晴耕雨読 in 神鍋高原

~ものづくり・工場改善の本の紹介を中心に~

ものづくり・工場改善 会社編⑬ー1 豊岡市工業会 ~ものづくり体験~

2022年07月31日 | ものづくり・工場改善 会社編


おもしろい形ですね!!セファランサスという花だそうです。実家の庭に家内が植えています。

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」 
   第456回(2022年8月1日(月)配信)・・・・・毎月第1第3月曜日配信予定
 ものづくり・工場改善 会社編⑬ー1 豊岡市工業会 ~ものづくり体験~
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今回は、但馬地域のものづくり企業さんの集まりである、「豊岡市工業会」さんのご紹介をしたいと思います。
豊岡市工業会は約11年前に設立されたものづくりに関する団体です。10周年の記念誌等によると、地域の経済をものづくりの現場から何とか元気にしていきたいと願う企業の集まりで、豊岡市というより但馬地域のものづくり企業が参加されている団体で、業種も製造業だけではなく建設業そして専門技術・サービス業まで幅広く企業さんが参加されています。

今回、7月23日(土)、24日(日)に豊岡稽古堂で、「ものづくり体験」「事業紹介展示」をされていました。




この記事では、まず、会員企業の製品や技術を使った「ものづくり体験」について紹介したいと思います。当日の「ものづくり体験」場では、将来の職人さんが活躍されていました。2企業さんをご紹介したいと思います。

(尚、写真撮影にあたり、当日の現場におられた企業様の担当者にご了解をいただ上で撮影し、ブログへの掲載の了解をいただいています。)

株式会社 川島建設 様
出石町に本社がある総合建設業の会社さんです。最近は独自プロジェクト「古民家蘇生」にも力を入れられており、今回は木造建築で使用する木材の端部を使ったロボットの組み立てをされていました。


完成品はこれ!

穴が多数開いていますが、ここに木でできた丸ピンを打ち込んで、頭と胴体、胴体と手、胴体と足をつなげていきます。

このガラスのツボに木でできた丸ピンが入れてあります。


そこから丸ピンを取り出し、胴体と手などをくっつけます。写真は胴体と手がつながったところでしょうか。


さらに、足をつけるようです。


木の丸ピンを挿入するために、木槌で何回もたたくので、現場は大変うるさい状態になりました。


でも、完成したら、皆さん大満足のようでした。

株式会社 東豊精工 様
豊岡市でばねを製造されています。記念誌の従業員数110名を見て、わー大きな会社さんだと思いました。精密ばね(板ばね、薄板ばね)を製造されており、線経Φ0.02mmのコイルスプリングなどを製造されています。(ちなみに、線形Φ0.02mmは髪の毛よりも細いですから。)


完成品はこれ!


左側のばねの箱からばねを取り出して、中央のハンドルが付いた機械はハンドプレス(と思われます。詳しくはエキセンプレスといったと思います)で、ばねの端部の処理をするために、お兄さんが左手でばねを固定しています。


ハンドルを回して、ばねの端部を変形させているようです。


ちゃんとできたかな?
この後、子供さんの前にあるカラーボウルを入れて組み立てるようです。


最終的には、このばねを使ったアクセサリーが出来上がります。
できたー!


井上 直久



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