7月から毎日会社に通勤しています。
電車の乗り換え駅で見るアジサイが、
鮮やかな水色から、薄ピンク色に変わり、さらに花が萎れ始めているのをみると、
もう7月に入り、今年も半年が経過したたのだと思います。
コロナ、コロナの半年でした。
6月末に無病息災を祈り、石清水八幡宮の夏越の祓い(茅の輪くぐり)をしてきました。
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ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
第416回(2020年7月6日(月)配信)・・・・・毎月第1第3月曜日配信予定
企業の知恵で農業革新に挑む! 山下一仁 / ものづくり・工場改善 農業
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「企業の知恵」を活用することで得られる「農業革新」を知りたくてこの本を選択しました。
低迷する農業に企業が参入すれば、農業革新が出来ると推測していましたが、現実は大外れ。
まず、「企業の知恵」なるものがよくわからない。企業が農業に参入するにあたっての経験と
対策を「企業の知恵」と言っているように思いました。
また、「農業革新」も「挑む」ですから、達成された成果というわけでもありません。
本書は基本的には2部構成となっていると思ってください。
2章から7章が企業の農業革新への挑戦。らでぃしゅぼーや、ワタミファーム、セブンファー
ム、カゴメ、パルシステムなどの企業が出てきます。これらの企業は既に農産物の販路を確保
していますので、これらの企業の農業への参入経験から、
農協への対応の仕方
農業委員会への対応の仕方
農民からの土地の借り方
などの、企業の経験が書かれています。今後農業に参入される企業には参考になる点が多数ある
と思います。
敢えて「企業の知恵」というものを書くとすれば、それは事業計画を作成し決算書を作成する点
になるでしょうか。企業の本質的な点です。農家には資本(エクイティ)なる考えがありません。
1章と8,9章が一般的な農業論です。減反や農地法などについての批判がされています。
結論として、
1.農業は制度疲労を起こしている、
2.企業の農業への参入の場合は、農業生産法人が一番適切である、
3.農業は装置産業である、
との印象を強く受けました。
データ
著 者 :山下一仁
出版社 :ダイヤモンド社
出版年 :2010年
ページ数:229p
表 紙 :
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