王に進言した内容、それは
「暇と感じてしまう感情を消してしまわれたらどうでしょうか?
全て消せば憤りや不満も感じなくなるのではないですか?」
もちろんこれは王の暇を潰すためではなく
王自身の感情を消滅させてしまい、廃人にしてしまおうという魂胆。
精神科医である医者は、王がバカで単純なことも熟知しており、この進言をした。
頭の悪い王はこれを実行し、廃人化。
王のいなくなった世界は平和になったというわけ。
先日アップした、事務所に持って来た梅の枝、
えらいもんで蕾がかなり膨らんで来た!
本家の庭の梅木はまだ「蕾固し」なので、窓庭とは言えだいぶ暖かいんやろな。
まだまだ冬本番と思ってたけど、春はもうそこまで。
来週は節分&立春だいっ!
ここは俗にいう異世界だ
この世界では戦争なども起こらず、ここ数百年は平和だった
そんな中に邪魔なモノを消す力を手にした人間がいた
彼の前では壁も、人も、石も、何もかもが無力
その力を悪用し、彼は世界の王となった
今まで何一つ障害物が無い人生だったので、王になってもつまらない
そこで民衆に暇潰しの方法を募った
そこで聡明な一人の医者が進言をした
――そうか…その方法があったか
その後、その国は平和になった
語り手を追っていた黒い物体は黒マントの少女で、
光る球体は悪霊。
黒マントの少女は残念ながら、語り手に取り憑いた悪霊に殺されてしまった。