晴耕雨読 in 神鍋高原

~ものづくり・工場改善の本の紹介を中心に~

但馬情報 養父市の養蚕農家宿泊と豊岡市の豊岡1925宿泊

2016年09月04日 | 但馬情報

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第303回記事(2016年9月5日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 但馬情報 養父市の養蚕農家宿泊と豊岡市の豊岡1925宿泊
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8月はとにかく暑かったですね。
やっと9月に入り、涼しくなり始めたとの印象です。
今回は、忙しくて8月中にできなかった、TV番組からの紹介になります。
番組は8月16日TV東京系列で放送された「ガイヤの夜明け」【新時代の”ニッポン観光”始まる】です。

一般的な旅行関係の番組は、観光地や地元のおいしいもの紹介になりますが、
経済番組の「ガイヤの夜明け」ですので、タイトルに’新時代‘とあるように、やはり一味違った内容であり、
田舎の古民家に宿泊し、地元関係のいろいろな体験をするツアーを立ち上げられた、
兵庫県篠山市にある一般社団法人のノオト(代表理事 藤原岳史他1名)の活動の紹介です。

ノオトさんは古民家を再生されて、「NIPPONIA」という古民家宿泊施設を展開されており、
古民家宿泊施設に、丹波地区で1泊と但馬地区で2泊する、ツアーの紹介がされていました。
但馬地区での宿泊は、養父市(のおそらく旧大屋町)の旧養蚕農家と、豊岡市のホテル豊岡1925でした。この2件について詳しく説明します。

旧大屋町は養蚕が盛んで、江戸時代には蔵垣地区の「上垣守国」翁が養蚕の普及のため「養蚕秘録」を出版されています。当時は文字が読めない人が多いので、とにかく絵・絵・絵での説明本になっています。そんな関係もあり、旧大屋町では養蚕が盛んでした。養蚕とは絹をつくる蚕を飼うことです。農家は養蚕のための換気をするため、中三階構造という珍しい構造になっています。特に大杉地区には中三階構造の家が多く残っているようで、兵庫県の景観条例景観形成地区になっています。



ホテル豊岡1925は、1925年に発生した北但大震災後に建てられた「兵庫懸農工銀行豊岡支店」を、豊岡市が市役所の別館として使用していたものをリニューアルして、ホテルにしたものです。なんと、なんと国登録有形文化財とのことです。フェイスブックで感想を読んでみると、「まるで海外にいるみたい。」といった感想が記載されています。また、近くにある日本唯一のお菓子の神社「中嶋神社」にちなみ、お菓子をテーマとした賑わい拠点施設ともなっています。



最後に一言、
正直なところ、但馬には何かがあると誇れるものは少ないと思うのですが、
世の中が、「モノ」志向から「コト(体験)」志向に代わる中で、
何もないと嘆いているより、
足元にある”資源”を見つけ出すようにしたいですね。

                                              井上 直久

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