません。

うちの事業所は、メインの作業が内職業務中心なので、その対象となる業者さんも、当然GWはお休みです。
納品日も、その日数分遅らせているようです。

おそらく、開所しても、日々の出勤者は相当少なかったと想像出来ます。


ただ、一番の問題は、こうした長い5日間の休みを、どう過ごすか?また、生活リズムをどう維持できるか?が
大きな課題でした。

家族や親族が集まった方もおり、またのんびり過ごした方もおり、
今日、久々に出勤して、ようやく働ける・・・という感覚に戻った方も多いようです。

逆に、5日間の休みのせいで、生活リズムが崩れ、朝から随分あくびをしている方もいました。
中には、リズムが取れずに遅刻する方も・・・


そういう方は、基本普段から労働とか勤務についての認識力が低い方が多いですね。

ただ単に、保護者が行けと言うから、働きにきている・・・、とか、特に他に行くところもないから来ている・・・なんて感覚。
保護者も、またこうしたA型で、安穏と仕事をしていれば、能力が低くても、ある一定の給与がもらえるから・・・と
安心されている方もいます。


ただ、A型によっては、施設外就労をメインにされているところは、むしろこのGWは、一番の稼ぎ時で、休めません。

土日を省いて、このGW全期間、開所していたところも多いと思います。
※職員さんの休みは、今後順番に取るみたいですが・・・これもなかなか・・・。


利用者の方にとってみれば、勤務すればそれだけ給与ももらえる訳で、生活費、収入を大事に考えておられる方は、
GWなんか、休まずに働きたい・・・と思っておられたようです。

そういう方は、GW明けでも、しっかり普通通りに勤務されていました。


仕事に従事する、働くという意味合いでは、むしろGWというのは、休むことがいいのか、はたまた勤務するのがいいのか?は、
考え方の問題でしょうが、
1か月の月額給与体制ならば、こうした休みも有効ですが、
A型はあくまでも、給与は勤務日数・勤務時間で算出するので、そういう意味では、開所している方が、利用者さんのためには
有効なのかもしれません(それほど収入を気にかけない方は、普通に休めばいいわけです)。

今回、GWを全休にするという方法を取り、様々なことが分かりました。

おそらく、これ以降は、こういった方法は取らないとは思います。


でも、私個人は、休みたいですが・・・(笑)



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