知的障害者・精神障害者について考えよう

知的障害者施設、作業所やA型B型事業所の経験からの投稿にて、この業界に対する世間の理解を深めていきたいと思います。

高齢者としての自覚

2020年03月24日 | Weblog
今日、元勤務していた入所支援施設の職員と出会い、現在の状況等の情報を得ました。


世間では、新型コロナウィルスで大騒ぎですが、入所施設等では、その対策はどうしても限定されてしまいます。

意識の高い「高齢者施設」では、早々に外部との接触を断ち、いかに入所者を守るか・・・という部分で、対策されています。(比較的、対応が早かったので、高齢者施設での拡散は防げたのでは・・・と思います)。職員さん方は、大変だったろうと感じます。

元勤務していた入所支援施設でも、確実に外部との接触をさけるため、無駄な外出を避け、通院等の最低限必要な部分については、マスク絶対着用等の対応を取っています。逆に、こういうある意味「閉鎖的空間」のある施設のほうが、拡散したときの危険度を、十分に心得ているからとも思います。

ただ、世間的なデマから来る騒ぎで、確実にマスクやトイレットペーパー等は不足状態だということです。

本当に必要な場所に行きわたらない・・・これが一番の問題だと感じます。


さて、こういう高齢者施設等の集団は、職員側や管理側がしっかりしていれば、それなりに拡散は防げますが、世間の一般の高齢者はどうか?と言えば、大きな疑問詞がつきます。


私も、生活の関係で週に何度かは買い物に出かけます。

すると、用事も(買い物もしていない・・・買い物かごを持っていない)高齢者の方・・・主に男性・・・が、売り場をウロウロ・・・。奥さんの付き添い・運転手兼任ならばいいのですが・・・何も用事がない状況で、品物を触って周り、そのままどこかへ・・・という方を数名見かけました。


こういう方は、自分は絶対にコロナウィルスには感染しない・・・と思い込んでいるんでしょうね。(怖い)

そして、逆にこういう方ほど、自分が感染してしまっても、理解が出来ずに、ウロウロして広げていく・・・こういう意識の薄い高齢者が、極一部におられるようです。



高齢者という分類される方々(私も還暦を超え、その一部に・・・)には、意識の高い方と一般的な生活をされている方、またその対面に、自分は長生きしてきたんだ・・・大事にしろ!的な、おかしな考えの方もいらっしゃいます。

自身の高齢化を実際に意識出来ていない方、例えば、自身の身体の衰えや感覚の衰え、また病気に対する抵抗力の弱体化、物覚えの悪さ、記憶のあいまいさ・・・等々。

これを少しでも意識出来てくれば、ああ自分も歳をとったなあ・・・と少しは控えよう・・・と思うものです。


しかし、それがない一部の方は、まだまだ・・・と思って、例えば自動車の運転や、食事の量、世間での行動等をとってみても、よく分かります。


不思議と(という言い方をすればおかしいですが)、私が関わってきた事業所(A型・B型・就労移行・入所等)の様々な障害を持たれた方々は、その意識は十分にありますね。だから”自重”出来るのです。

逆に、健常者でそれまで元気に仕事をされてきた方のほうが、それを認めたくない・・・というか、自覚したくない感じがひしひしと伝わってきます。


それが、様々な事件や事象を引き起こしていると思います。


自分が、少し気が短くなったな・・・と自覚出来れば、列に並んでいても、待つことができるし、店員に文句を言うこともないでしょう。



特に、今は世間はこんな状況です。

私も含め高齢者は、自覚を持って行動しましょう。



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