晴耕雨読 in 神鍋高原

~ものづくり・工場改善の本の紹介を中心に~

経営の本棚 友人推薦編 (1) ザ・ベロシティ ディ・ジェイコブ他

2015年11月08日 | 経営の本棚 友人推薦編

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 ブログ 「晴耕雨読 in 神鍋高原」
 第264回記事(2015年11月9日(月)配信)・・・・・毎週月曜日配信予定
 経営の本棚 友人推薦編 (1) ザ・ベロシティ ディー・ジェイコブ他
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以前から「経営の本棚」というコーナーで経営者向けの本をごく簡単に紹介していました。
ただ、このコーナーでは私の読む範囲に限定されてしまいますので、
幅広く紹介するということで、数名の友人に経営者に読んでもらいたい本等の推薦とコメント文のお願いをしたところ、
推薦する本とコメント文をいただく事が出来ました。
そのため、新たに「経営の本棚 友人推薦編」というコーナーを設けて、
ご紹介をしたいと考えました。

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まず最初は、独立中小企業診断士で勉強会等でよく一緒になる、
チエフル経営研究所の代表の古谷武徳さんの推薦本です。

題名  ザ・ベロシティ 製造業・起死回生のシナリオ

著者  AGIゴールドラット・インスティテュート
     ディ・ジェイコブ/スーザン・バークランド/ジェフ・コックス

訳   三木本 亮

出版元 ダイヤモンド社

コメント

そもそもTOC理論は、トヨタ生産方式の考え方を基に考え出されたものである。

この本は、トヨタ生産方式から派生したリーン生産方式とシックスマグマとTOCを

融合させることを紹介した本である。

内容は、混乱している生産現場にリーン生産方式を採用したことにより、部分最適化が

おこり、ますます混乱が顕著になったところでTOC理論とシックスシグマを融合させる

ことで生産現場の立て直しを行うものである。

ザ・ゴールと同様に小説仕立てになっているので読み易いが、解説本でないため、

概念的にとらえるのが有効である。ただ、トヨタ生産方式、リーン生産方式(IEも含めて)が

うまく運営できない理由は良く理解できる。大所高所から検討するための参考書として

是非とも一読しておきたい一冊である。

写真


                                                 井上三右衛門

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